元2024 6月 中国
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2024年6月25日
夏の脅威!脳卒中リスクを急増させる気象条件とは
2024年1月26日
気温が脳卒中リスクに大きな影響!最新医学レビューが警告
元2024 1月 中国
2021年11月12日
気温が低いときに脳内出血になる日本人の特徴
元2021 10月 日本
2023年6月5日
熱波・寒波:気温変動、脳卒中リスク増大への警鐘
元2023 6月 中国
2016年2月17日
寒い日の脳内出血リスクを1時間刻みで調べた結果、、
元
Low Ambient Temperature and Intracerebral Hemorrhage: The INTERACT2 Study
2016 2月 オーストラリア
脳内出血は冬に増えるが それがどの程度のものかよくわかっていない。
そこで気温と脳内出血リスクとの関連を1時間毎に調べてみたそうな。
1997人の脳内出血患者について直前24時間の気温データとの関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・気温20℃に比べ10℃以下では脳内出血リスクが上昇し、
・10℃では1.37倍、0℃では1.92倍、-10℃では3.13倍、-20℃は5.76倍だった。
・低気温にさらされた3時間以降のはっきりとした関連はなかった。
・1日のうちでは6:00-10:00、20:00-23:00に発症ピークがあった。
脳内出血リスクは低い気温にさらされた数時間内に大きく上昇する、
というおはなし。
感想:
いままでにない なまら詳細な報告だな。
2018年7月7日
心房細動患者が気をつけるべき季節は
元
Seasonal variation in the risk of ischemic stroke in patients with atrial fibrillation: A nationwide cohort study
2018 6月 台湾
脳卒中や心筋梗塞などの心血管疾患は季節の影響をうけ、特に気温の低い秋や冬に発生率が高くなる。
心房細動患者に限定したときの季節と脳卒中リスクについてしらべてみたそうな。
台湾の国民健康保険研究データベースの心房細動患者289559人を3年間フォローして得た34991人の脳梗塞事例について季節と気温との関連を解析したところ、
次のようになった。
・気温のもっとも低い季節である冬に脳梗塞の発生率がもっとも高くなり、月あたり0.33/100人だった。
・夏とくらべたとき 春の脳梗塞リスクは1.10倍で、冬は1.19倍だった。秋は夏とほぼ同じだった。
・1日の平均気温が30℃のときとくらべて20℃を下回ると脳梗塞があきらかに増えた。
大規模調査により心房細動患者の脳梗塞発生率が気温が下がる冬に高いことが確認できた、
というおはなし。
感想:
寒いと赤血球や血小板、血液粘度とかが高まって血がかたまりやすくなるメカニズムがあるんだって。
2015年9月1日
不整脈が脳梗塞になる季節がわかった
元
Cold weather linked to increased stroke risk in atrial fibrillation patients
2015 8月 台湾
気温と脳梗塞との関連を、心房細動患者について調べてみたそうな。
先週の欧州心臓病学会での発表内容。
289559人の心房細動患者を約3年間フォローして、気温と脳梗塞との関連を月ごと、季節ごとに解析したところ、
次のようになった。
・この間に34991件の脳梗塞が起きた。
・平均気温の低い月で脳梗塞リスクが高かった。
・脳梗塞は冬に多く、夏に最も少なかった。
・秋も少なかった。
・2週間内の5℃を超える気温低下で脳梗塞が起きやすかった。
・平均気温30℃の月に比べ20℃を下回ると脳梗塞が明らかに増えた。
心房細動患者は涼しい季節になると脳梗塞を起こしやすくなる、
というおはなし。
感想:
いっぱんに脳梗塞は夏に多いというから変だな、、と思ったら過去記事にもあった。
脳梗塞の季節がやってまいりました。 水分、すいぶん心原性の脳梗塞は夏よりも冬におおい。
水分が不足して血液ドロドロになるから脳梗塞、っていう説はアテにならないってことだよな。
2013年5月26日
【太陽フレア】磁気嵐で脳卒中が増える可能性について
元
The influence of meteorological and geomagnetic factors on acute myocardial infarction and brain stroke in Moscow, Russia.
2013 5月 ロシア
気象条件と地磁気活動度が脳卒中と心筋梗塞に与える影響を調べてみたそうな。
1992-2005のモスクワの病院2施設での脳卒中患者1096人、心筋梗塞患者2833人について、発症当時の気象条件、地磁気活動度との関連を解析した結果、
次のようになった。
・心筋梗塞件数は、気温が上がると減って、地磁気活動度が上がると増えた。
・脳卒中件数は、気温やその変動幅が広がると増えて、地磁気活動度が上がっても増えた。
・低気圧や気圧の急な低下で脳卒中が増えた。
・磁気嵐の間の心筋梗塞、脳卒中のリスクは2-3割増加した。
・気温の低い時期には脳卒中件数が倍増した。
・影響度は、気温>気圧>地磁気 の順で大きかった。
脳卒中の発生は気象条件に影響を受けやすく、
また地磁気活動とも関連があることがわかった、
というおはなし。
そして脳卒中も増える。
ついに脳卒中が宇宙規模の壮大な問題になってきたな...
2012年3月12日
長野県に近づくと脳出血になる可能性について
気象条件と脳卒中との関連を信州大学が調べたそうな。
日々の緊急入院患者数と
その原因である脳卒中、心血管疾患と
気温、気圧、大気汚染物質などとの関連を
季節、曜日、祝日、インフルエンザの影響
なども考慮にいれて解析したところ、
次の結果が得られた。
・前日比で、気温が1度低下するごとに、
その日の心血管疾患での緊急入院患者数が8%増加し、
・脳出血患者は36%増加、
・脳梗塞患者は12%増加した。
また、
・前日比で、気圧が1hPa低下するごとに、
脳出血患者が3%、心不全患者が4%増加した。
日本人の場合、気温、気圧が低下すると
特に脳出血が激増することがわかった、
というおはなし。
感想:
標高が高くて気温の低い長野県には
怖くて もう近寄れない。
2022年7月24日
職場が寒いと脳卒中になりやすいの?
元2022 7月 フランス
2010年9月14日
雨が多い寒い土地の女性は脳卒中になりやすい
Rurality of communities and incidence of stroke: a confounding effect of weather conditions?
2010 9月 日本
脳卒中になりやすさと人口、地理、気象条件との関連を調べたそうな。
12000人以上を10年にわたり追跡した結果、
雨の多い または気温の低い土地に住む女性は
脳卒中にとてもなり易いことがわかった、とのこと。
その仕組みは不明、といった内容。
2011年8月21日
3月の月曜、カラッとした晴天日には脳梗塞に注意
Biometeorological phases influence on stroke morbidity.
2011 8月 セルビア
脳卒中の発生と天候、気温、月、曜日、などとの関連について調べたそうな。
2003-2009に入院した脳卒中患者4700人について
その記録を調査、生物気象学的に解析した。
その結果、
・脳卒中が一番多い月は3月で、2月が一番少なかった。
・週のうちでは月曜日が一番多く、日曜日が最も少なかった。
・6割の患者は市街地に住んでいた。
・男女の割合はほぼ同じだった。
・そのうち約80%が70歳以上だった。
・平均入院日数は12日間だった。
・患者の88%は脳梗塞、9%が脳出血、3%がくも膜下出血だった。
・41%が高血圧、19%が心不全、15%が糖尿持ちだった。
・晴れて天気の良い暖かく湿度の低い日や
寒冷前線の通過に伴い突然天候が変わる霧で曇りがちな日に起きやすい。
ことがわかった、
というおはなし。
感想:
Biometeorology:生物気象学っていう分野があって、
気象と生物との関係を学問するらしい。
で、気象状況を表現するために
こんな分類をしている。(メモ)
biometeorological phases
phase 1 CWD: cyclone, warm, dry;
phase 2 CWW: cyclone, warm, wet;
phase 3 CWF: cyclone, warm front;
phase 4 CCF: cyclone cold front; →低気圧、寒冷前線
phase 5 CCW: cyclone, cold, wet;
phase 6 CCD: cyclone, cold, dry;
phase 7 ACD: anticyclone, cold, dry;
phase 8 ACW: anticyclone, cold, wet;
phase 9 AWD: anticyclone, warm, dry; →高気圧、温暖、乾燥
phase 10 AWW: anticyclone, warm, wet
フェーズ9と4で脳卒中が多いとのこと。
おもしろそう。
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