元2023 10月 ポルトガル
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2023年11月1日
デュアルタスク歩行より有酸素運動が効果的?
2013年12月8日
脳卒中後のボケはエアロビクスで治る
元
Aerobic exercises enhance cognitive functions and brain derived neurotrophic factor in ischemic stroke patients.
2013 11月 エジプト
脳卒中にはなんらかの認知障害がつきものである。
そこで、有酸素運動が認知機能を改善するものかどうか、神経の成長を司るタンパク質に着目して調べてみたそうな。
前頭部の脳梗塞で入院した患者30人について、通常の理学療法に加えて有酸素運動を行うグループと なしのグループに分けてその前後での認知機能テストおよび脳由来神経栄養因子(BDNF)の血中濃度を測定、比較した。
次のようになった。
・有酸素運動グループで認知機能テストスコアが著しく向上した。
・同様に、有酸素運動グループでBDNF濃度も大きく上昇した。
・BDNF濃度の上昇度と認知機能テストのスコアの改善度とは関連があった。
脳梗塞患者の認知機能は有酸素運動で改善した。これは血中BDNF濃度と関係していた、
というおはなし。
2023年4月26日
脳卒中後認知障害への運動療法の効果:メタ分析
元2023 4月 中国
2024年6月6日
脳卒中後の認知機能改善:効果的な運動の種類と時間がついに判明!
元2024 6月 中国
2018年8月4日
認知訓練と運動を組み合わせる効果
元
Effects of combined intervention of physical exercise and cognitive training on cognitive function in stroke survivors with vascular cognitive impairment: a randomized controlled trial
2018 8月 中国
脳卒中のあとは認知障害になりやすい。
認知訓練は認知機能の低下をおさえる効果が期待できる。さらに身体運動が認知機能を改善するという報告もおおい。
しかし認知訓練と身体運動を組み合わせたときの効果についてはじゅうぶんな研究がないのでくわしくしらべてみたそうな。
発症から6ヶ月未満の脳卒中患者で血管性認知障害の225人について次の4グループに分けた。
*認知訓練のあと身体運動
*身体運動のみ
*認知訓練のみ
*ビデオ鑑賞
認知訓練はコンピュータベースの視覚運動、学習、記憶、注意、実行機能などを網羅した60分間のトレーニング。
身体運動は心拍数をモニターしながらの50分間の有酸素運動。
これらを週3回x12週間続けたのち、6ヶ月後まで複数の認知機能評価(Trail Making Part B、Stroop、forward digit span、mental rotation test)をフォローしたところ、
次のようになった。
・79.56%がこの過程を完遂した。
・すべての認知機能評価で、認知訓練と運動を組み合わせたグループがあきらかな改善を示していた。
・特に認知機能改善度は認知訓練や身体運動を単体で行うばあいよりも有意にすぐれていた。
血管性認知障害をしめす脳卒中患者への認知訓練と身体運動の組み合わせは、それぞれを単独で行うよりもおおきな認知機能の改善を長期にわたりもたらした、
というおはなし。
感想:
腕立て伏せをすると論文よみがはかどるのと似たような理由かな。
メモ:
きのう駅の階段を降りる際に左足首のうごきがなめらかで足裏の感覚が戻っている感激をもった。
今年の夏はおなじことがこれで2度め。「暑い」ことと関係があるとおもう。
いつも夏になると脛やふくらはぎがかゆくなる。このかゆさが今年は左足でも右足と同程度にかゆい。暑さのおかげで敏感になってるのか。
2023年7月4日
歩く力が認知を変える:脳卒中リハビリの新パラダイム
元2023 6月 カナダ
2016年8月4日
余暇の過ごし方で脳卒中後の認知症リスクがわかる
元
Relations between Recent Past Leisure Activities with Risks of Dementia and Cognitive Functions after Stroke.
2016 7月 中国
脳卒中のあと認知症になる患者は少なくない。
脳卒中の発症前にどんな余暇活動をしていた者が認知症になりにくいのか調べてみたそうな。
脳卒中患者1013人について、発症前の余暇活動をアンケートして、6ヶ月後の認知症の有無を調べ関連を解析した。
余暇活動は、
*知的活動:読書、麻雀、楽器演奏
*社会活動:教会、ボランティア
*レクリエーション:音楽鑑賞、ガーデニング
*強い有酸素運動:ジョギング、ダンス
*マインドボディ運動:ヨガ、太極拳
*ストレッチ&トーニング運動:ゆっくりウォーキング など
に分けた。
次のようになった。
・この間に88人が認知症と診断された。
・余暇時間を定期的な知的活動に使っていた患者の認知症リスクは0.36倍で、
・次いでストレッチ&トーニング運動の患者で0.37倍だった。
・脳卒中の再発患者でも同様の関連が見られた。
・より多くの活動に参加しているほどミニメンタルステート検査のスコアは高かった。
定期的な知的活動やストレッチ&トーニング運動をしていた脳卒中患者は認知症リスクが低かった。多くの活動に参加していた患者ほど認知パフォーマンスは高かった、
というおはなし。
感想:
ポケモンGOが適しているかも。これまで60匹捕まえた。
2017年9月24日
脳卒中後の運動と認知機能
元
Effects of Physical Activity on Poststroke Cognitive Function.
2017 9月 オーストラリア
脳卒中後の身体活動トレーニングには 認知機能の維持 回復の効果が期待できる。実際 すくなからぬ数の研究がそれをサポートするデータを示している。
これらの研究をまとめて効果的なトレーニングの種類、期間、時期、認知機能的側面についてしらべてみたそうな。
関係するランダム化比較試験を厳選してデータを統合 再解析したところ、
次のことがわかった。
・被験者736人を含む14の研究がみつかった。
・ぜんたいとして身体活動トレーニングは脳卒中患者の認知パフォーマンスに良い影響があった。
・エアロビック(有酸素運動)と筋力負荷トレーニングを組み合わせたときにもっとも認知ゲインが大きく、
・慢性期患者であっても認知パフォーマンスの改善が得られた。
・注意力と処理速度で強くはないが明らかな効果が見られたいっぽう、
・実行機能や作業記憶では有意な効果は確認できなかった。
脳卒中後の身体活動トレーニングで認知パフォーマンスが強化された。この効果は12週間ほどで現れ 複数トレーニングの組み合わせで最大化し、慢性期の患者にも効果的だった、
というおはなし。
感想:
慢性期でもOKってところがやる気にさせる。
2018年10月14日
考え事をしながら散歩する効果
元
A randomised controlled trial of a walking training with simultaneous cognitive demand (dual task) in chronic stroke
2018 10月 イギリス
脳卒中経験者が地域で安全かつ目的をもって生活するためには単に歩けるだけではなく、歩行中の視覚や聴覚からの複雑な状況変化を判断しながら移動できることが必要である。
しかし脳卒中経験者は運動と認知課題を並行して処理する「二重課題能力」が低下していることがわかっている。
二重課題処理能力を鍛えることで脳卒中経験者の身体活動量が増えたとする報告がわずかながらある。
これをたしかめるべく、10週間の二重課題訓練プログラムを実験してみたそうな。
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