元2020 11月 ノルウェー
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2020年12月2日
脳卒中のあと座りっぱなしだと血糖あがる?
2022年11月7日
脳卒中になる座りっぱなしの時間
元2022 9月 中国
2015年10月10日
背もたれ我慢すれば運動したことになるかなぁ、、
元
Characterizing energy expenditure during sedentary behavior after stroke.
2015 9月 オランダ
脳卒中患者のエネルギー消費量を測定してみたそうな。
リハビリ病院の平均年齢61、27人の脳卒中患者について、
臥位、座位、立位、歩行時のエネルギー消費量を測定し、臥位(安静時)の何倍に相当するか(単位:METs)で表現し、歩行能力分類と比較した。
次のようになった。
・背もたれありの座位 1.04METs、
・背もたれなしの座位 1.09METs、
・立位 1.31METs、
・車いす漕ぎ 1.91METs、
・歩行 2.52METs だった。
・歩行能力にかかわらず、座位活動に相当する1.5METs以上のエネルギー消費は車椅子漕ぎと歩行時のみだった。
・例外的に、歩行不可能患者の立位が 1.6METsだった。
座位は背もたれ有無によらずほぼ1.0METsだった。立位であっても1.5METsを下回っていた。車椅子漕ぎと歩行時のみ1.5METs以上の軽運動に相当した、
というおはなし。
感想:
背もたれなしで座ってても 立ってても、寝てるのとあんまり変わんないんだな、、
歩かないといかんな。
2021年5月8日
食後血糖をさげる運動の間隔は
元2021 5月 オーストラリア
2016年4月6日
早くに座らせると回復がよくなるのか?
元
Early Sitting in Ischemic Stroke Patients (SEVEL): A Randomized Controlled Trial.
2016 3月 フランス
脳卒中のあとすぐに座らせると回復が良くなるものか調べてみたそうな。
18歳以上の脳卒中患者138人について
*発症後24時間以内に15分間以上の座位を取らせるグループ
*3日かけて徐々に身体を起こし座位を取らせるグループ
に分けて、3ヶ月後の生活自立度、合併症、入院日数を調べた。
次のようになった。
・3ヶ月後の生活自立度が軽度障害レベルの患者割合は 76.2% vs. 77.3% で有意な差はなかった。
・合併症や入院日数にも違いはなかった。
脳卒中のあとすぐの座位が回復に良いとは思えない、
というおはなし。
感想:
幼児英才教育の是非に通じるものがあるな、、
これ↓思い出した。
ランセット誌:超早期リハビリぜんぜん効果ない
2011年2月14日
仰向け→座位が出来れば心配は要らない。 歩けるようになる。
脳卒中で入院時、
仰向けに寝た状態から自分で座位に移ることのできる患者は
まず確実に歩けるようになる、という噂を検証したそうな。
300人あまりの患者について調べたところ、
約6割の患者は入院時、仰向け→座位が可能だった。
なるほどそれら患者の多くは歩けるようになった、
噂はほんとうだった、という内容。
2022年1月21日
2018年9月21日
ひんぱんな座位の中断は血糖値を改善するか
元
Breaking up sitting time after stroke (BUST-stroke)
2018 9月 オーストラリア
脳卒中経験者のおおくは目覚めている時間の75%を座った状態ですごしているという。
いっぽう食事のあとの血糖値の急激な上昇は血管内膜への酸化ストレスを高め動脈硬化の原因となる。
そこで、脳卒中経験者が座っているときに小休止をはさみ軽い運動をさせて血糖値の改善をしらべてみたそうな。
発症から3ヶ月-10年で症状のかるい脳卒中経験者19人について、
つぎの3パターンの実験を日をわけてランダムに行った。
1)8:00-16:00まで8時間とおして座り続ける。
2)座り続ける時間の30分ごとに3分間のブレイクを入れて立位での軽い運動をする。
3)座り続ける時間の30分ごとに3分間のブレイクを入れて軽いウォーキングをする。
この間、食事を摂り、30分~1時間おきに血液を採取した。
次のようになった。
・血糖値変動曲線下の面積に、座位、立位、歩行での有意な差はなかった。
・インスリンについても同様だった。
脳卒中経験者が座り続ける時間に頻回に軽い運動の時間をはさんではみたものの血糖やインスリンにあきらかな変化はなかった、
というおはなし。
感想:
この調査にはつづきがあって、収縮期血圧を下げることには成功したそうである。
以前は食事のあと失神するくらい眠くなった。たぶん血糖の問題。
ご飯をよそう際に毎回きっちりと計量する習慣をつけてからは眠くなることが激減した。
2018年1月9日
関節の柔軟性から動脈硬化を知る方法
元
Association of body flexibility and carotid atherosclerosis in Japanese middle-aged men: a cross-sectional study.
2018 1月 日本
心肺能力や筋力が低いひとは糖尿病や脳卒中になりやすい。同様に関節をフルに動かすことのできる「柔軟性」の高さもこれらの慢性病に影響すると考えられる。
そこで腕と体幹の柔軟性と頸動脈の動脈硬化度(内膜厚とプラーク形成)との関連をしらべてみたそうな。
35-59歳の健康な男性1354人について腕伸展性テストと座位リーチテストをおこなった。
(腕伸展性テストは下の写真を見ればわかる)
さらに超音波検査で頸動脈の内膜中膜肥厚およびプラーク形成を測定し、関連を解析したところ、
次のようになった。
・腕伸展性テストで腕を伸ばしきれた者は55.0%で、37.8%にプラーク形成が確認できた。
・腕の完全伸展ができた者の内膜厚とプラークはあきらかに小さく、座位リーチ距離は大きかった。
・プラーク形成があった者の完全伸展者割合と座位リーチ距離はあきらかに小さく、内膜厚は有意に大きかった。
腕の伸展性と体幹の柔軟性が動脈硬化と関連していた。さらにこれらの関連は年齢 血圧 血糖 肥満 ライフスタイルに依らなかった、
というおはなし。
感想:
120度くらいが限界で 腕伸ばしきれなかったよ。ショックだ。
2019年9月11日
痙縮が強くなる姿勢
元
Influence of positional changes on spasticity of the upper extremity in poststroke hemiplegic patients
2019 9月 中国
痙縮は脳卒中経験者の20-40%にあらわれるという。
上肢の痙縮は寝ているときよりも立って歩いているときに よりわかりやすい。
片麻痺患者の姿勢と上肢の痙縮についての報告はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。
2018年5月13日
リハビリ病院をはなれたら活動的になった!
元
"Go home, sit less: The impact of home versus hospital rehabilitation environment on activity levels of stroke survivors"
2018 5月 オーストラリア
脳卒中リハビリをする場所が病院か自宅かでその活動内容と時間が変わるものか詳しくしらべてみたそうな。
リハビリ病院2施設にいる脳卒中患者34人に活動計を装着し、
退院直前の7日間と 退院して自宅へ帰った直後の7日間の活動内容と時間を計測し比較した。
2014年5月5日
1年後、歩けるようになっている患者の割合と特徴
元
Walking function at 1-year after stroke rehabilitation: a multicenter study.
2014 1月 タイ
リハビリ病院を退院して1年以内に歩けるようになっている脳卒中患者の割合とその条件を調べてみたそうな。
327人の脳卒中患者についてリハビリ病院を退院したのち1年間追跡調査した結果、
次のようになった。
・そのうち59%(192人)について調査を完了することができた。
・1年後、歩行が改善した者45%、変わらぬ者45%、悪くなった者10%だった。
・44%が歩けない状態から再び歩けるようになった。
・退院直後、歩行可能者は68%だったが1年後には78%になった。
・逆に 7%の者は歩けなくなっていた。
・1年後の歩行と関連のあった項目は、
*退院時の麻痺足を動かす力、
*糖尿病でないこと、
*結婚していること、
*入院時、仰向けに寝た状態から座位に移れること
だった。
リハビリ病院を退院したのちも歩行能力は改善し続けた。1年後、計78%の脳卒中患者が歩けるようになっていた。退院時の麻痺足の力、糖尿病、配偶者の有無、入院時の仰臥位から座位への移動可否がその要因だった、
というおはなし。
2023年12月29日
体幹トレーニングの真実:脳卒中リハビリの未来?
元2023 12月 イギリス
2020年5月26日
脳卒中後の疲労対策は「歩く」
元
2020 5月 ノルウェー
2024年2月28日
起立性低血圧:脳卒中再発と降圧治療の新たな見解
元2024 2月 スウェーデン
2019年8月31日
半側空間無視を瞬時に正す方法
元
Impact of eliminating visual input on sitting posture and head position in a patient with spatial neglect following cerebral hemorrhage- a case report
2019 8月 アメリカ
半側空間無視は損傷脳半球と反対側への注意が極端にすくなくなる症状で、視覚症状について検査されることがおおい。
視覚以外の聴覚、触覚、深部感覚でも半側空間無視は観察される。
また、頭部や体幹、視線の偏りによっても半側空間無視を知ることができる。
これまで 視覚からのフィードバックを減らすことで半側空間無視の症状を軽くできたとする報告がいくつかある。
そこで実験的に半側空間無視の患者の両目を塞いだところ症状が即座に改善した事例があったそうな。
・右脳の基底核と前頭葉に出血をおこした53歳の女性がリハビリ入院してきた。
・左側の麻痺と、視線の右方への強い偏り および姿勢の右方へのきつい傾きをしめしリハビリの実行が困難だった。
・首の可動域は正常。コミュニケーションと認知機能に障害があり視覚検査ができなかったが日常生活の観察から「半側空間無視」と診断された。
・両目遮蔽(binocular occlusion)の直後、頭部位置および体重分布が自発的に左方へもどり、座位での臀部の接地対称性も改善した。
・両目遮蔽を取り除くと3分後には頭部、体重分布、臀部の右方への偏りが戻ってしまった。
・その後は、両目遮蔽をしているほうがリハビリに積極的に参加してくれた。
両目を塞ぐと一時的ではあるものの 半側空間無視患者の姿勢の対称性を瞬時に改善する効果があった、
というおはなし。
感想:
作業記憶容量の低下により視覚刺激を処理しきれないため半側空間無視の症状がひどくなる説↓はただしい。
刺激密度が高いときの半側空間無視
2022年10月10日
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元2022 9月 台湾
2023年1月31日
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元2023 1月 中国
2014年5月18日
脳卒中後の不活発さはいつまで続くのか
元
Physical inactivity post-stroke: a 3-year longitudinal study.
2014 5月 イギリス
脳卒中から3年後までの身体活動レベルの変化を調べてみたそうな。
平均年令76の脳卒中患者74人について、入院中、1年後、2年後、3年後の身体活動状況を調べた。
activePALという装置を身体に付けて1日の活動度を計測記録した。
次のようになった。
・入院中、94%の時間は座るか寝た状態で過ごし、立位の時間は4%、歩行時間は2%だった。
・時間が経つにつれ座位、臥位の時間は減り歩数が増えた。
・3年後、立位の時間が18%、歩行時間が9%になった。
・ウツや左脳損傷、空間無視があると身体活動レベルが依然低かった。
脳卒中になるとほとんどの時間を動かずに過ごす。約1年で身体活動は大きく増加するが、その後の改善は緩やかである、
というおはなし。
感想:
病院の中ではあえて動かない人が優秀な患者。
ある程度動けるようになったら サッサと退院した方がいいと思う。
2022年1月19日
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