元2024 6月 アメリカ
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2024年10月18日
孤独が蝕む命!脳卒中リスクが56%も増大する驚きの事実
2024年9月8日
孤立が脳卒中リスクを66%引き上げる!予防の鍵は人間関係にあった
元2024 9月 中国
2018年4月1日
孤独感と社会的孤立、脳卒中で死ぬのはどっちだ
元
Social isolation and loneliness as risk factors for myocardial infarction, stroke and mortality: UK Biobank cohort study of 479 054 men and women.
2018 3月 フィンランド
孤独感や社会的孤立にさらされていると心筋梗塞や脳卒中のリスクが高くなるとする報告がおおくある。
しかしこれらの調査はいずれもサンプル数がすくなく、心筋梗塞や脳卒中のあとの死亡率までしらべていない。
そこで、孤独感や社会的孤立が心筋梗塞や脳卒中、その後の死亡率にたいして独立したリスク要因であるのかを大規模に調べてみたそうな。
イギリスのBiobank研究の47万人あまりの調査データを使用して解析した。
「孤独感」は 頻繁な主観的孤独 と親しい人に悩みを打ち明ける頻度から、
「社会的孤立」は 世帯人数 友人や家族との交流頻度と社会参加の頻度から評価した。
次のことがわかった。
・平均7.1年間のフォロー中に5731件の急性心筋梗塞と3471件の脳卒中があった。
・社会的孤立は急性心筋梗塞と脳卒中のリスクと相関していたが、他のリスク要因を考慮にいれるとこの相関はほとんど消えた。
・孤独感も急性心筋梗塞と脳卒中のリスクと相関していたが、他のリスク要因を考慮にいれるとこの相関はほとんんど消えた。
・しかし孤独感ではなく社会的孤立だけは他の要因をすべて考慮にいれても死亡リスクとあきらかな相関があり、急性心筋梗塞死亡リスクが1.25倍、脳卒中死亡リスクは1.32倍だった。
孤独感と社会的孤立は急性心筋梗塞や脳卒中リスクと相関をしめしたが、大部分が他の心血管リスクで説明がついた。しかし社会的孤立だけはそれ自体が急性心筋梗塞や脳卒中の死亡リスクと相関があった、
というおはなし。
感想:
他人と心からわかりあえるはずなどないから 人生に孤独感はつきもの。
社会生活を営むのはそのフィールドで生き残るためだから 孤立したら死はとうぜん。
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2018年8月5日
孤独感 社会的孤立と 脳卒中
元
Loneliness, social isolation and risk of cardiovascular disease in the English Longitudinal Study of Ageing
2018 8月 イギリス
孤独感や社会的孤立が脳卒中など心血管疾患のリスクを上げるとする報告が増えている。
孤独感や孤立による喫煙や運動不足、自己肯定感の低下、急性ストレスへの反応変化がそのメカニズムとして考えられている。
主観的な孤独感と客観的な人的関係量のどちらがよりおおきく影響するのか、
イギリス住民を対象とした大規模調査ELSAの記録からしらべてみたそうな。
50歳以上の男女5397人について2004-2010の脳卒中と心血管疾患の発生をフォローした。
孤独感(loneliness)スコアは、孤独感を感じる頻度に関する3種類の質問に1-3点で評価、最大9点。
社会的孤立(social isolation)スコアは、一人暮らし、 子や親戚、友人に会う機会が月1未満、なんらかの社会組織に属さないなどを評価し 最大が6点とした。
次のようになった。
・571人が心血管疾患になった。
・他の要因を考慮にいれても、孤独感があると心血管疾患リスクが1.27倍になった。
・社会的孤立スコアは心血管疾患リスクと関連はなく累積効果もなかった。
孤独感はそれだけで冠動脈疾患や脳卒中のリスクとなり得た、
というおはなし。
感想:
独りで寂しそうにみえるひとでも、本人が寂しいと思っていなければ脳卒中的には問題ではないってことか。
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2021年1月5日
脳卒中後の「孤立」で海馬の再生力が低下
元2020 12月 アメリカ
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2020年7月13日
収縮期だけ高血圧の脳卒中死亡リスク
元
2020 7月 イギリス
2016年4月25日
孤独感 社会的孤立は脳卒中のもと?
元
Loneliness and social isolation as risk factors for coronary heart disease and stroke: systematic review and meta-analysis of longitudinal observational studies
2016 4月 イギリス
孤独感や社会的孤立と脳卒中との関連を調べてみたそうな。
脳卒中など心血管疾患と社会との関わりについての過去の論文を厳選、データを統合 再解析したところ、
次のことがわかった。
・23の論文がみつかり、冠動脈疾患4628件、脳卒中3002件を3-21年間フォローしたデータを得ることができた。
・社会との関係が乏しいと、冠動脈疾患のリスクが29%、脳卒中リスクは32%増加した。
・男女の差はなかった。
社会的関係が希薄だと冠動脈疾患や脳卒中リスクが30%程度増加する、
というおはなし。
感想:
オレは逆だな。仕事辞めて収入途絶えてでもひとりになりたいタイプ。
2016年5月2日
脳卒中の高齢一人暮らしがすぐに死んでしまう理由
元
Reversal of the Detrimental Effects of Post-Stroke Social Isolation by Pair-Housing is Mediated by Activation of BDNF-MAPK/ERK in Aged Mice.
2016 4月 アメリカ
社会的な孤立は脳卒中死亡率に関連する。
高齢者を想定して、高齢ネズミをつかってこのメカニズムを調べるべく実験してみたそうな。
3週間 2匹ずつペアで飼った高齢ネズミ計140匹を人為的に脳梗塞にして、
*1匹飼いの孤立グループと
*引き続きペアのグループに分けた。
3日後、3週間後の死亡率、神経症状、梗塞の体積およびシナプス可塑性に関する84種の遺伝子を調べたところ、
次のことがわかった。
・3日間死亡率 7.1% vs. 14.2%、 3週間死亡率 19.0% vs. 28.5% でいずれも孤立グループが高かった。
・梗塞の体積は明らかに孤立グループで大きかった。
・感覚運動障害および学習、記憶能力がペアグループで大きく改善した。
・シナプス可塑性に関するいくつかの遺伝子の発現が両グループで異なっていた。
・ペアグループでは脳由来神経栄養因子BDNFが増加しミエリン構成タンパク質を調整していた。
脳卒中のあとの社会的な孤立による死亡率の上昇、神経症状の悪化、梗塞の拡大、特徴的な遺伝子発現、BDNFレベルの低下が確認できた、
というおはなし。
感想:
これ↓思い出した。
一人暮らしの男性脳卒中経験者はなぜ長生きできないのか?
2014年12月21日
一人暮らしは脳卒中になりやすく回復しないは本当か?
元
Prestroke Living Situation and Depression Contribute to Initial Stroke Severity and Stroke Recovery.
2014 12月 アメリカ
社会的な孤立は脳卒中の発症と予後の悪化に関連があるとされている。
脳卒中センターの医療記録を使ってそこのところを検証してみたそうな。
社会的孤立度の目安として患者を次の4つに分類した。
*配偶者と生活
*家族と生活
*一人暮らし+訪問サービス
*一人暮らし
入院時の重症度とその後の機能回復程度との関連を解析したところ、
次のようになった。
・一人暮らしの患者ほど入院時の神経症状が重くなく、機能回復も良好だった。
・一人暮らし患者は発症前の自立能力が高かった。
・ちなみに発症前のウツは女性に多く、ウツありの患者は予後が悪かった。
社会的孤立度に関する情報の取得はなかなか難しい、、
というおはなし。
感想:
一人暮らしだからといって社会的に孤立しているわけではないってことなんだろね。
独居老人問題もサバイバル能力を鍛えていると考えれば悪くない話かもしれない。
2014年11月10日
脳卒中やると ひとりの時間がやたら増えて寂しいんだよ
元
Quality of life and loneliness in stroke survivors living in appalachia.
2014 11月 アメリカ
脳卒中経験者の孤独と生活の質(QOL)の特徴を調べてみたそうな。
発症1年未満の脳卒中経験者121人にアンケート調査した結果、
次のことがわかった。
・退院して介護施設へ移った者のQOLは 自宅へ帰った者に比べ低かった。
・喫煙を続ける脳卒中経験者は人間関係に不満があり、孤独とウツのスコアが高かった。
・年齢、性別、他の病気に関わらず孤独を感じていると低QOLだった。
脳卒中経験者の孤独を減らすことでQOLが改善するかもしれない、
というおはなし。
感想:
この記事思い出した。
脳卒中になると友達が減る理由とは
2019年10月12日
Circulation誌:犬飼ってると脳卒中でも死なない
元
Dog Ownership and Survival After a Major Cardiovascular Event A Register-Based Prospective Study
2019 10月 スウェーデン
脳卒中など心血管疾患のあとの、うつや一人暮らし、社会的孤立で死亡リスクが高くなることが知られている。
犬などのペットを飼うと身体活動レベルが上がり、孤独やうつが癒やされ、血圧やストレスの低下につながると考えられる。
ペットを飼うことと心血管疾患による死亡リスクのこれまでの研究はサンプル数がすくなく結論も一致していない。
そこで、犬に限定して大規模にしらべてみたそうな。
2017年4月2日
脳卒中経験者の社会ネットワークの変化
元
A Typology to Explain Changing Social Networks Post Stroke.
2017 3月 イギリス
脳卒中のあと人々は社会との接点をうしないがちになるという。
脳卒中経験者の社会的ネットワークがどのように変化するのかしらべてみたそうな。
シティ・オブ・ロンドンの脳卒中センター2箇所の患者87人について6-15ヶ月ほどフォローしたところ、
次のことがわかった。
・彼らの社会的ネットワークは、多様なつながり、友人ベース、家族ベース、親しい家族のみ、家族なし、のいずれかに分類できた。
・ぜんたいのおよそ3分の1が 多様なネットワークから家族中心のネットワークに移っていた。
・もともと友人関係の強い人や家族のいない人の友人ネットワークは安定していた。
・家族がいない人でさらに社会的に孤立するケースが、脳卒中前の3%から脳卒中後17%に増加していた。
・引きこもりになりがちな要因として 身体障害のみならず地域に根ざしたサポートの不足や精神的なダメージが考えられた。
脳卒中を経験すると社会的ネットワークが変化しがちである。身体的、精神的ダメージにより 家族よりも友人たちとの接点が失われてゆく傾向がある、
というおはなし。
感想:
みな死ぬときはひとりなんだから、その前段階として孤独が深まるのは自然なこと。無理して社会とつながることはないかな。
2017年11月2日
人間関係とBDNF そして脳卒中
元
Associations between social relationship measures, serum brain-derived neurotrophic factor, and risk of stroke and dementia.
2017 10月 アメリカ
人との社会的関係は心身の健康と密接な関連がある。
このメカニズムはよくわかっていないが、たとえば神経の維持 成長 分化を促進するタンパク質:脳由来神経栄養因子(BDNF)がこれを仲介するという説がある。
仲間の多い環境にいるとBDNFが増え これに関連して脳卒中や認知症リスクが低下することが動物実験で示されている。
人間ではどうか、フラミンガム心臓研究のデータを使ってしらべてみたそうな。
3294人の記録について人との社会的関係と血清BDNFおよび脳卒中や認知症との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・社会的孤立度が高いほどBDNFは少なかった。
・交友関係がおおいほど脳卒中や認知症リスクは低かった。
・話を聞いてくれる、アドバイスをくれる、愛情をしめしてくれる人以上に、感情的サポートを得られる人との関係を持つ者の脳卒中や認知症リスクが低く 特に喫煙者でこの関連がつよかった。
人から多くのサポートを得られる状況にある者ほどBDNFはおおく、脳卒中や認知症のリスクは低かった、
というおはなし。
感想:
こころから親身になって話を聞いてくれる人なんて何人もいないんだよふつう。そこを勘違いするとかえって孤独を感じるんじゃないかな。
2014年2月1日
孤立させると「死亡」 元気な相棒がいると「回復」
元
Social interaction plays a critical role in neurogenesis and recovery after stroke.
2014 1月 アメリカ
脳卒中後の他人との関わりは生活の質や死亡率に影響すると言われている。
そこで、梗塞の大きさを含めた脳への直接の影響を調べてみたそうな。
ペアで2週間飼っていたネズミを人為的に脳梗塞にしたのちすぐに、次の3グループに分けた。
*1匹だけにする
*脳梗塞ネズミとペアにする
*健康ネズミとペアにする
そして3日後の梗塞の大きさ、30日後の生存率を調べた。
比較のため、脳梗塞後3日間1匹だけにした後、上記3グループに分けた場合についても検証した。
次のようになった。
・脳梗塞後すぐの孤立化で梗塞の大きさと死亡率が著しく増大した。
・健康ネズミとペアにした場合は脳梗塞ネズミと一緒よりも死亡率はずっと低かった。
・梗塞後3日間孤立させた場合、その後のペア分けに関わらず梗塞の大きさは同じだった。
・健康ネズミと一緒にすると、他の2グループよりも行動回復と神経成長を示すタンパク質の増加が著しかった。
脳卒中のあとの環境がとっても大事、
というおはなし。
感想:
・元気になってもらいたかったら個室に入れてはいけない。
・身近に脳卒中患者がいたら同情して一緒にクヨクヨしてはいけない。
ってことかな?
2013年11月15日
脳卒中患者が孤独を感じると どうなってしまうのか?
元
Social isolation after stroke leads to depressive-like behavior and decreased BDNF levels in mice.
2013 11月 アメリカ
社会隔離された環境にいた人や動物は、脳梗塞の予後が良くないことが知られている。おなじことが脳卒中のあとにも当てはまるかどうか実験してみたそうな。
人為的に脳梗塞にしたネズミを使って、亜急性期および慢性期に社会隔離する状況を作り、機能的、脳組織的影響を調査した。
次のようになった。
・仲間と一緒にしたネズミに比べ、隔離ネズミは脳組織の虚血ダメージがひどかった。
・また、行動もウツ状態に似たパターンを示した。
・脳卒中後すぐに隔離したネズミでは神経成長を促すタンパク質が減少していた。
脳卒中後の社会隔離環境はネガティブな影響しかなく、ウツや不安の原因にもなりうると考えられた。
孤独を感じている脳卒中患者をはやく見つけ出すことで症状の悪化を防ぐことができるかもしれない、
というおはなし。
感想:
脳卒中患者の個室は禁止だね。
2010年3月8日
失語症、孤独、社会とのつながり
Psychological distress after stroke and aphasia: the first six months.
精神障害に近い心理的苦悩は、
脳卒中後の時期によりその程度が異なり、
失語症の有無は必ずしもそれに関連しない。
孤独感、社会組織とのつながりを感じることのできない状態が
その心理的苦悩を悪化させるおもな要因である、とのこと。
これはおおいに理解、共感できる。
2011年4月18日
【危うく】 脳内出血で孤独死 → 隣人が異臭に気づいて通報
Neighborhood Cohesion Is Associated With Reduced Risk of Stroke Mortality.
2011 4月 アメリカ
ご近所付き合いと脳卒中死亡率との関係を調べたそうな。
5000人以上(平均年令74歳)について11年あまり追跡した。
この間に186人が脳卒中で死亡した。
ご近所さんとのお付き合いの頻度や程度をスコア評価した。
その結果、
ご近所付き合いが増えるほど脳卒中死亡率が下がることがわかった。
脳卒中の発生率に違いは見られなかった、
というおはなし。
孤独死する可能性を言っているのかな?
となりに誰が住んでいるかなんて、東京じゃだれも気にしないよね。
2011年5月9日
歯医者にかかったばかりに大阪弁になったらオレは泣く (;_:)
Foreign Accent Syndrome: Oregon Woman Wakes From Surgery With Accent
2011 5月 アメリカ
アメリカ人のカレンさんが歯医者に行ったあとに突然
イギリスなまりで話すようになってしまった。
この症状は
外国語様アクセント症候群(foreign accent syndrom)
といって、これまで世界中で60件ほどしか報告がない
非常に稀な症状である。
脳の どこかわからない特定の部位がピンポイントで障害を受けると生じると考えられている。
この症状によって、他人にバカにされ、社会的に孤立してしまうひともいるらしい。
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回復と予防のヒント100記事(2017年1月までのぶん)
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