元
Cardiovascular fitness is improved post-stroke with upper-limb Wii-based Movement Therapy but not dose-matched constraint therapy.
2016 2月 オーストラリア
脳卒中をやると心肺持久力が健常者の半分になると言われている一方、この問題は見過ごされることが多い。
そこで、上肢リハビリ法の種類によって心臓血管反応が異なるものか調べてみたそうな。
脳卒中患者46人を次のグループに分け、
*Wiiを使った上肢リハビリ
*CI療法
訓練中の心拍数、歩数および 訓練終了後の上肢機能、6分間歩行テストの結果を比較したところ、
次のことがわかった。
・両グループともに上肢機能が改善した。
・最高心拍数はWiiグループで33%増加し、心拍回復速度は40%速くなった。
・CI療法グループでは最高心拍数が高く心拍回復速度も速かったが、向上はなかった。
・訓練中の歩数はWiiテニス時で88%、Wiiボクシング時では21%増加したが、
・CI療法ではほとんど動いていない状態のままだった。
・6分間歩行距離はWiiグループで8%、CI療法グループで4%延びた。
・Wiiを使った上肢リハビリは心肺機能に明らかな改善があった。
・一方 CI療法は心臓血管系に対し強いストレスになっていただけだった。
Wiiリハビリなら上肢と心肺機能を同時に改善することができる、
というおはなし。
感想:
CI療法は新たな治療法の引き立て役としての不動の地位を確立した感。
これ↓思い出した。
Wiiリハビリの効果をCI療法と比較してみた