元2024 3月 中国
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2024年3月25日
高齢者の認知の謎を解明:ラクナ梗塞の位置が明かす重大な影響
2021年4月6日
ラクナ梗塞後の記憶障害は再発のきざし
元2021 3月 アメリカ
2022年1月31日
軽い脳梗塞を2回やったときの認知症リスクは
元2022 1月 アメリカ
2023年12月25日
脳卒中後の認知症、治療可能な危険因子とは?
元2023 12月 ドイツ
2021年8月20日
降圧薬でラクナ梗塞が予防できるは本当か?
元2021 7月 中国
2017年5月14日
ラクナ梗塞後のアパシーと認知機能障害
元
Apathy, but not depression, is associated with executive dysfunction in cerebral small vessel disease.
2017 5月 イギリス
脳小血管病はラクナ梗塞などの非常に細い血管の病気をさし、血管性認知症の原因ともなる。
脳小血管病患者にアパシー(無気力)やうつがどのくらいいて、特定の認知機能障害と関連があるものかしらべてみたそうな。
ラクナ梗塞の患者196人と健康な300人についてアパシーやうつ程度を調べる検査、
および記憶、遂行機能、処理速度、見当識のテストを行い比較したところ、
次のことがわかった。
・脳小血管病患者のうち15.8%がアパシーのみを示し、11.8%がアパシーとうつの両方、1.0%がうつのみを示した。
・アパシーがあると認知機能が低下し、とりわけ遂行機能と処理速度が低下した。記憶や見当識とは関連がなかった。
・うつは認知機能の低下とは関連しなかった。
アパシーは脳小血管病によくある症状で遂行機能や処理速度の低下と関連があった、
というおはなし。
感想:
いままでアパシーとうつの違いがよくわかんなかったんだけど、すこし見えてきた気がするよ。
2019年2月15日
Stroke誌:人工甘味飲料でラクナ梗塞2倍
元
Artificially Sweetened Beverages and Stroke, Coronary Heart Disease, and All-Cause Mortality in the Women’s Health Initiative
2019 2月 アメリカ
砂糖飲料と心血管疾患との関連はよく調べられている。いっぽう人工甘味飲料と心血管疾患との関連についての調査は限定的でかつ結論に一致をみていない。
そこで 閉経後女性10万人を対象とした健康調査(Women’s Health Initiative study)のデータを用いて、脳卒中の種類別にその関連をしらべてみたそうな。
50-79歳の女性93676人を12年間フォローした結果、
次のことがわかった。
・64.1%は人工甘味飲料はまったく摂らないか週1回未満で、5.1%のみが1日2回以上摂っていた。人工甘味飲料を多く摂る者は脳梗塞のリスクが高く、とくにラクナ梗塞になりやすかった、
・人工甘味飲料をほとんど摂らない群にくらべもっとも多く摂る群の脳卒中リスクはあきらかに高く、
・脳卒中全体でリスク1.23倍、脳梗塞は1.31倍だった。脳出血のあきらかなリスク上昇はなかった。
・糖尿病や心血管疾患歴がなくても人工甘味飲料を高頻度に摂る者のラクナ梗塞( small artery occlusion)リスクは2.44倍だった。
・これらの関連はBMI30以上の者で顕著だった。
というおはなし。
感想:
おデブさんほどカロリーを気にして積極的に人工甘味飲料を摂るから、、、という影響もあるようだ。
Stroke誌:ダイエットコーラで脳卒中と認知症が3倍に
2018年5月12日
Stroke誌:降圧薬のラクナ梗塞予防効果は
元
Effect of Antihypertensive Medication on Cerebral Small Vessel Disease
2018 5月 オランダ
脳小血管病(cerebral small vessel disease)はMRIでの白質高信号域、ラクナ梗塞、微小脳出血、血管周囲腔の拡大、微小皮質下梗塞、脳萎縮の総称である。
脳小血管病がひどくなると認知障害や歩行問題が生じる。
高血圧は脳小血管病のリスク因子である。
しかし降圧薬治療は太い脳動脈の疾患予防には有効であるが 脳小血管病への効果はいまだあきらかでない。
その関連をしらべるべくこれまでの研究のメタアナリシスをやってみたそうな。
降圧薬治療と脳小血管病に関する信頼性の高い研究を厳選して、データを統合 再解析したところ、
次のようになった。
・被験者1369人について28-47ヶ月間フォローした4つの研究がみつかった。
・降圧薬治療グループでは白質高信号域の拡大があきらかに小さかった。
・2つの研究は脳萎縮についても調べていたが全く逆の結論だった。
・他の脳小血管病との関連をしらべた研究はなかった。
降圧薬治療は白質高信号域の拡大を防ぐ効果があったが 脳萎縮には効果はなかった。ラクナ梗塞や微小脳出血 等への影響の研究はなかった、
というおはなし。
感想:
おどろいた
降圧薬でラクナ梗塞や微小脳出血を防げるというのはいまだ「信念」レベルってことか?
2021年1月9日
脳卒中後の「無気力」は認知症の兆し
元2021 1月 中国
2017年10月19日
脳の白質病変が小さくなる簡単な方法 RICとは
元
Remote Ischemic Conditioning May Improve Outcomes of Patients With Cerebral Small-Vessel Disease
2017 10月 中国
ラクナ梗塞、微小脳出血や白質病変は脳小血管障害(cSVD)とも言われ、血管性認知症の主な原因でありアルツハイマー病とも関係すると考えられている。
しかしcSVDの有効な治療法はない。
いっぽうで 遠隔虚血コンディショニング(RIC)はターゲットとなる臓器から離れた組織に虚血再灌流を短時間繰り返すことで保護効果が得られるとする現象である。
最近では脳卒中の再発予防や抗炎症 抗血栓効果、さらには白質病変や脳の灌流状態を改善する効果の報告もある。
そこで遠隔虚血コンディショニングの脳小血管障害と軽度認知障害への効果を実験でたしかめてみたそうな。
cSVDで軽度認知障害の患者30人について、RICグループ14人と偽RICグループ16人にわけた。
RICは両腕に巻いた腕帯を200mmHgの圧力で締めつけ、そして開放する。このサイクルを5分間に5回行い、1日2セット、1年間継続した。
偽RICでは締めつけ圧力を50mmHgにして血流が止まらないようにした。
次のようになった。
・1年後、白質病変体積がRICグループではおおきく減少し(9.1→6.5cc)、偽RICでは有意な差は生じなかった。
・ラクナ梗塞の数は両グループで差はなかった。
・視空間認知と実行能力はRICグループで明らかにすぐれていた。
・RICグループでは中性脂肪、総コレステロール、低密度リポ蛋白、ホモシステインがおおきく減少していた。
・中大脳動脈の脈動性にも差が生じていた。
遠隔虚血コンディショニングには脳小血管障害の白質病変を小さくし、認知能力の衰えを遅らせる効果がありそうだ、
というおはなし。
感想:
これは流行る予感。
[遠隔虚血コンディショニング]の関連記事
2020年3月10日
むちゃ飲み脳梗塞の実行機能
元
Executive Dysfunction Related to Binge Drinking in Ischemic Stroke
2020 3月 フィンランド
Binge drinking(酒のむちゃ飲み)は通常飲酒量(エタノール13.5グラム相当)の5倍以上を1度の機会(2時間以内)に飲む場合をさす。
アルコール使用障害(alcohol use disorder)に至らないレベルのむちゃ飲みでも認知機能のとくに実行機能や言語記憶に障害があらわれやすいとする報告がいくつかある。
脳卒中経験者の35-90%は認知機能に障害をもつという。
そこで脳卒中患者でのむちゃ飲み歴の認知機能への影響についてくわしくしらべてみたそうな。
2014年12月19日
片足立ち20秒未満 →小さな脳梗塞や脳出血の可能性高!
元
Association of Postural Instability With Asymptomatic Cerebrovascular Damage and Cognitive Decline
2014 12月 日本
脳卒中のもとになる無症候性のラクナ梗塞や微小脳出血と高齢者の姿勢安定性との関連を調べてみたそうな。
平均年齢67、健康な1387人について片足立ち可能時間を計測した。同時にMRIも撮影。さらに認知機能の検査を行い関連を解析した。
次のようになった。
・片足立ち時間が短い人ほど、特に20秒未満であるほど、脳微小血管障害箇所が多かった。
・ラクナ梗塞や微小脳出血が2箇所より多くある人の 3人に1人は片足立ち時間20秒未満だった。
・片足立ち時間が短い人には脳微小血管障害箇所の数に関わらず、認知機能の低下も見られた。
姿勢の不安定さは健康な人であっても脳の早期病変との関連があることがわかった、
というおはなし。
感想:
さっそく親を片足立ちさせてみるわ、、、
2022年2月27日
くも膜下出血後の無気力
元2022 2月 中国
2021年1月14日
砂糖が入った甘いおやつを毎日食べるべき理由
元2020 12月 スウェーデン
2021年4月28日
被殻出血は若年者におおい
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2021年4月13日
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元2021 4月 スペイン
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