元
Nut Consumption and Risk of Cardiovascular Disease.
2017 11月 アメリカ
ナッツは不飽和脂肪酸や食物繊維、ミネラル、ビタミン、他の生理活性物質をたくさん含む食物であり、脳卒中など心血管疾患の予防効果があるとおおく報告されている。
しかしこれらの調査はナッツの種類を区別していないものがほとんどで、とくにピーナッツは豆科であり他のナッツのように木の実ではない。
そこでピーナッツを区別してナッツと脳卒中など心血管疾患との関連をしらべてみたそうな。
1980-2012および1991-2013の看護師健康調査から健康な女性76364人と92946人、
さらに1986-2012の医療従事者健康調査から健康な男性41526人について、
4年ごとに取得された食事内容調査の結果と心血管疾患との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・およそ25年のフォロー期間中に脳卒中5910件を含む心血管疾患14136件がおきた。
・ナッツ全体の摂取量がおおいと心血管疾患はすくなかったが、脳卒中との関連はあきらかでなかった。
・1回28グラムのナッツを週に5回以上摂るグループの心血管疾患リスクはほとんど摂らないグループよりも14%低く、
・ピーナッツを週2回以上で脳卒中リスクは10%低下、くるみを週に1回以上摂ると脳卒中リスクは17%低下した。
・ピーナッツバターと脳卒中リスクの関連はなかった。
3つの大規模調査からピーナッツやくるみをよく摂ると脳卒中など心血管疾患の予防になることがわかった、
というおはなし。
感想:
いままで以上にピーナッツをたべようと思う。