元
Social Network Trajectories in Myocardial Infarction Versus Ischemic Stroke.
2018 4月 アメリカ
心血管疾患のうち とくに脳卒中になったあとは社会とのつながりソーシャルネットワークが縮小するとかんがえられる。
しかし長期のくわしい研究がないのでしらべてみたそうな。
5888人を11年前後フォローした The Cardiovascular Health Study の結果から
患者平均年齢73.5、心筋梗塞395人 脳梗塞382人のデータを抽出した。
患者のソーシャルネットワークは 高齢者の家族と友人 社会サポートを評価する "Lubben Social Network Scale" スコア(LSNS)で表され 関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・心筋梗塞のあとソーシャルネットワークのスコアの傾向はそれ以前(-0.01/y)とほぼ変わらず(-0.06/y)安定していたが、
・脳卒中のあとはスコアがあきらかな減少傾向(-0.14/y)に転じた。
心血管疾患後のソーシャルネットワークは心筋梗塞では変化がなかったが、脳卒中ではわずかではあるがあきらかな減少傾向をしめした、
というおはなし。
感想:
うえのグラフみるとイベント直後のスコアの落ち込みとその後の減少傾向がおもったよりわずか。
LSNSは本人へのアンケートだから、認めたくないだけで実は友人関係が切れているケースがおおいと思うんだ。経験的に、、