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Effects of isometric resistance training on resting blood pressure- individual participant data meta-analysis
2019 10月 オーストラリア
高血圧は心血管疾患の原因となる。
ライフスタイルのうち身体活動レベルをあげることが高血圧管理に有効とされている。
とくにダイナミックな有酸素運動が効果的と考えられているものの、毎回おおくの時間を要するため続かないことや運動機能に制限のある者には向いていない問題があった。
2013年にアメリカ心臓協会が、握力計をギュッと握るだけのアイソメトリック負荷トレーニング(isometric resistance training:IRT)に血圧を下げる効果があるとし、
その後メタアナリシスでも効果が確認され、2017年にはIRTがクラスⅡBのエビデンスレベル推奨度C として高血圧管理のガイドラインに載るようになった。
しかしメタアナリシスでもサンプルサイズや投薬、その他関連要因のバイアスの影響が除ききれていなかったので、
すべての個人レベルのデータ(individual participant data)を統合して解析する より厳格なメタアナリシスをこころみたそうな。