元
Publication trends in transcranial magnetic stimulation- a 30-year panorama
2019 1月 ドイツ
TMS(経頭蓋磁気刺激)は非侵襲的に脳を刺激できる方法として1985年に考案された。当初は脳の運動野から末梢神経への皮質脊髄路の健全性を調べるための診断機器として使用された。
のちに疼痛や痙縮、脳卒中、パーキンソン病の治療に用いられるようになり、さらに最近ではうつやPTSDといった精神疾患にも応用されている。
TMSが世にでてからおよそ30年間の論文を書誌計量学的に解析してみたそうな。
引用文献データベースをつかって1988-2017までのTMS関連論文を抽出し、
もっとも論文数のおおい研究者、研究所、国、掲載誌、そして対象になる病気名、について調べたところ、
次のことがわかった。
・17492件の研究論文がみつかった。
・年間出版数の傾向は、他のテーマが横ばいなのに対し、TMSは劇的に増加していた。
・研究がもっともかっぱつな国はイギリス、アメリカ、カナダで、
・脳卒中、うつ、パーキンソン病についての研究がおおかった。
TMSの研究論文はこの30年間で激増しており、脳卒中、うつ、パーキンソン病への応用がおおい、
というおはなし。
感想:
論文の数ばかりおおくてあまり成果がでない分野でもある印象。
[結論] rTMSの上肢リハビリ効果について
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