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2019年1月17日

QoLが低いと脳卒中になる?


Using health-related quality of life to predict cardiovascular disease events
2019  1月  アメリカ

脳卒中など心血管疾患のリスク要因として主観的な健康度はこれまでほとんど考慮されてこなかった。

いっぽう主観的健康度と死亡率との関連はすでにあきらかになっている。そこで、健康関連QoLと心血管疾患との関連を大規模にしらべてみたそうな。


45歳以上の3万人あまりを10年間フォローしたREGARDS研究のデータをもちいた。

健康関連QoLはSF(Short Form)-12に従い、身体的サマリー(PCS)と精神的サマリー(MCS)にわけた。
健康度の高さでそれぞれ0-100点を与え、一般人のスコアを50点として調整した。

心筋梗塞、冠動脈疾患、脳卒中の有無との関連を解析したところ、


次のようになった。

・心血管疾患歴のない2229人を8.4年間フォローした記録から、1766件の心血管疾患がみつかった。

・PCS および MCSが50以上にくらべて、いずれも50をしたまわる場合の心血管疾患リスクはあきらかに高く、

・年齢、性別、人種等を調整したリスクは1.46倍で、

・種類別では冠動脈疾患リスク1.54倍、脳卒中リスク1.35倍だった。

健康関連QoLの低さと心血管疾患の発生はあきらかな関連があった。主観的な健康度は心血管疾患のリスク要因とみなしうる、


というおはなし。

図:生活の質スコアと脳卒中リスク


感想:

交通事故のように偶発的におきる脳卒中もあるけど、おおくはそのまえに「なんか調子わるいな、、」という自覚がある、ってことなんだな。

たしかにそのとおりで、1年くらいまえから左手の指の振るえを抑えられなかったおもいで。

2019年1月16日

Neurology誌:かかりつけ医がいれば再発しないの?


Recurrent stroke in midlife is associated with not having a primary care physician
2019  1月  アメリカ

脳卒中患者にとってかかりつけ医(primary care physician)は再発予防のために高血圧やコレステロール、心房細動を管理し、喫煙 アルコールなどの生活習慣を長期に指導してくれるそんざいである。

そこで脳卒中になった時点でかかりつけ医をもっていた中高年患者の再発率についてくわしくしらべてみたそうな。


45-64歳で脳梗塞になった663人について、

かかりつけ医の有無を確認し、
再発と死亡を5年間フォローして関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・最初の脳梗塞時点で、77%にはすでにかかりつけ医がいた。

・全体の5年再発率は14.6%、死亡率は19.2%で、

・かかりつけ医がいなかった者の再発リスクは1.75倍だった。

・死亡リスクとは関連がなかった。

・他の関連要因で調整しても同様だった。

脳梗塞発症時点でかかりつけ医がいた患者の再発リスクはあきらかに低かった、


というおはなし。

図:かかりつけ医と脳卒中の再発


感想:

はたらきざかりで忙しいはずなのに 2時間まち15秒診察の医者のもとへ足繁く通うようなひとは、自身の将来を気遣う意識の高さが尋常ではない。

だから再発率がひくいのはかかりつけ医のおかげではないとおもう。たぶん まいとし初詣を欠かさない人たちについても同様の関連がみられるはず。

2019年1月15日

軽い脳卒中のあとの疲労とQoL


Health-Related Quality of Life and Fatigue After Transient Ischemic Attack and Minor Stroke
2019  1月  スペイン

脳卒中患者が疲労をうったえる率は非常に高い。この疲労感がしばしばリハビリや復職をさまたげる原因になっている。

いっぽうTIAや軽い脳卒中では後遺症はないとされているがじっさいにはなんらかの障害をうったえる患者はすくなくない。

疲労にはいくつもの要因が考えられる。これまでのおおくの調査ではコントロール群を設けたものがほとんどない。

そこでTIAや軽い脳卒中のあとの疲労について認知機能をふくめくわしくしらべてみたそうな。


TIAまたは軽い脳卒中の患者92人と別の病気の患者89人について、

疲労評価スケール(Fatigue Assessment Scale)
認知機能評価(Montreal Cognitive Assessment)
QoL指標(European Quality of Life index)

について3ヶ月後までフォローしたところ、


次のことがわかった。

・強い疲労感をうったえる率は 65.2% vs 23.5%(コントロール)で、

・さらに非常に強い疲労の率は 20.7% vs. 4.5%(コントロール) だった。

・認知機能スコアは、24.1 vs. 27.3 であきらかに低かった。

・疲労スコアが高い者のQoLはあきらかに低かった。

・疲労スコアと認知機能スコアに関連はなく、認知機能スコアはQoLに関連しなかった。

TIAや軽い脳卒中患者の強い疲労感はめずらしいことではなかった。この疲労感は生活の質におおきく影響していた、


というおはなし。

図:脳卒中後の疲労


感想:

経験的に、TIAや軽い脳卒中は症状弱いから病院にゆかずがまんして乗り切っている人ってすくなくないとおもう。

ってことは ひどく疲れた顔してるサラリーマンの脳にはちいさな梗塞や出血があるんじゃないかね。

2019年1月14日

痙縮がウザいので足を切断した 今はマラソンが趣味☆


Woman, 32, CHOSE to have her leg amputated after shock stroke left her with foot spasms - Daily Mail Online
2019  1月  アメリカ
画期的な方法で足の痙縮問題を解決した女性について。

・2013年8月 サラ・カーリー27歳は右脳の梗塞で入院した。

・とくに後遺症もなかったので翌日には退院できた。

・しかし2週間後、左足に痙攣を感じはじめた。やがてつま先が内側に曲がり、頻繁につまずくようになった。

2019年1月13日

Stroke誌:脳内出血は脳梗塞よりもキケンなの?


Do Clinicians Overestimate the Severity of Intracerebral Hemorrhage
2019  1月  イギリス

脳内出血の1ヶ月死亡率はおよそ40%で、急性脳梗塞の4倍に相当する。長期的にも同様で1年後の生存率は46%、75%が死亡か重度の障害をもつという。

このような背景から医師が脳内出血へのネガティブな思い込みをいだいているばあい、よくなる可能性があるのに治療を打ち切ってしまうかもしれない。

いっぽうこれまでの研究から、脳卒中の種類によらず損傷域の体積がわかれば予後を推定できるとする考え方もある。

そこで 医師にCT画像のみから脳内出血と急性脳梗塞の重症度と予後を推定させてどのくらい評価に偏りがあるかしらべてみたそうな。


損傷域体積がたがいに等しい組み合わせの脳内出血33例および急性脳梗塞33例のCT画像について、他の医療情報を隠した状態で33人の医師にその損傷域の体積、重症度、1ヶ月予後について推定させた。


次のことがわかった。

・脳内出血の体積は8mLじっさいよりもおおく、急性脳梗塞の体積は8mLすくなく評価された。

・重症と判断された率は、脳内出血で41%、急性脳梗塞で14%だった。

・予後良好(mRS0-2)と推定された率は、脳内出血で47%、急性脳梗塞は74%だった。

・脳室内出血の有無は推定結果に影響しなかった。

・体積の推定ミスを考慮にいれても、脳内出血は急性脳梗塞にくらべあきらかに悪く予後評価されていた。

医師は脳内出血体積を過大評価した。その数値にかかわらず重症度と予後を急性脳梗塞よりも悪く考えがちだった、


というおはなし。

図:

感想:

出血と梗塞ではCT画像上で見ているものがまったく異なるのだから、体積が一緒だからって同じ結果になるはずがない。

経験的に脳内出血はヤバイと知っているからなのか、もしくは脳室内出血を重視していないことから 単に条件反射的な思い込みで悪く評価しているだけなのかも。

2019年1月12日

やはり自動車衝突事故をおこしやすいのか?


A systematic review of the risk of motor vehicle collision after stroke or transient ischemic attack
2019  1月  カナダ

脳卒中患者にとって自動車運転の再開は重要なリハビリ目標の1つである。

これまで脳卒中と運転能力との関連をしらべた研究はいくつもあるが、自動車衝突事故(motor vehicle collision)についてのものはおおくない。

そこで、いままでの研究をレビューしてみたそうな。


脳卒中またはTIAの経験者がおこした自動車衝突事故(シミュレータも含む)についての研究を複数のレヴューアーが厳選してデータを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。

・論文検索結果5605件から12の研究がみつかった。

・症例対照研究3つのうち1つで脳卒中と自動車衝突事故との関連が指摘されていた。(OR 1.9)

・コホート研究5つのうち1つで脳卒中とTIAで自動車衝突事故リスクが上がるとしていた。(RR 2.71)

・シミュレータを用いた横断研究4つのうち2つで脳卒中経験者の自動車衝突事故リスクは2倍としていた。

これまでのエビデンスから脳卒中経験者はあきらかに自動車衝突事故をおこしやすい、とまでは言えなかった、


というおはなし。

図:自動車衝突事故

感想:

クラクションの音ってどうにかならんのかね。運転再開したころはよく鳴らされた。
感情失禁ぎみなのか「ビー」ってやられるとブチ切れそうになる。

「ピローン」みたいな音にしてほしい。

2019年1月11日

Hypertension誌:脳動脈瘤は腸内細菌のせい


Potential Influences of Gut Microbiota on the Formation of Intracranial Aneurysm
2019  1月  アメリカ

腸内細菌叢のはたらきが炎症の病気 たとえばアテローム性動脈硬化や糖尿病、脳梗塞と関連があることがわかってきた。

また、脳動脈瘤の形成にも炎症がかかわっていることが動物実験で示されている。

そこで腸内細菌叢が炎症反応を介して脳動脈瘤の形成に影響を与えうるものかどうか実験してみたそうな。


高血圧ネズミに抗生物質を複数種類まいにちたべさせて腸内細菌を死滅させた。

3週間つづけた後、ネズミの脳脊髄液にタンパク質分解酵素を注入して脳動脈瘤ができやすい状況をつくった。

脳動脈瘤の発生数との関連を解析したところ、


次のようになった。

・抗生物質によって脳動脈瘤の発生率が 83→6%に減少した。

・抗生物質の投与を脳動脈瘤を誘導する1日まえにやめても、脳動脈瘤の発生率は 86→28%に減少した。

・炎症指標になるマクロファージ浸潤度と関連サイトカインのmRNAレベルも抗生物質により低下していた。

腸内細菌叢が脳動脈瘤の形成に関与しうることを示すことができた、


というおはなし。

図:ネズミの脳動脈瘤

感想:

おもしろい。想像もしなかった。

「腸内環境を整え血管のコブ形成を抑えるはたらきが期待できるトクホ飲むヨーグルト」みたいなものがスーパーに並ぶのか。

かかわった研究者の名が日本人ばかりななぞ。

[腸内細菌]の関連記事

2019年1月10日

Stroke誌:内臓脂肪からみた肥満パラドックス


Impact of Visceral Adipose Tissue on Clinical Outcomes After Acute Ischemic Stroke
2019  1月  韓国

肥満や過体重の脳卒中患者は死亡率が低く回復が良いとするいわゆる「肥満パラドックス」が数多く報告されている。いっぽう「そんなものは存在しない太り過ぎは減量するべき」とする研究結果もある。

このようなちがいが起きる原因として、これまでの調査では肥満指標としてBMI(ボディマス指数)をもっぱら採用してきたことが考えられる。

BMIは筋肉や脂肪といった体組成の差を反映していない。そこで BMIにくわえて内臓脂肪を考慮にいれて肥満と脳卒中回復との関連をしらべてみたそうな。


急性脳梗塞で血栓溶解治療に間に合った患者127人について、

入院時にへその位置で撮影したCT画像から内臓脂肪比率をもとめ、
3ヶ月後の生活自立度mRSスコアとの関連を解析したところ、


次のようになった。

・内臓脂肪比率がたかくなるほどmRS2または1以下の回復良好者数が減少した。

・これは他の関連要因で調整してもおなじだった。

・BMI25以上の肥満患者は肥満でない患者よりも回復が良かった。

・肥満患者のうち、mRS1以下のとくに回復のよかった患者では内臓脂肪比率があきらかに低かった。

内臓脂肪比率のひくい脳梗塞患者はその後の回復が良かった。肥満でかつとくに回復の良かった患者には内臓脂肪があきらかにすくなかった、


というおはなし。

図:内臓脂肪と脳卒中のmRS

感想:

わかりやすく言うと、
筋肉のすくない脂肪でぶよぶよの肥満は好ましくはないけれど、痩せているよりはマシってことのようだ。

だから被験者に内臓脂肪型の肥満がおおいと肥満パラドックスは観測されにくくなる。

2019年1月9日

Stroke誌:家族性脳動脈瘤は破れるサイズもおなじ?


Concordance in Aneurysm Size at Time of Rupture in Familial Intracranial Aneurysms
2019  1月  フランス

家族性脳動脈瘤は、第一近親者(両親または子)の2人以上に脳動脈瘤がみつかる場合を指し、脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血のおよそ10%を占める。

一般人のばあいよりも破裂するリスクが2.5-7倍あるとされる。また おなじ位置に動脈瘤ができやすいこともわかっている。

しかし破裂するサイズについてはわかっていない。もし破裂するサイズも近親者間でおなじであれば、予防処置をすぐにおこなうべきかどうかの判断の助けになる。

そこで、家族性脳動脈瘤の破裂サイズについてくわしくしらべてみたそうな。


オランダ、ドイツ、フランスのくも膜下出血患者で家族性脳動脈瘤のペア68組について破裂時の動脈瘤サイズを解析したところ、


次のことがわかった。

・近親者間の動脈瘤の破裂時のサイズの最大比は、1.2以下が26%、1.3-2.9が57%、3以上が17%で、

・サイズの大きいペア, 小さいペア, 大と小のペアに占める近親者の率にあきらかな差はなかった。

・ぜんたいとして、近親者間での破裂脳動脈瘤のサイズの再現性率は0.10と低かった。

家族性脳動脈瘤の破裂サイズに共通性はみられなかった。近親者にくも膜下出血がいても瘤のサイズは治療方針の参考にならない、


というおはなし。

図:家族性脳動脈瘤の破裂サイズ比

感想:

脳ドックなどでみつかる未破裂脳動脈瘤を「手術するべきか問題」が知る限り30年ほど続いている。さいきんその理由がなんとなくわかってきた。

破裂したあとの再出血予防手術(クリップやコイル)ですら そのリスクとベネフィットについて土台となる信頼できるデータがないので 議論を構築しようがないから、ってことのようだ。↓
Stroke誌:高齢重症くも膜下出血を手術する理由?

2019年1月8日

嚥下障害への低周波数rTMSの効果


Effects of Low-Frequency Repetitive Transcranial Magnetic Stimulation on Swallowing Function and Quality of Life of Post-stroke Patients
2019  1月  トルコ

脳卒中後の嚥下障害にたいして非侵襲的に脳皮質を刺激できるrTMS(反復経頭蓋磁気刺激)を応用した研究がいくつもあるが一致した結果が得られていない。

両脳半球が脳梁を介して互いを抑制しあっているという考え方があって、脳卒中でいっぽうの損傷により健常側への抑制がはずれると損傷脳側への抑制がさらにすすんでしまう。

このとき健常側の亢進した働きを低周波数のrTMS抑えるか、損傷側を高周波数のrTMSで活性化することで崩れた抑制バランスを立て直すことができるという。

これら刺激プロトコールが研究ごとにバラバラであることも結果が一致しない原因と考えられる。

そこで、低周波数のrTMSに限って嚥下障害への効果を検証してみたそうな。


脳卒中の発症から2-6ヶ月の嚥下障害患者28人を2グループに分けた。

両グループには通常の嚥下リハビリを週3回x4週間おこなった。

rTMSグループには最終週に、1HzのrTMSを健常側脳の顎や舌の動きに関連する部位へ1回20分間x5日間 与えた。

比較グループには通常リハビリをおこなった。


次のようになった。

・両グループともに嚥下機能が実験後3ヶ月にわたり改善した。

・改善した嚥下機能にグループ間でのあきらかな差はみられなかった。

・rTMSグループにのみメンタルQoLの改善がみられた。

脳卒中で嚥下障害の患者への低周波数rTMSは期待しないほうがいいかも、


というおはなし。

図:rTMSで嚥下障害治療


感想:

メンタルQoLの改善はかんぜんに「スパシーバ効果」。コントロールにsham刺激をもうけるわけでもなく、しかもたったの1日20分x5日間でどうにかなると考える能天気さは ちょっと雑な感がある。

2019年1月7日

Stroke誌:魚の油を多く摂ると心原性脳梗塞


Marine n-3 Polyunsaturated Fatty Acids and the Risk of Ischemic Stroke
2019  1月  デンマーク

魚を摂ると心血管死亡率が下がるのは おおく含まれるn-3(オメガ3)多価不飽和脂肪酸の効果と考えられている。この効果は冠動脈疾患についてはよくわかっているが脳卒中については研究がおおくない。

さらにn-3多価不飽和脂肪酸の種類であるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)別に調べたものはもっとすくなく、しかも主観的な食事アンケートによる調査しかない。

そこで、身体の脂肪組織を分析してn-3多価不飽和脂肪酸およびその種類と脳卒中との関連を大規模にしらべてみたそうな。


50-65歳のデンマークの57053人について食事アンケートをとり、そのうち3203人の臀部から脂肪組織を採取して成分分析した。

脳梗塞の発生を13.5年間フォローして関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・この間に1879人が脳梗塞になった。

・脂肪組織に含まれるEPAがおおいほど脳梗塞リスクは低下した。

・アテローム血栓性脳梗塞のリスクは、トータルのn-3多価不飽和脂肪酸およびEPA,DHAの摂取量もしくは脂肪組織のEPA率が高いときに 低かった。

・心原性の脳梗塞リスクは、トータルのn-3多価不飽和脂肪酸およびDHAの摂取量もしくは脂肪組織でのそれらの含有率が高いときに 高率だった。

・脂肪組織のEPAはラクナ梗塞のリスクと逆相関にあった。

EPAは脳梗塞のほとんどの種類のリスク低下と関連があった。ただし、トータルのn-3多価不飽和脂肪酸とDHAは多いほど心原性の脳梗塞になりやすくなった、


というおはなし。

図:n-3多価不飽和脂肪酸の摂取量

感想:

さいきん話題のえごま油とかアマニ油もn-3多価不飽和脂肪酸おおし。
NEJM誌:魚油サプリメントの脳卒中予防効果

魚でふせげる脳梗塞と増える脳梗塞
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