元
Passive Detection of Atrial Fibrillation Using a Commercially Available Smartwatch.
2018 3月 アメリカ
心房細動のおおくは無症状で塞栓症をおこすまで気づかない。しかし心房細動をみつけるには長期の心電活動のモニターが必要と考えられている。
スマートウォッチを使った心拍数モニターと機械学習をくみあわせた心房細動検出方法の精度をしらべてみたそうな。
アップルウォッチのアプリケーションを開発して
心房細動347人を含む被験者9750人から取得した心拍データ(1億3900万測定)を用いてディープニューラルネットワークに学習させた。
このアルゴリズムをもちいて、心房細動の電気治療カルディオバージョンを行う患者51人について 治療に並行してアップルウォッチをつけて安静時での心房細動判定能の検証をおこなった。
さらに自己申告の心房細動患者64人を含む1617人の歩行動作中を含む測定データでも判定能を検証した。
次のようになった。
・スマートウォッチ+ディープニューラルネットワークの心房細動診断精度は、12電極の心電図で診断する場合にくらべ、C統計量で0.97、感度98.0%、特異度90.2% で、
・歩行動作中患者の場合は、C統計量0.72、感度67.7%、特異度67.6%だった。
スマートウォッチの脈波センサーとディープニューラルネットワークの組み合わせで心房細動を自動的に検出できる可能性を十分に実証できた、
というおはなし。
感想:
そのうち健康診断のまえにスマートウォッチが貸出配布されるようになるんだろうな。
そして何度も呼び出しを喰らっては最終的に抗凝固薬をだされて、床屋の顔そりで血が止まらなくなるまでがセット。