元脳卒中後のうつはめずらしくなく、数おおくの報告がある。しかしそのほとんどは発症から1年内の調査で、長期にフォローした研究はほとんどない。
Post stroke depression, a long term problem for stroke survivors.
2018 3月 オランダ
慢性期脳卒中患者についてうつの割合と患者の特徴をしらべてみたそうな。
元脳卒中後のうつはめずらしくなく、数おおくの報告がある。しかしそのほとんどは発症から1年内の調査で、長期にフォローした研究はほとんどない。
Post stroke depression, a long term problem for stroke survivors.
2018 3月 オランダ
元
Increased Risk of Pregnancy Complications After Stroke
2018 3月 オランダ
・彼女たちは一般人とくらべて、流産が35.3 vs. 13.5%、胎児死亡が6.2 vs.0.9% と高く、
・とくに出産未経験者は脳卒中ののち、妊娠高血圧が 33.3 vs 12.2%、溶血 肝酵素上昇 血小板低下は9.5 vs 0.5%、32週未満の早期産も9.0 vs 1.4% と高かった。
・また出産経験者の脳卒中再発率は35.2%だった。

元
Multiancestry genome-wide association study of 520,000 subjects identifies 32 loci associated with stroke and stroke subtypes
2018 3月 アメリカ
・ゲノム中の脳卒中に関連する遺伝領域がそれぞれ、アテローム血栓性が6箇所、心原性が4箇所、小血管性が2箇所みつかり、
・また 血圧や冠動脈疾患、心房細動、血栓塞栓症、LDLコレステロール、頸動脈プラーク、白質高信号域等に関連するものなど計32の遺伝領域を特定することができた。
元
Transcranial Direct Current Stimulation Does Not Improve Language Outcome in Subacute Poststroke Aphasia
2018 3月 オランダ
・両グループともにテストスコアは改善したが、
・グループ間のあきらかな差はまったくみられなかった。
元
Association of Atrial Fibrillation With Cognitive Decline and Dementia Over 20 Years: The ARIC-NCS (Atherosclerosis Risk in Communities Neurocognitive Study).
2018 3月 アメリカ
・20年間に2106人が心房細動に、1157人が認知症になった。
・脳卒中などの関連要因を考慮にいれても、心房細動があるだけで認知機能低下スピードが大きく、
・認知症になるリスクは1.23倍だった。
元
Five-year survival, disability, and recurrence after first-ever stroke in a middle-income country: A population-based study in Joinvile, Brazil.
2018 3月 ブラジル
・平均年齢64、399人の5年後について、生存率は52%で、
・なんらかの障害が残っているmRS>2 は20%、これらのうち半数以上が要介護施設に入っていた。
・年間の死亡率はおよそ7%で、生存率はくも膜下出血と脳内出血が脳梗塞よりもずっと低かった。
・5年再発率は12%で、最初の脳卒中が死因の4分の3を占めていた。
元
Default Mode Network Disruption in Stroke-Free Patients with Atrial Fibrillation.
2018 3月 ブラジル
・健常者にくらべ心房細動患者のDMNは、前頭葉(左中前頭回、左上前頭回、前帯状皮質)と左角回、両側楔前部のコネクティビティ(接続性)が減少していた。
元
Risk Factors for and Clinical Consequences of Multiple Intracranial Aneurysms
2018 3月 ドイツ
・脳動脈瘤患者86989人をふくむ174の論文がみつかった。
・これら全体で複数の脳動脈瘤がある者の割合は20.1%だった。
・複数脳動脈瘤の関連要因として、女性、高齢、高血圧、喫煙、脳動脈瘤の家族歴 があげられ、
・彼らは新規の脳動脈瘤ができやすく、そのサイズが大きくなりやすかった。
・複数脳動脈瘤が出血するリスクは日本と韓国でのみ高かった。
脳動脈瘤は次から次へとできてしまうの?
元
Desirable Low-Density Lipoprotein Cholesterol Levels for Preventing Stroke Recurrence
2018 3月 日本
・LDLコレステロールレベルの平均はスタチングループで104mg/dL,比較グループで126mg/dLだった。
・脳卒中とTIAはLDLコレステロールが80-100mg/dL の範囲のときリスクが低下した。
・アテローム血栓性脳梗塞でのみスタチン使用グループであきらかなリスクの低下があった。
・脳内出血リスクはアテローム血栓性脳梗塞と同パターンで、スタチン使用でリスクが高くなるわけではなかった。
・ラクナ梗塞は100-120mg/dL の範囲でリスクが低かった。
脳卒中患者が医師のアドバイスを無視するとき
元
The association of increased drugs use with activities of daily living and discharge outcome among elderly stroke patients.
2018 3月 日本
・平均年齢は78.8、自宅へ退院が226人 自宅以外が191人で、FIM中央値は77だった。
・入院中ふえた薬の種類とFIMの増分は逆相関にあった。
・また 薬の種類が増えると自宅へ退院できる可能性が低下した。
・抗凝固薬は入退院時いずれでも もっともおおく使われ、睡眠薬 抗精神病薬 抗うつ薬 便秘薬が入院中あきらかに増加していた。
元
A Case-Control Study Investigating Simulated Driving Errors in Ischemic Stroke and Subarachnoid Hemorrhage.
2018 2月 カナダ
・全体の30%、脳梗塞の26.7%およびくも膜下出血の33.3%で健常者にくらべ運転パフォーマンスが低かった。
・脳梗塞とくも膜下出血の患者はいずれも車線維持能力が低かった。
・さらに脳梗塞ではスピード維持が、くも膜下出血では右左折能力に困難を示した。
・梗塞の左右脳半球やくも膜下出血の影響領域(中大脳動脈か前交通動脈)の違いは結果に反映しなかった。
・Trail Making Test (TMT)とUseful Field of View test(UFOV)は脳梗塞の車線維持能力と関連し、くも膜下出血は認知機能テストとの関連はみられなかった。
