元
Social functioning following pediatric stroke: contribution of neurobehavioral impairment.
2018 2月 オーストラリア
こどもの脳卒中には新生児期(出生~28日)と小児期(29日~)のものがあり、発生率はそれぞれ1/4000, 1.3-13.0/100000 と考えられている。
彼らの社交能力や神経行動上のもんだいについてしらべてみたそうな。
脳梗塞を経験したこども31人を5年間フォローしたところ、
次のことがわかった。
・社交能力の平均はおおむね正常範囲にあったが、社会適応機能は通常より低かった。
・新生児期にくらべ小児期のこどものかなりの割合で社会適応機能と神経行動にもんだいがみられた。
・これら社交能力の低下はおもに疲労と知的機能(下図PedQL-MFSとKBIT-2:IQ)の結果によるものであり、注意 言語 運動機能 のもんだいではなかった。
こどもの脳卒中ではその発症時期と疲労 知的機能がその後の社交能力におおきく影響するだろう、
というおはなし。
感想:
脳の可塑性あふれるこどもですら疲労で長年なやむのだから、おとなは言わずもがな。