元
Short-term Efficacy of Hand-Arm Bimanual Intensive Training on Upper Arm Function in Acute Stroke Patients: A Randomized Controlled Trial.
2018 1月 中国
脳卒中の急性期は上肢機能の改善がいちじるしい時期である。
さいきん片手訓練よりも両手訓練の成果が注目されている。
これまで脳性小児麻痺患者を対象に開発された両手両腕集中訓練法 HABIT(Hand-arm bimanual intensive training)を脳卒中の成人に応用した例はないので実験してみたそうな。
急性期の脳卒中患者128人をHABITと従来リハビリ(課題指向型訓練)グループにわけた。
HABIT では 1)胸帯の強化、2)触覚、3)両腕の協調、4)手の細かい動作、にフォーカスした訓練をおこなった。
2週間の訓練ののち 成果を比較したところ、
次のようになった。
・上肢機能FMAスコアは 52 vs. 44 でHABITグループがあきらかに高く
・ARATスコアも 35 vs. 33 でHABITグループが高く、運動誘発電位も高かった。
HABITでは急性期脳卒中患者の上肢運動機能の改善度が従来リハビリよりもあきらかにすぐれていた、
というおはなし。
感想:
根性論ではなく科学的なリハビリを、、ってことなんだろな。
JAMA誌:課題指向型訓練 やる意味ない
急性期脳卒中患者へのCI療法は?