元
Prospective Study of Fasting Blood Glucose and Intracerebral Hemorrhagic Risk
2017 12月 中国
糖尿病はあきらかに脳梗塞のリスク要因の1つであるが、血糖値と脳内出血との関連については未だ結論がでていない。
これを大規模に調査してみたそうな。
中国 唐山市の健康な住民96110人について、
2006-2015に2年毎の空腹時血糖値を測定しながら 脳内出血の発生をフォローして関連を解析したところ、
次のようになった。
・この間に755件の脳内出血があり、脳内出血リスクのもっとも低い血糖値は5.3mmol/l(=95.4mg/dl) だった。
・血糖値が4.0mmol/l(=72mg/dl)よりも低い場合や、6.1mmol/l(=110mg/dl)よりも高い場合に脳内出血リスクがあきらかに高かった。
・この関連はなんらかの薬剤使用者を除いても変わらなかった。
空腹時血糖値と脳内出血の関連を大規模に調査した結果、標準的な範囲4.00-6.09mmol/l より高くても低くても脳内出血リスクは高くなった、
というおはなし。
感想:
グラフみると低いときヤバイね。
血糖高いと動脈硬化がすすんで微小動脈瘤ができる。血糖低いのは身体が弱いか高ストレス下にある、ってこと。