元
Residual Effects of THC via Novel Measures of Brain Perfusion and Metabolism in a Large Group of Chronic Cannabis Users
2017 8月 アメリカ
大麻にはTHCという成分により「ハイ」な気分になる向精神薬としての作用がある。
また大麻の使用により脳血流量が増加することが報告されている。そこで常用者についてはどうか、その脳活動をMRIでしらべてみたそうな。
大麻常用者74人と非使用者101人についてMRIを使って脳血流量、脳酸素摂取率と消費量を推定した。
大麻の急性効果を除くために実験の72時間まえから大麻の使用を断たせた。
次のことがわかった。
・大麻常用者の脳酸素摂取率と消費量は非使用者よりも高く、
・脳血流量が右脳の淡蒼球と被殻で多かった。
・脳全体の血流量と右脳の上前頭回の脳血流量が 血中THCレベルと相関していた。
大麻を常用的に摂ることで脳の全体的 局所的血流状態が向上していた、
というおはなし。
感想:
なぜか右脳の被殻に影響するんだな。まさにそこをやられた者としては興味深い。
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