元
Effects of Mirror Therapy Using a Tablet PC on Central Facial Paresis in Stroke Patients.
2017 8月 韓国
脳卒中のあとよだれが垂れたり、口から食べ物がこぼれる、ことばが不明瞭になるなど中枢性顔面神経麻痺の症状を示す患者はすくなくない。
この問題にたいして口腔顔面運動訓練が勧められているが効果はいまひとつである。
こんかい、ミラーセラピーを組み合わせてさらなる改善を試みたそうな。
脳卒中患者21人について1回15分間の口腔顔面運動訓練を、2回/日x14日間行った。
このとき10人の患者グループはミラーセラピーを併用した。
ミラーセラピーでは、タブレットPCの自撮りモードを左右反転するアプリで自分の顔を映し、さらに画像の麻痺側をおおいかくして あたかも麻痺していないかのように見える工夫をした。
顔面麻痺の評価はHouse-Brackmann法を用い、笑ったときの口角から耳たぶまでの距離の変化も測定した。
次のようになった。
・両グループともに顔面麻痺の程度と顔の運動量のおおきさが改善した。
・とくにミラーセラピーグループでの改善程度が著しかった。
タブレットPCを用いたミラーセラピーは脳卒中後の顔面神経麻痺によいかも、
というおはなし。
感想:
これを機に意識してスマホ自撮りやってみた。シャッター押すまでは鏡を見てるのと同じで、撮った写真はその左右反転になってる。
つまり撮るまでは鏡像になるように あえて左右を反転していたんだな。気が付かなかったよ。