元
Shifting gears: An inpatient medical record audit and post-discharge survey of return-to-driving following stroke/transient ischaemic attack.
2017 2月 オーストラリア
オーストラリアでは 脳卒中患者はすくなくとも4週間 自動車運転を控えること、とされている。
いっぽうで 脳卒中患者は自分の運転能力を過大評価するという報告もある。
軽症脳卒中患者への運転復帰指導の現状をしらべてみたそうな。
平均年齢67、軽症脳卒中で自宅に退院した患者78人の医療記録とアンケート調査の結果を解析したところ、
次のことがわかった。
・35%の患者にのみ運転復帰の指導記録があった。
・運転を控える期間を明示された患者は13%のみだった。
・アンケートに回答した31人のうち20人が自動車運転を再開していた。
・21人は運転復帰指導のために呼び出しを受け、
・7人は運転を控えるべき1ヶ月以内に運転を再開していた。
脳卒中患者への運転復帰指導にかんする記録には整合性が欠けていた。必要とする患者に指導がおこなわれたかはよくわからない、
というおはなし。
感想:
上のグラフ、運転再開の理由 1位「できると思ったから」。
あと数十年でほとんどの車は自動運転になる。
『あのころはすごかった。ボケ老人やてんかん、片麻痺患者が好き勝手に運転していたよ、、』と振り返る。
脳卒中経験者は自動車運転をナメきっていることが判明