元
Evaluating the Effect of Cognitive Dysfunction on Mental Imagery in Patients with Stroke Using Temporal Congruence and the Imagined 'Timed Up and Go' Test (iTUG).
2017 1月 フランス
運動イメージは脳卒中のリハビリに深く関わっていて、その能力は実際の運動に要した時間とイメージの時間とのズレで評価できる(Temporal Congruence:TG)。
歩行動作について運動イメージ能力をしらべてみたそうな。
脳卒中患者20人と健常者20人について、
タイムアップアンドゴーテスト:TUG(椅子から立ち上がってひとまわりしてまた座るまでの時間計測)
の実動作とイメージに要する時間(iTUG)をそれぞれ測定した。
運動イメージは、動作を感覚的にとらえる方法と1人称または3人称視点で視覚的に描く方法のいずれでもよしとした。
TG(%)=(TUG-iTUG)/((TUG+iTUG)/2)x100 と定義した。
認知機能テストもおこない関連を解析したところ、
次のようになった。
・運動イメージ能力のズレの大きさTGは脳卒中患者で45%、健常者で24%だった。
・イメージに要した時間iTUGは注意力を測るBells Test スコアと正の相関があった。
脳卒中リハビリに運動イメージ訓練を応用するばあい、患者の注意障害の可能性を考慮するひつようがあるだろう、
というおはなし。
感想:
この↓はなしに似ているとおもった。
重度感覚麻痺がイメージ能力に及ぼす影響とは