元
Effect of Exhaust- and Nonexhaust-Related Components of Particulate Matter on Long-Term Survival After Stroke.
2016 11月 イギリス
大気汚染が脳卒中の発症リスクになるという報告は数多くある。
そこで大気汚染が脳卒中経験者の長期死亡率にも影響するものか調べてみたそうな。
ロンドン脳卒中患者データベースの1800の患者事例をつかって 浮遊粒子状物質PM2.5,PM10と死亡率との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・PM2.5に曝された脳卒中経験者の5年内死亡率は明らかに上昇した。
・特に脳梗塞で高く、前方循環梗塞で2倍、ラクナ梗塞では1.78倍だった。
・PM10でもラクナ梗塞患者の死亡率は1.45倍になった。
・汚染源を排気系、非排気系に分けると死亡率上昇は見られなかった。
脳梗塞のあと大気汚染物質PM2.5に曝されると死亡率が上昇する、
というおはなし。
感想:
黄砂現象も影響しうるってことだよな。
中国からの飛来物質が原因と思われる脳梗塞被害が福岡で多発!