元
Characteristics of Traditional Chinese Medicine Usage in Patients with Stroke in Taiwan: A Nationwide Population-based Study.
2016 4月 台湾
数千年の歴史を持つ中国伝統医学の漢方薬が脳卒中治療にどのように用いられているか調べてみたそうな。
台湾の2300万人が加入する健康保険データベースから100万人ぶんの記録をランダム抽出して脳卒中患者への漢方薬の処方パターンと死亡率について解析したところ、
次のことがわかった。
・23816人の脳卒中事例があり、そのうち12%が漢方薬を使用していた。
・漢方薬の使用期間は12.2ヶ月前後で、
・漢方薬使用者の半数以上が鍼治療も受けていた。
・もっともよく用いられる漢方薬の処方は 補陽還五湯(ほようかんごとう)と丹参(たんじん)の組み合わせだった。
・漢方薬使用者には非使用者に比べ 筋痛と不眠の割合が多かったが、死亡率は低かった。
漢方薬の使用は脳卒中患者の死亡率を下げるのかもしれない。補陽還五湯と丹参の組み合わせがもっともよく用いられていた、
というおはなし。
感想:
これ↓思い出した。
脳梗塞実績No.1漢方薬 → ほようかんごとう