元
Analysis of factors that influence long-term independent living for elderly subarachnoid hemorrhage patients.
2016 3月 日本
高齢のクモ膜下出血患者の予後を調べてみたそうな。
75歳以上のクモ膜下出血患者86人を29ヶ月前後フォローしたところ、
次のことがわかった。
・79%がHunt-Kosnik分類1-3で軽中症相当だった。
・78%でクリッピングやコイル塞栓手術を行った。
・死亡事例の半数は始めの2ヶ月間に起きた。
・自立生活できる者の数は徐々に減少して 28ヶ月で半分になった。
・軽中症患者の自立生活者数半減期間は36ヶ月で、重症患者の場合3ヶ月だった。
・手術のあと自立生活する患者の数は 40ヶ月で半分になった。
・保存治療のあと自立生活する患者の数は 14ヶ月で半分になった。
クモ膜下出血になって重症でなかったら動脈瘤手術を行ったほうが予後は期待できる、
というおはなし。
感想:
クモ膜下出血グレード4でクリッピングとシャント手術して5年くらい経つ 82のピンピンしている女性がわりと身近にいる。
会うたび負けた感がする。