元
Low level of low-density lipoprotein cholesterol is related with increased hemorrhagic transformation after acute ischemic cerebral infarction.
2016 2月 中国
脳梗塞のあと脳出血を起こす出血性変化はめずらしくない。
その関連要因を調べてみたそうな。
脳梗塞患者348人について 入院翌日に空腹時血液検査を行った。1週間後脳の断層像を撮り 出血の有無を調べ関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・35人に出血性変化が確認できた。
・出血性変化のなかった313人に比べ出血性変化のあったグループでは 総コレステロール、HDL LDLコレステロールが低くかった、
・一方 神経症状は重く、糖尿病、心房細動、血栓溶解剤使用者は多かった。
・心原性や原因不明の脳梗塞と出血性変化との関連が強く、
・特にLDLコレステロールは出血性変化に対する保護因子だった。
脳梗塞のあとLDLコレステロール値が低いと出血性変化が起きやすかった。このような患者への脂質低下指導は注意が必要だろう、
というおはなし。
感想:
コレステロールは悪みたいな風潮があって、健康診断すると下限近くでもA判定。オレは健康なんだぁ、、、と 得意になってたら脳に血が漏れた。