元
Effects of different intakes of protein on nutritional status in severe stroke patients
2014 11月 中国
脳卒中患者のタンパク質摂取量の影響を調べてみたそうな。
89人の重症脳卒中患者を1日のタンパク質摂取量ごとにA,B,Cグループに分けた。
A:0.9g/kg
B:1.2g/kg
C:1.6g/kg
7日後、14日後の血液サンプルおよび上下肢の周囲長を測定した。
次のことがわかった。
・14日時点でグループA,Bの上腕周囲長および下腿周囲長が著しく減少した。グループCでは変化はなかった。
・総タンパク質およびアルブミン、ヘモグロビンがグループAでは減少の一途。グループBでは一旦減少して増加、グループCでは減少はなく後半に増加した。
・体筋肉量を反映するクレアチニンは3グループとも変化はなかった。
・タンパク質の代謝産物である血液尿素窒素はグループA,Bで増加したがグループCでは変化がなかった。
重症脳卒中患者の栄養状態を改善するためにはタンパク質を1日あたり1.6g/kgは摂らせると良い、
というおはなし。
感想:
健康なひとでもかなり意識しないと1.6g/kg にはならないだろうな。ぜんぶ肉(含有率20%)で摂るとすると体重50kgで 400g相当の肉を毎日食べなくてはならない。
思い出すに、、リハビリ病院の食事の量は少なかった。体重3キロ以上減った。