元
Missed Strokes Using Computed Tomography Imaging in Patients With Vertigo: Population-Based Cohort Study.
2014 12月 カナダ
めまいがひどくて病院へ行き、CTまで撮ったのになにも見つからず帰宅、その後すぐに脳卒中になってしまった者がどのくらいいるものなのか調べてみたそうな。
2006-2011の救急患者のうち末梢性めまいと診断された41794人のデータを見なおしたところ、
次のことがわかった。
・20.6%に相当する人がCT検査を受けていた。
・そのうち0.29%が30日以内に脳卒中で入院した。
・一方、CT検査を受けなかった者で30日以内に脳卒中になったのは0.13%だった。
・30日以内に脳卒中になるリスクはCT検査を受けたグループで2.27倍だった。
・1年後にはグループ間の脳卒中リスクの差はなかった。
・脳卒中発症日の中央値はCT受けたグループで32日後、CTなしグループでは105日だった。
末梢性めまいと診断された患者の5分の1がCT検査を受けていた。そしてどういうわけかCT検査した患者ほど間もなく脳卒中になりやすかった、
というおはなし。
感想:
普通はCTなんか撮らないのに「撮ってみるか、、」と思わせるほどに症状がひどかったんだろね。
MRIならなにか見つかってたかも。これまで何度もCTの薦めを断ってMRIにしてもらった思い出。