元
The effect of various dual task training methods with gait on the balance and gait of patients with chronic stroke.
2014 8月 韓国
歩行訓練中に運動または認知関連の別の課題を加えた場合の回復程度の違いを調べてみたそうな。
33人の慢性期脳卒中患者について、トレッドミル歩行訓練を1回30分x週3回x8週間行った。
この訓練最中に運動課題、または認知課題を与えた。
運動課題は、ボール投げ、ボタンどめ、水移しなど5種類の計15分間。
認知課題は、連続引き算、単語の反対読み、カウントダウンなど5種類の計15分間。
そして被験者を、
*運動課題x2セット
*認知課題x2セット
*運動課題x1+認知課題x1セット
の3グループに分けてリハビリ後の歩行能力を複数の指標で比較したところ、
次のようになった。
・ タイムアップアンドゴーテストを除く、 Four square stepテスト、10m歩行テスト、6分間歩行テストなどほとんど全てで運動課題+認知課題グループが著しく良い成績を収めた。
脳卒中患者の歩行訓練に別の課題をプラスする場合、運動課題と認知課題を両方行ったほうが一方のみよりも効果が高い、
というおはなし。
感想:
歩きスマホには繊細な指の動きが要求され、同時に考え事に没頭できる。リハビリに最適だと思った。