元
Motor imagery during movement activates the brain more than movement alone after stroke: A pilot study.
2014 9月 アメリカ
実際の動作に運動イメージを組み合わせたときの脳の働きを調べてみたそうな。
58歳前後で右片麻痺の慢性期脳卒中患者7人について、脳機能MRI検査を行った。
検査時に、
*右手を内側、外側にひねる動作を行う。
*上記動作中にノブを回してドアを開閉するシーンをできるだけリアルに頭に思い描く。
の2種類の条件下で各々測定し、結果を比較した。
次のことがわかった。
・ひねり動作のみ場合、左脳の感覚運動野と右の小脳に活動が見られた。
・運動イメージを加えた場合、左の下頭頂小葉と右の背外側前頭前野の強い活動がプラスされた。
訓練動作に具体的な目的のイメージを加えることで、脳卒中患者の運動ネットワークのより広い範囲にアクセスできるのかも知れない、
というおはなし。
感想:
目的意識のない漫然とした動作の繰り返しだけでは リハビリとして不十分なんじゃない?
ってことと理解。