元
Do traditionally recommended cane lengths equally influence walking in patients after stroke?
2014 7月 韓国
脳卒中片麻痺患者の歩行に適した杖の長さを調べてみたそうな。
杖なしで10m歩けるほどではないけど4点杖が必要というわけでもない16人の脳卒中患者について、
地面から
*大腿骨の外側の出っ張り(大転子部)まで、 または
*手首まで
の距離を測り 杖の長さとした2グループに分け、各々の麻痺側の足の歩行パラメータを解析した。
次のことがわかった。
・大転子部までの杖のほうが手首までの杖よりも平均2㎝長かった。
そして 大転子長の杖グループのほうが手首長杖グループに比べて、
・足中段の接地面積が大きく(~20%)、
・圧のかかる軌跡も長く(~10%)、
・つま先にかかる圧も大きかった(~30%)。
・他の歩行パラメータに差はなかった。
片麻痺患者の歩行には大転子部までの長さの杖がリハビリ的に好ましいであろう、
というおはなし。
感想:
入院中は薦められた杖を購入して使っていたけど、長さを気にしたことはなかったなぁ...