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2014年2月13日

リハビリにベストな体重とは


The Effect of Body Mass Index on Stroke Rehabilitation.
2014  2月  アメリカ

ボディマス指数(BMI)とリハビリ病院に入院中の脳卒中患者の回復との関連を調べてみたそうな。


リハビリ病院に入院していた819人の患者について、BMIと機能的自立度評価との関連を解析した。


次のようになった。

・自立能力はBMIによって異なった。

・低体重の患者は肥満、標準体重患者に比べ自立度が低かった。

・さらに肥満までゆかない過体重(30>BMI>25)の患者グループがもっとも自立能力が高かった。


脳卒中リハビリ病院では、過体重な患者ほど自立能力が向上することがわかった、


というおはなし。


感想:

リハビリ病院の食事はとても美味しかったけど、量がとても少なくて退院時には2kgほど体重が減っていた。

太るくらいにガッツリ食べさせるべきだと思った。

2014年2月12日

脳梗塞のけいれん発作はいつ起きたかが大事


Influence of seizures on stroke outcomes: A large multicenter study.
2014  1月  カナダ


脳梗塞患者のけいれん発作が発症時に起きた場合と 入院中に起きた場合とで予後に違いがあるものかどうか調べてみたそうな。


10261人の脳梗塞患者について調査したところ、


次のようになった。

・157人 1.53%が発症時にけいれん発作が起きた。

・208人 2.03%に入院中のけいれん発作があった。

・どちらの場合も患者は若く、神経症状は重く、合併症や死亡率も高かった。

・発症時けいれん発作は女性、手足の麻痺と関連があった。

・入院中のけいれん発作は肺炎や半側空間無視と関連があった。

・入院中のけいれん発作があると重症でない脳卒中患者の合併症、死亡率が高かった。

・入院中のけいれん発作の有無が総死亡率の高さに影響していた。


けいれん発作の質は発症時と入院中とで異なる。入院中のけいれん発作は予後の悪化を意味する、


というおはなし。



横向きにするのが重要


感想:

seizureを調べていて参考になった。資料↓
どこが違うの? ひきつけ けいれん てんかん
 

2014年2月11日

ネットの脳卒中情報はわかり易いか?


A Readability Assessment of Online Stroke Information.
2014  1月  イギリス

インターネット上でアクセスできる多くの脳卒中関連情報の読みやさについて調べてみたそうな。


グーグル検索で脳卒中関連キーワードで上位100内にランクするウェッブページについて、その読みやすさを2種類の指標( Flesch-KincaidSimple Measure of Gobbledygook)で評価した。


次のようになった。

・ Flesch-Kincaidスコアの平均は10.4だった。

・Simple Measure of Gobbledygookスコアの平均は12.1だった。

・半数以上のウェッブページは大卒レベルの読解力が必要だった。

・非営利目的のページは内容がやさしかった。


大衆向けの脳卒中情報サイトはもっとわかりやすい表現にするべきである、


というおはなし。


感想:

このブログは脳卒中経験者向けに、文字の大きさも含めできるだけわかりやすく表現することを心がけてはいるが、口数の少ない性格なので 伝えたいことが本当にわかる人はうんと限られると思う。

2014年2月10日

新生児脳梗塞を経験した子供のQoLは...


Quality of life and functional outcome in early school-aged children after neonatal stroke: A prospective cohort study.
2014  1月  フランス

新生児脳梗塞を経験した学齢児童の生活の質(QoL)と身体機能との関連を調べてみたそうな。


新生児脳梗塞になった子供を持つ家族にアンケートを行いQoLと身体機能について調べた。同年齢の健康な子供についても同様の調査を行い比較した。


次のようになった。

・84人の新生児脳梗塞経験者と74人の健康な子供のデータが集まった。

・片麻痺のある子どもの自立度はそうでない子供よりも低かった。

・QoLは機能回復の程度と関連がなかった。


新生児脳梗塞を経験した学齢児童には、障害があるにもかかわらずQoLが低くないというパラドックスが見られた、

というおはなし。
図:新生児脳梗塞のQOL

2014年2月9日

太っていても健康に気を遣えば脳卒中にならないの?


Is the Association between Healthy Lifestyle Behaviors and Cardiovascular Mortality Modified by Overweight Status? The Japan Collaborative Cohort Study.
2014  1月  日本

過体重な人がヘルシーな生活をしたばあい 脳卒中を含む心血管系疾患での死亡率に影響があるのか調べてみたそうな。


40-79歳の男性18730人、女性24216人ついて、健康的な生活習慣(果物、魚、乳製品の摂取、運動、嫌煙、適度な飲酒、十分な睡眠)と心血管系疾患との関連を約20年間追跡調査した。


次のようになった。

・この間に2412人の心血管系疾患での死亡があった。

・健康生活習慣スコアが高いほど脳卒中など心血管系疾患の死亡率が低かった。

・この関連は過体重(BMI25以上)であっても同様に見られた。

・健康生活習慣スコアの高い人の心血管系疾患死亡リスクは、過体重でないと0.44で、過体重だと0.56だった。


生活習慣の改善による心血管系疾患の予防効果は過体重の人にも期待できる、


というおはなし。


感想:

肥満パラドックスの類かと思ったら、フツーの話だった。

2014年2月8日

退院したての元患者が感じていること


The experience of stroke survivors three months after being discharged home: A phenomenological investigation.
2014  2月  イタリア

脳卒中から退院してすぐの患者がどんな気持ちでいるのかを調べてみたそうな。


平均年令70、15人(男性12人)の脳卒中患者について、リハビリ病院から退院して自宅に戻った3ヶ月後に面談調査した。


次の5つのテーマが明らかになった。

・人生が大きく変わった。

・発症時の生々しい記憶。

・ゆっくりになった生活。

・回復へ向かっている安堵感。

・家族の負担になっている感。


退院して3ヶ月後の脳卒中経験者がどんなことを感じているのかがわかった、


というおはなし。

写真:脳卒中のあと


感想:

そのとおりだね。

2014年2月7日

「肩手症候群」って知ってた? →肩が痛くなって手がむくむ


Post-stroke shoulder-hand syndrome treated with acupuncture and rehabilitation: a randomized controlled trial
2013  11月  中国

脳卒中のあとの肩手症候群に鍼治療が効くものか調べてみたそうな。


120人の脳卒中患者を、
*鍼治療+通常のリハビリ または
*通常のリハビリのみ
のグループに分けた。

鍼治療は毎日×4週間行った。

刺激したツボは、Waiguan (TE 5)Shousanli (LI 10)、Quchi (LI 11)Taiyuan (LU 9) 他2箇所だった。

次のようになった。

・上肢の痛み、運動機能、神経機能欠損、爪床微小循環、臨床症状いずれも両グループで改善した。

・特に鍼治療グループの改善が優れていた。

・ものすごく効いた者の割合は、鍼治療50%、通常リハビリ17%だった。


脳卒中後の肩手症候群には鍼治療と通常のリハビリが効果的かも知れない、


というおはなし。



感想:

脳卒中で肩が痛くなったり、手がむくんだりすることを「肩手症候群」って言うらしい。

経験はしていたけど、そんな名前が付いていることを いままで知らなかった!


複合性局所疼痛症候群(CRPS)の仲間らしい(wikipedia) 
写真:肩手症候群の仲間

2014年2月6日

若いからすぐに回復すると考えるのは ちょっと違うと思う


Young individuals with stroke: a cross sectional study of long-term disability associated with self-rated global health.
2014  1月  スウェーデン

若年脳卒中患者は回復への期待の強さから たとえ軽症であっても障害に長く悩む可能性がある。

そこで若年脳卒中経験者と同年代の一般人について自らが認識する健康度を調べてみたそうな。


65歳以下で、発症後6年までの脳卒中経験者150人と、同年齢層の一般人2661人について健康QOLアンケートを調査を行い、障害との関連を解析した。


次のようになった。

・脳卒中経験者のうち79%は軽症だった。

・健康状態が良くないと考える者の割合は、脳卒中経験者で45%、一般人で15%だった。

・特に 移動能力、自己管理、日常活動、不安や抑うつに健康上の問題を感じていた。

・脳卒中経験者の 余暇活動、仕事、視覚能力、不活発な生活、疲労などへの限界感、制限感が健康認識の低下と関連していた。


若年脳卒中経験者で健康上にネガティブな影響を引きずっている人は案外多い、


というおはなし。



感想:

だから脳卒中は もともと身体能力の低い年寄りほどダメージが少ない、とも言える。


脳卒中になった直後は、一気に20年くらい歳をとったような気がした。

よだれ垂らして、顔にご飯粒が付いていていも気づかない、階段は手すりに捉まり、トイレットペーパーを切る動作もおぼつかない、イメージはあるのに言葉が出ない...


しかしこういった問題が徐々に解決してゆくにつれ いつも若返ってゆくような感動をおぼえる。
この5年間、時間が逆向きに流れているような気がして仕方がない。

2014年2月5日

キネクトリハビリはここまで来た


Kinect Assists Stroke Victims With Home Rehab
2014  2月

マイクロソフトのKinect(キネクト)を用いた「自宅でできる脳卒中リハビリシステム」が、偶然にも同時期に世界の2箇所で誕生した、というおはなし。


1つはソウル大学が開発したもの。




もう1つはカナダのJintronixという企業によるもの。




感想:

患者の動きをリアルタイムに骨格モデルに投影して なにかすごい解析結果をフィードバックしてくれるのかと期待するけど、結局さいごにはテレビゲームのぐだぐだなプレイで終わってしまう...そんな印象を持った。



2014年2月4日

ヒップホップで教育すると貧乏人の子供が猛烈に喰いついてくる


Effect of a Novel Video Game on Stroke Knowledge of 9- to 10-Year-Old, Low-Income Children.
2014  1月  アメリカ

子供を脳卒中発見器として教育するためのゲームを作ってみたそうな。


ニューヨークブロンクス区に住む9-10歳の子供210人に学校で15分間の脳卒中教育用のビデオゲームをやらせた。

次に、自宅でもネット経由で同じゲームができることを知らせた。
http://hiphoppublichealth.org/ (←ここにアクセス)

7週間後、脳卒中テストを抜き打ちで行った。


ゲームはミクロ潜水艇に乗って血管を旅するストーリー。血栓を撃ちながら進んでゆくと突然ゲームが中断されて脳卒中に関するクイズが始まる。これに答えてまた次のステージに進む、の繰り返し。



次のようになった。

・74%の子供が自宅でもゲームをやった。その多くは女の子だった。

・脳卒中に関する知識や救急車を呼ぶべきシーン(FAST)の理解が大きく改善した。

・ネット経由でゲームをした子供の知識はアクセスしなかった子供より、やや良かった。


ビデオゲームを使った子供への脳卒中啓蒙活動は使えるかもしれない、


というおはなし。




感想:

上記リンクのゲームをやってみた。

なぜか背景にヒップホップミュージックが流れている。
貧困病とも言える脳卒中だけに 低所得層の子供を惹きつけるための工夫がヒップホップだったのだろう。
写真:脳卒中ゲーム

2014年2月3日

感情失禁になる患者の割合について


Psychiatric comorbidity and quality of life in patients with post-stroke emotional incontinence.
2013  12月  韓国

脳卒中で泣き笑いの感情をコントロールできなくなる(感情失禁)患者の特徴を調べてみたそうな。


発症2週間以内の脳卒中患者423人について、精神症状評価尺度検査を行った。


次のようになった。

・12.1% 51人(泣き33人、笑い7人、両方11人)が感情失禁だった。

・感情失禁患者は、強迫症や対人感受性、敵愾心と関連があった。

・これらの関連は脳卒中の神経症状や身体的障害によらなかった。



感情失禁は精神病的側面があって、対人関係にネガティブな影響をもたらす。急性期の脳卒中であっても注意を払いたいものだ、


というおはなし。


感情失禁はPBA(スードバルバーアフェクト)とも言われる。その解説ビデオ。



感想:

さいしょの半年間くらいは 人前で笑いが止まらなくなることが何度かあった。

笑いながら心の中で、『これは脳の異常にちがいない』と冷静に観察している自分がいた。
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