元
Young individuals with stroke: a cross sectional study of long-term disability associated with self-rated global health.
2014 1月 スウェーデン
若年脳卒中患者は回復への期待の強さから たとえ軽症であっても障害に長く悩む可能性がある。
そこで若年脳卒中経験者と同年代の一般人について自らが認識する健康度を調べてみたそうな。
65歳以下で、発症後6年までの脳卒中経験者150人と、同年齢層の一般人2661人について健康QOLアンケートを調査を行い、障害との関連を解析した。
次のようになった。
・脳卒中経験者のうち79%は軽症だった。
・健康状態が良くないと考える者の割合は、脳卒中経験者で45%、一般人で15%だった。
・特に 移動能力、自己管理、日常活動、不安や抑うつに健康上の問題を感じていた。
・脳卒中経験者の 余暇活動、仕事、視覚能力、不活発な生活、疲労などへの限界感、制限感が健康認識の低下と関連していた。
若年脳卒中経験者で健康上にネガティブな影響を引きずっている人は案外多い、
というおはなし。
感想:
だから脳卒中は もともと身体能力の低い年寄りほどダメージが少ない、とも言える。
脳卒中になった直後は、一気に20年くらい歳をとったような気がした。
よだれ垂らして、顔にご飯粒が付いていていも気づかない、階段は手すりに捉まり、トイレットペーパーを切る動作もおぼつかない、イメージはあるのに言葉が出ない...
しかしこういった問題が徐々に解決してゆくにつれ いつも若返ってゆくような感動をおぼえる。
この5年間、時間が逆向きに流れているような気がして仕方がない。