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2013年11月7日

脳梗塞直後の出血は 肥満だと少ない


Paradoxical effect of obesity on hemorrhagic transformation after acute ischemic stroke.
2013  9月  韓国

肥満の患者は心血管系疾患の予後が良いことがわかっている。(肥満パラドックス)

急性期脳梗塞患者の出血性変化についてもこれがあてはまるか調べてみたそうな。


365人の急性期脳梗塞患者について、1週間後の出血性変化の有無をMRIで確認した結果、

次のようになった。

・59人、16.2%に出血性変化が見られた。

・肥満度が高いほど、出血性変化の発生は減少した。

・治療内容、重症度など関連要因を考慮にいれてなお、肥満度と出血性変化リスクはおおきく相反した。


肥満パラドックスは急性期脳梗塞患者の出血性変化についても言えることがわかった、


というおはなし。

2013年11月6日

両手準備運動をすると脳が刺激されて上肢リハビリが加速することが判明!


Bilateral Priming Accelerates Recovery of Upper Limb Function After Stroke: A Randomized Controlled Trial.
2013  10月  ニュージーランド
Priming Before Physical Therapy Facilitates Stroke Rehab

脳卒中後の自立の可否は上肢機能の回復にかかっている。

そこで、PTリハビリ前の両手準備運動が脳のバランスと機能回復に影響するか調べてみたそうな。


亜急性期の脳梗塞患者57人について、次の2グループに分けた。

*両手準備運動グループ→PTリハビリのまえに、左右連動する器具を使って両手首を鏡対称に運動させる。
*比較グループ→PTリハビリ前に、前腕に電気刺激を間欠的に与える。

これを15分間×週5回×4週間続ける。

6,12,26週間後の上肢機能を計測、比較した。
また、両脳半球の興奮性をTMSで測定した。


次のようになった。

・12週時点で、もうこれ以上良くなりそうもないってレベルまで回復を遂げた患者の割合は、両手準備運動グループが比較グループの3倍以上だった。

・左右脳半球間のバランスも両手準備運動グループで抜群に良かった。


両手準備運動をすると脳が刺激されて上肢リハビリが大いに加速することがわかった、


というおはなし。

写真:両手準備運動マシーン



感想:

そんな気がしてた。

だって両手、両腕を一緒に動かすと気持ちいいもん。

しびれた左手くんを右手兄さんが手本を示しながらサポートしてくれるような安心感、心地よさを 今でも感じる。

2013年11月5日

tDCSの失語症改善効果はゼロ


No effects of anodal transcranial direct stimulation on language abilities in early rehabilitation of post-stroke aphasic patients.
2013  10月  ポーランド

最近の研究では失語症患者の左脳皮質の興奮性の高まりと言語能力との間に関連があると言われている。

そこで、経頭蓋直流電気刺激(tDCS)の左脳へのプラス電極刺激が失語症の改善に効果があるか調べてみたそうな。


脳卒中で失語症の37人の患者について、左脳ブローカ野へのプラス電極刺激グループと、偽刺激グループに分けて3ヶ月後の言語能力を評価比較した。

tDCSは15日間継続した。両グループには通常の言語療法も行った。


次のようになった。

・両グループ共に改善したが、

・改善程度に差はまったく見られなかった。


脳卒中で失語症患者へのプラス極tDCSはなんの役にも立たなかった、


というおはなし。



写真:tDCS失語


感想:

似たようなことを研究して成果を出してるひとがいっぱいいるみたいだけど、

この研究者は業界の空気を読めなかったのかも知れない。

2013年11月4日

転んでも安全 水中療法の効果を確かめてみた


Effects of an aquatic therapy approach (Halliwick-Therapy) on functional mobility in subacute stroke patients: a randomized controlled trial.
2013  10月  ドイツ
水中療法のリハビリ効果を検証してみたそうな。


発症後2週目以降の脳卒中患者30人について、水中療法グループと比較グループに分けた。
水中療法は1回45分間×週に3回×2週間 +通常のリハビリを週に2回 行った。

比較グループでは、通常のリハビリを週5回×2週間行った。


次のようになった。

・水中療法グループでバランス能力の著しい改善があった者は83%、比較グループでは47%だった。

・歩行能力の改善程度も水中療法グループで非常に高かった。

・移動動作に関しては両グループで大きな違いはなかった。


水中療法は安全で 移動能力の改善に効果的かも知れない、

というおはなし。


脳卒中患者向け水中療法のシーン



感想:

2週間後じゃ入浴するだけでも多くの人の手を借りるのに、海パン履いてプールに浸かるなんて想像すらできない。

ぜんぜん安全じゃないと思う。

2013年11月3日

寒くなってまいりました 冬の脳梗塞は高齢者に厳しいことが明らかに


Association between winter season and risk of death from cardiovascular diseases: a study in more than half a million inpatients in Beijing, China.
2013  10月  中国

脳卒中を含む心血管系疾患での院内死亡率の季節変動をアジア人について調べてみたそうな。


中国の代表的な病院 32施設のこれまでの入院患者62万人あまりのデータを解析したところ、


次のようになった。

・冬季(11月-2月)に入院した高齢の心血管系疾患患者は5月入院の患者に比べ死亡リスクが30%から50%高かった。

・しかし若年患者についてはこのような季節変動は見られなかった。

・高齢患者の冬季死亡リスクの上昇は脳梗塞についても同様だった。

・このリスク上昇は呼吸器系疾患の有無には依らなかった。


中国では冬に脳梗塞患者の死亡リスクがかなり高くなることがわかった、


というおはなし。


写真:脳卒中死亡率季節変動
若いひとは季節に依らず死亡率ほぼ一定

 

2013年11月2日

手がまったく動かない...一生このまんまなのか...


The impact of time on quality of motor control of the paretic upper limb after stroke.
2013  10月  オランダ

脳卒中のあと6ヶ月間に、何日くらいで上肢動作が復活してくるのか調べてみたそうな。


44人の脳梗塞で やや片麻痺の患者について、1,2,3,4,5,8,12,26週間後の上肢の動作スピード、スムーズさ、正確さ等について3次元的に動作解析した。

この間、特別なことはしなかった。


次のようになった。

・最初の5週間に動作スピード、スムーズさ、正確さの点で大きな改善が見られた。


脳卒中後、おおむね8週間以内には麻痺上肢の動作が改善した。これは脳の自発的な回復によるもの、と考えられた、


というおはなし。




感想:

思い出すと1ヶ月と2週間くらいは手の指の開きが全くできなくて暗澹たる気持ちが続いたものだった。


2013年11月1日

みそ汁が濃いと塩分摂取量も多いのか?


東京近郊のがん検診受診者におけるみそ汁の味付けと塩分摂取量の関係
2013  11月  日本

高血圧を予防するためには過剰な塩分摂取を控えることが必要である。

そこで、みそ汁の味の濃さと一日の塩分摂取量との関連を調べてみたそうな。


40-69歳の健康な143人について食事調査と24時間ぶんの尿を採取して塩分排泄量を測ったところ、

次のようになった。

・濃いみそ汁を飲む人の塩分排泄量は多かった。

・濃いみそ汁を飲む人は加工食品の摂取頻度も高かった。

・しかし、1日の塩分摂取量は主に、食卓上のしょうゆを使う頻度や、麺のつゆを飲む量によって決まっていた。


みそ汁の味の濃さは一日の塩分摂取量と関連があった。
この原因は加工食品の摂取頻度よりむしろ 任意で調節可能な塩分関連行動によって説明できる、


というおはなし。


図:みそ汁の濃さと食塩関連行動



感想:

リハビリ病院を退院するときに栄養師の指導があって、

『ラーメンのスープだけは絶対に飲まないでください。』

と、5回ぐらい繰り返し言われたことを思い出した。



2013年10月31日

医師「頭の血管が狭くなってますねぇ ステントを入れる手術をすると長生きできますよぉ」患者「遠慮します」


Stroke prevention surgery less effective than meds, lifestyle change
2013  10月  アメリカ

脳の血管が狭くなって脳卒中やTIAを何度か起こした患者にはステントを置いて血管を拡げる手術を行うことができる。

このステント治療の効果を検証してみたそうな。


脳内に狭窄度70%以上の血管がありこれまでに脳卒中やTIAを何度も繰り返している患者451人について、ステント留置グループ、ステント無しグループに分けてその後の再発を追跡調査(SAMMPRIS試験)した。

両グループ共に、抗血栓薬の投与と、運動、禁煙、食事といった生活改善指導を行った。


次のようになった。

・2年後、脳卒中の再発はステントなしグループではるかに少なかった。

・計画ではもっと長く追跡調査する予定だったが、あまりに明らかな結果だったのですでに2年前に実験を中止した。


脳内ステントによる脳卒中予防はまったく効果がないばかりか非常に危険であることが明らかになった、


というおはなし。


写真:脳内ステント



2013年10月30日

ビタミンB12が不足すると脳がたいへんなことになるらしい


Vitamin B12 and progression of white matter lesions. A 2-year follow-up study in first-ever lacunar stroke patients.
2013  10月  オランダ

脳室周囲の白質病変は血中ビタミンB12濃度と関連があるとされている。
そこでビタミンB12が不足すると大脳白質病変が進行するのか調べてみたそうな。


ラクナ梗塞の患者107人についてビタミンB12の血中濃度、脳のMRIを2年間追跡調査した結果、


次のようになった。

・脳室周辺の白質病変が進行した患者は進行しなかった患者に比べ、ビタミンB12欠乏症が多かった。

・低ビタミンB12濃度と脳室周辺の白質病変の進行とは関連があった。

・血中ビタミンB12濃度は深部白質病変の進行と関連はなかった。


ラクナ脳梗塞患者の脳室周辺白質病変の進行は、血中ビタミンB12が低い状態と関連があった。ビタミンB12サプリメントでこれが防げるかどうかは不明、


というおはなし。


脳室周辺白質病変ってこんな感じ
写真:白質病変



感想:

実はコレ、 微妙にあるんだ。

全然心配してないけどね。



2013年10月29日

tDCSはリハビリの役に立ちそうなのかい?


Transcranial direct current stimulation (tDCS): Does it have merit in stroke rehabilitation? A systematic review.
2013  10月  オーストラリア

経頭蓋直流電気刺激(tDCS)の効果について過去の研究を見なおしてみたそうな。


厳選した結果、15件、被験者計315人ぶんの研究データが見つかった。

これらのデータを統合し再解析したところ、


次のようになった。

・病側脳にプラス極、健常側にマイナス極または両側脳同時刺激のtDCSすべてについて、直後の運動機能測定では、偽刺激に比べ統計的に有意な改善効果は見られなかった。

・しかし脳卒中の特徴別に限定すると、慢性期患者および軽症、中程度の障害患者では大きな改善効果が確認出来た。


tDCSは患者を選べば一時的な改善効果を得ることが出来そうである。しかし刺激方法が具体的に定まっていないことや脳卒中の状態にもいろいろあることから実用への道のりは遠い、


というおはなし。


写真:tDCS

2013年10月28日

脳卒中でPTSDになりやすい人 なりにくい人


Correlates of Post-traumatic Stress Disorder in Stroke Survivors.
2013  10月  アメリカ

心的外傷後ストレス障害(PTSD)は命に関わるような事故や病気のあとに起きやすい。

そこで脳卒中とPTSDとの関連を調べてみたそうな。


発症5年以内の脳卒中経験者535人についてPTSD判定テストを行った。このスコアが50以上だとPTSDである可能性が高い。また、関連要因も解析した。


次のようになった。

・95人、18%がスコア50以上だった。平均スコアは35。

・低収入、脳卒中の再発、障害の悪化、合併症の増加がPTSDと関連があった。

・高齢、既婚、相談相手がいるとPTSDになりにくかった。

・PTSDの可能性の高い人は身体的、精神的に健康状態が良くなかった。


脳卒中によるPTSDは年齢が若く、再発、重い障害や合併症があるとなりやすい。社会的なサポートには予防効果があるので早めに手を打ちたいものである、


というおはなし。
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