元
Wake-Up Stroke: Incidence, Risk Factors and Outcome of Acute Stroke during Sleep in a Japanese Population. Takashima Stroke Registry 1988-2003.
2013 4月 日本
睡眠中に発症し起床時に気付く脳卒中の特徴について調べたそうな。
1988-2003に滋賀県高島郡の住人55000人を対象にした調査データを解析した結果、
次のようになった。
・897人の脳梗塞、335人の脳内出血があった。
・このうち睡眠中に発症したケースは、脳梗塞9.7%、脳内出血11.9%だった。
・高血圧と睡眠中の脳梗塞に関連があった。
・喫煙と睡眠中の脳内出血に関連があった。
・急性期の致死率は、睡眠中、覚醒中発症に関わらず違いはなかった。
睡眠中の脳卒中は10件に1件の割合で起き、高血圧、喫煙が影響する。
しかし急性期の致死率が高いわけではない、
というおはなし。
感想:
愛する人の命を救うために脳卒中症状を見つけたらすぐに119!
なんてよく聞くけど、
睡眠中に発症して、何時間も経ってから気づいても死亡割合が変わらないってことは、
実は病院に急がなくても命に別状はないんじゃない? と思った。