Recovered vs. not-recovered from post-stroke aphasia: The contributions from the dominant and non-dominant hemispheres.
2013 3月 アメリカ
左脳梗塞で失語になり、そこから回復できる患者とそうでない患者の違いを調べてみたそうな。
発症後1年以上経ち、
・言語能力が回復した脳梗塞患者9人と
・未回復だった患者18人について、
言語テスト中の脳の活動状況をMRIで撮影し、解析した。
次のようになった。
・言語能力が回復した患者は、左脳優位の典型的な言語活動パターンを示していた。
・言語回復できなかった患者は、右脳半球に代償的な言語活動パターンが見られた。
・左脳の活動信号強度が高いと、言語テストのスコアも高かった。
・梗塞が大きいと言語テストの成績が悪かった。
言語機能は左脳が担うようにできているので、
その機能を一部右脳へシフトしてしまった患者は回復が遅い。
右脳シフトと梗塞の大きさとの関連も調べてみたい、
というおはなし。
感想:
脳っておもしろい。
むかし同じ職場の、フロアいち可愛かった女の子の脳(実像)↓を思い出した。
左の前頭前野の脳回曲線がとっても魅力的だった。