When right is all that is left: plasticity of right-hemisphere tracts in a young aphasic patient.
2012 4月 アメリカ
メロディック・イントネーション・セラピー(MIT)が役に立った事例だそうな。
ある少女が脳梗塞で左脳に広くダメージを負い非流暢性の失語症になった。
その後1年間以上にわたり週5回の言語療法を受けたが回復が止まってしまった。
そこで、MITを集中的に施したところ、失語症が著しく改善された。
脳機能MRIで確認すると、右脳の前頭葉が活発になり、右脳の白質体積も増加していた。
双子の妹の脳と比較してみたところ、この白質体積の増加は明らかだった。
メロディック・イントネーション・セラピーは単に発語が流暢になるだけではなく、
右脳の構造までをも変えてしまう驚きの治療法であることがわかった、
というおはなし。