過去10年間に経頭蓋磁気刺激(TMS)
についてのたくさんの研究が行われてきた。
これらをザッと総括してみたそうな。
TMSはすでに何千人もの健常人、病人での実施事例がある。
副作用の報告例は極めて少なく、
失神の事例がいくつかあった。
これらの失神事例は推奨閾値を超えて強い刺激を
与えた場合に起きている。
rTMSはもっと弱い刺激を用いている。
ちなみに、2009年には新たな安全基準が設けられた。
rTMSの治療効果の研究は最近のものである。
慢性疼痛、運動障害、脳卒中、てんかん、耳鳴りや精神疾患
への適用が検討されてきた。
すでにrTMSの慢性神経痛、うつ、幻聴などへの多くの臨床報告がある。
今後、刺激パラメータの最適化が進み、
さらなる臨床事例が増えることが予想される。
というおはなし。
感想:
さいきん、磁気刺激治療のはなしばかりひっかかる。
20年後が楽しみ ではある。