機能的電気刺激装置(FES)をもちいた歩行訓練によって
バランス機能の改善にどんな効果があるのか調べたそうな。
15人の慢性期脳卒中患者について、
FESのある、なし のグループに分けて歩行リハビリを4週間行い、バランス機能を評価した。
その結果、
・FESありのグループでは歩行時のつま先位置が高くなった。
・両グループで歩行スピードに違いはなかった。
・FESありの半数以上の患者はバランス感覚の自信スコアが低下した。
・FESありの3分の1の患者はバランス感覚について自信喪失状態になった。
というおはなし。
感想:
この種の電気刺激装置って、
自分の意志で筋肉を収縮させるわけではないから
動作をコントロールしている感がまったく得られないのだと思う。
尖足対策なら装具のほうがずっとシンプルで
身体も理解しやすいんじゃないかな。