音楽サポート療法(Music-Supported Therapy)の
脳卒中上肢麻痺の治療効果を最新測定機器を使って調べたそうな。
音楽サポート療法は
直径20センチほどのパッドを8つ連ねて、
それらをたたくとピアノの音階が鳴るようにした装置を利用する。
麻痺手、健常手の人差し指をもちいてパッドを叩き曲を演奏する。
上達に合わせて難度を調節できる。
脳卒中発症後1年半程たった患者について
このトレーニングを4週間実行する。
動作および脳の活動領域、皮質の反応のしやすさ等を
MRIやTMS機器を用いて評価した。
その結果、
音楽サポート療法によって、脳の活動領域とその反応の仕方に
良好な変化が観察できた。
音楽サポート療法は慢性期脳卒中患者の脳の
感覚運動野を鍛えるのにとても適しているのではないだろうか…
というお話。
感想:
パッドを叩く動作に伴い音が出るところがポイントだと思う。
そのうち 太鼓の達人療法が論文になる予感。
これはリハビリに使える