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2010年9月14日

雨が多い寒い土地の女性は脳卒中になりやすい


Rurality of communities and incidence of stroke: a confounding effect of weather conditions?
2010 9月 日本



脳卒中になりやすさと人口、地理、気象条件との関連を調べたそうな。

12000人以上を10年にわたり追跡した結果、


雨の多い または気温の低い土地に住む女性は
脳卒中にとてもなり易いことがわかった、とのこと。

その仕組みは不明、といった内容。

2010年9月13日

6ヶ月以上経っても理学療法は効果あり


Efficacy of physiotherapy interventions late after stroke: a meta-analysis.
2010 9月 イタリア



理学療法は脳卒中の初期に行われるものであるが、
6ヶ月以上経った患者にも効果があるかどうかを
過去の研究から調べたそうな。



700例以上の患者データから
十分な効果があることがわかった、とのこと。


一般に6ヶ月以降は回復が進まないとされている常識に
疑問を持つべきじゃないか、という内容。

2010年9月12日

キネシオテーピング+ボトックス効果とは


The role of kinesiotaping combined with botulinum toxin to reduce plantar flexors spasticity after stroke.
2010 8月 トルコ


脳卒中後の下肢の痙縮緩和のためのボトックス治療に加え
キネシオテーピングを加えてみたらどうか、という実験をしたそうな。


キネシオテーピングを併用したグループとそうでないグループとで
大した違いは見られなかった、とのこと。





キネシオテーピング、初めて知った。

調べてみると、頭痛や不眠症、多汗症など
いろいろな病気に効く夢の治療法みたいだ。

2010年9月11日

幹細胞の移植治療はまーだまだ


Stem cell transplantation for ischemic stroke.
2010 9月 イタリア


脳梗塞で壊死した脳に幹細胞を移植して
本当に機能改善になるものなのかどうか、
これまでの研究成果を調べてみたそうな。



信頼に足るような研究成果は未だない、とのこと。





数年前NHKスペシャルで札幌医大の医師が
脳梗塞患者に骨髄幹細胞を静脈注射したら
その翌日に患者が歩き出したシーンを思い出した。


きっと、テレビ撮影されていると知った患者が
つい根性出して歩いちゃった、ということなんだと思う。

2010年9月10日

作業療法でボケが改善するわけではなさそう


Occupational therapy for cognitive impairment in stroke patients.
2010 9月 オーストラリア



作業療法で脳卒中患者の認知機能が改善するかどうかを
過去の研究から調べてみたそうな。




どうやら そういった証拠は見つけることができなかった、という内容。

2010年9月9日

CI療法はただの訓練だからいつ始めても効果はおなじ


The EXCITE Stroke Trial. Comparing Early and Delayed Constraint-Induced Movement Therapy.
2010 9月 アメリカ



約200人の 脳卒中後3~9ヶ月の患者を 次の2つのグループに分けて、

・早いグループ-->直ちにCI療法2週間
・遅いグループ-->1年後にCI療法2週間

を受けさせて、実験開始から2年後までその効果を追跡したそうな。


結果は、
どちらのグループにも顕著な改善効果が認められ、
2年後の時点でも その効果の程度にまったく差がなかった、とのこと。

CI療法は慢性期脳卒中患者であっても大変有効である σ( ̄^ ̄) エッヘン
という結論。








これを読んでなにかおかしいな…と思った。


早期リハビリの有効性については論じるまでもない。

にもかかわらず、
早期リハビリでも慢性期患者と変わらぬ改善結果であった、という。

しかもどちらも顕著に改善した、とのこと…



……



CI療法の適応基準を思い出したらその疑念が晴れた。


CI療法は手指を動かすことのできる極めて軽度の麻痺
患者のみを選別したトレーニング法である。


もともと麻痺が非常に軽いので早期リハビリの効果が差になって現れることもない。

治療法ではなく ただの手技訓練法であるため いつ始めても一定の効果が得られる。


そう考えたらすっきりした。

2010年9月8日

半盲リハビリには音響刺激も加えたほうがイイ


Improvement of visual search after audiovisual exploration training in hemianopic patients.
2010 9月 ドイツ


同名半盲四半盲のリハビリには
視覚探索訓練のみよりも、音響刺激も加えた
音響視覚探索訓練の方がずっとよい成果が得られる
ことがわかった、という内容。

図:同名半盲治療装置

2010年9月7日

たかがドライアイとナメていると、脳卒中やガンになる


Comorbidities of dry eye disease: a nationwide population-based study.
2010 8月 台湾


ドライアイの合併症にはどんな病気があるのか、
1万2千人以上の患者について調べたそうな。


その結果、
ドライアイのある人は、そうでない人に比べ、

心筋梗塞,高脂血症,不整脈,末梢循環障害,脳卒中,偏頭痛,
重症筋無力症,関節リウマチ,エリテマトーデス,糖尿病合併症,
甲状腺機能低下症,肝臓病,胃潰瘍,B型肝炎,
貧血,うつ,精神異常,固形がん


などになりやすいことがわかったそうな。

図:ドライアイと脳卒中




ホントかな。

2010年9月6日

とりあえずビタミンDサプリを飲んでおけばOK


Vitamin D Supplementation: A Promising Approach for the Prevention and Treatment of Strokes.
2010 8月 オーストリア



人が屋内で過ごす時間が増え、日光にあたらなくなることで
ビタミンDの欠乏が問題となっている。

過去の研究から
ビタミンDの欠乏が脳卒中の原因となる可能性、
およびビタミンDによる脳卒中の治療効果の可能性が指摘されている。

いまこそビタミンDサプリメントの摂取と脳卒中との関係を明らかにする
研究を実施するべきである、といった内容。






転倒予防にもなるし、ビタミンD万能じゃん。

2010年9月5日

1年以上経っても、3人に1人はうつになる


Post-stroke depression: Prevalence and relationship with disability in chronic stroke survivors.
2010 4月 インド



慢性期脳卒中患者のうつの割合と、
後遺症、病変位置との関係を調べたそうな。


3人に1人が脳卒中後うつになり、
後遺症による機能障害との関連はやや認められたが、
傷ついた脳の位置との関連は見られなかった、とのこと。

2010年9月4日

脳卒中後うつでも死にゃしない


Depression-Executive Dysfunction Syndrome Relates to Poor Poststroke Survival.
2010 5月 フィンランド




脳卒中後うつ実行機能障害
余命について調べたそうな。


うつはあってもなくても余命の長さは変わらなかった。

一方、実行機能障害があると短命で、
うつがプラスするともっと短くなるんじゃないか、という内容。

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