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2010年5月9日

睡眠時間が短いと脳卒中になりやすい



In Elderly Hypertensive Patients, More Sleep May Prevent Stroke: Presented at ASH (HYP)
5月8日




日本での研究。

睡眠時間が短くて(<7.5時間)、血圧も高い人は
そうでない人に比べ脳卒中になる危険性が何倍も高いことがわかった、とのこと。






当時は確かに睡眠時間が短かった。

朝5時に起きて、7時前には職場にいた。

夜は仕事持ち帰りだし。




今後は
これまで以上に積極的に眠ろう、と思う。

2010年5月8日

復職は男性がはやい


Determinants of early return to work after first stroke in Japan.




脳卒中になった日本人では、

男性で、かつ中程度の障害をもった人が
復職タイミングが早い傾向がある、というはなし。




自分の場合は、身体機能が回復しすぎてしまったんだよな…と やや反省。

2010年5月7日

チョコレートで脳卒中治療


The flavanol (-)-epicatechin prevents stroke damage through the Nrf2/HO1 pathway.


Dark chocolate could reduce risk of stroke




チョコレートやココアなどのカカオがいっぱい入った食品を摂ると、
そこに含まれるエピカテキンというフラボノイドが
脳卒中で血のめぐりが悪くなって壊死してしまいそうな脳組織を守ってくれることがわかった、という話。




特に再発しそうな人はビターチョコレートを常にポケットに入れておいて、
手がしびれる、ろれつが回らない、などの症状が出たらすかさず
チョコを口に頬張ると良い。

病院への到着が多少遅れてもエピカテキンが頑張ってくれる、そんな期待ができるそうな。

2010年5月6日

カッピング療法の脳卒中改善効果


Cupping for stroke rehabilitation: A systematic review.




カッピング(吸玉)療法が脳卒中リハビリにイイという噂を検証するべく、
世界の研究データを調べたところ、

その効果を信用できるような研究は見当たらなかった、という話。



カッピングの写真はこちら


気色悪い。

背筋がぞわぞわっとする。


こんな恐ろしいものがどうしてリハビリに役立つと思うのかふしぎでしかたがない。

2010年5月5日

ベッドからすべり落ちた

ベッドと車椅子との間の乗り移りができるようになったころのこと。


ベッドの縁に腰掛けて床頭台の上の本を取ろうと
手を伸ばした途端、ベッドからすべり落ちた。

尾てい骨の部分をしたたかに打ち、
それはもう、痛かった。


音がすごかったので看護師が駆けつけてきた。

そのときにはすでにベッドによじ登り
痛みをこらえ、何事もなかったようにふるまっていたのだが

すぐに要注意人物としてマークされ、
それ以降 少しでも勝手な動きをするとこっ酷く叱られるようになった。


このころは病院のルールが未だよく理解できていなくて
精神的にホントきつかった。


洗面所で、車椅子の爺さんに、
『こんなところに止めたら通れないだろッ!』
と怒鳴られた記憶もある。



けどいまは懐かしい。

2010年5月4日

リハビリは可塑性を促すが脳再生はしない


Rehabilitation after intracerebral hemorrhage in rats improves recovery with enhanced dendritic complexity but no effect on cell proliferation.




脳内出血を起こさせたねずみに
集中的にリハビリ訓練を施したところ

脳の神経細胞の腕が伸びていることがわかり、
一方、病巣の大きさは変化せず神経の復活は
ほとんどみられなかった、

という内容と理解した。










自分にはねずみよりも強い生命力があるのではないか…
と思う今日このごろ。

2010年5月3日

歯周病があると脳内出血になりやすい


Association between periodontitis and hemorrhagic stroke among Koreans: a case-control study.




歯周病脳内出血との関連を調べた韓国の研究。

その結果、収入の少ない太った男性ほど、歯周病と脳内出血を
併発しやすい、ということがわかった。




どういう因果関係があるのかはわからないけど、

自分も、ちょうど めまいが気になりだした頃に
下顎の前歯茎からの出血が目立つようになっていた記憶がある。


出血しやすい体質を反映するのが歯茎、ってことなんじゃないか…と思う。

2010年5月2日

肩の痛みを取るために身体に装置を埋め込む


Electrical stimulation for treating chronic poststroke shoulder pain using a fully implanted microstimulator with internal battery.




脳卒中後の肩の痛みを和らげるために
身体に神経を刺激する充電池付きの装置を埋め込む手術をした人の報告例。

いくらかは良くなったらしい。




これは脳卒中になった人にしか分からない痛みだと思う。
しかも脳卒中患者の多くが、同じ痛みの経験を持っているようである。


つい最近まで、
1年以上もの間、
自分も腕を上げたりするときに肩が痛くて非常に辛かったのだが、

突然、その痛みが消えてしまった。


理由はわからないけどいまは全く痛みがない。

2010年5月1日

ボトックスで麻痺が治るのか?


BOTOX Gives Stroke Patient a New Life



ボトックスで麻痺を治療する、といった話をよく耳にする。

ボトックスというのは、
ボツリヌス菌毒素のことで、
これを麻痺した手足に注射すると こわばっていた筋肉が弛緩して、
動かしやすくなるんだとか。


いつも思うのだけれど、脳卒中による手足の麻痺、というのは、
手足の筋肉や骨に障害や原因があるのではなく、

頭の中に由来することなんだよね。

なのに、療法士が一生懸命に手足をマッサージしたり、

ボトックスを注射したりするっていうのは、

ものすごく的がハズレている気がする。

調べてみると、このボトックス治療というのは
顔のしわ取りにも頻繁に利用されているようで、

ますます怪しい気がしてくる。

2010年4月30日

脳梗塞患者は春に多く、夏に少ない。


Seasonal variation in the occurrence of stroke in Northern Greece: a 10 year study in 8204 patients.




脳卒中のなり易い季節を調べたギリシャでの研究。

脳梗塞は春に多く、夏に少ない

脳内出血、くも膜下出血、一過性脳虚血は季節との関連はない、とのこと。




よく冬が危ない、とか聞くけどあんまり根拠ないのかもしれない。

2010年4月29日

いびきのすごいひとは脳卒中になりやすい


Frequency of sleep apnea in stroke and TIA patients: a meta-analysis.



いびきがひどいと脳卒中になりやすいんじゃないか、
ってことを調べた研究。

女性よりも男性で多く、
脳卒中が再発しやすい人にも多いらしい。



【4コマ漫 画】〈脳〉梗塞とリハビリと時々わたし

のブログのこのページで
、主人公男性のすっごいいびき音を聴くことができる。



自分もこんなだったのだろうか…と思う。

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