元
Time intervals from aneurysmal subarachnoid hemorrhage to treatment and factors contributing to delay.
2013 12月 オランダ
クモ膜下出血の発症から治療まで、どこでどのくらい時間がかかるのか調べてみたそうな。
278人の動脈瘤性クモ膜下出血患者の医療データを解析したところ、
次のようになった。
・半数は、発症から病院到着までの時間が約2時間以内だった。
・発症から診断までの時間は3時間で、
・診断から治療までは18時間だった。
・患者の76%は24時間以内に脳動脈瘤手術が行われた。
・紹介病院を経由することで時間の遅れが拡大していた。
・治療開始時間の遅れは、予後の悪化にはつながらなかった。
脳梗塞治療にならって、患者を治療センターに直送する仕組みを作ったらいいのではないか、
というおはなし。
感想:
クモ膜下出血の症状って激しい頭痛に嘔吐と聞く。
これって救急搬送必至な気がするけどそうでもないのかな。
治療が遅れても予後悪化しないなら、脳動脈瘤のクリッピングは単に再発防止措置なのかね。
身近でこの種の手術をした人の話を聞くと、記憶がなくなったり ボケちゃったり でかい脳梗塞になったりといった話ばかりが目立つ。