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Fine particulate matter exposure and incidence of stroke: A cohort study in Hong Kong.
2017 5月 香港
大気中の微粒子物質と脳卒中との関連はおおくの研究であきらかになっている。しかしそのおおくは西洋人を対象とし 脳卒中の種類については研究によってまちまちである。
そこで香港住民について2.5μm以下の微粒子物質(PM2.5)への長期的暴露と脳卒中の種類との関連をしらべてみたそうな。
65歳以上の健康な66820人について脳卒中の有無を9.4年間フォローした。
衛星情報も使って1km x 1kmの分解能でPM2.5の居住地域での分布を得て関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・この間に6733件の脳卒中があり、そのうち52.4%は脳梗塞、17.5%は脳出血だった。
・PM2.5濃度が10μg/m3 高くなるごとに脳梗塞リスクは1.21倍になり、
・いっぽう脳出血リスクに統計学的有意な変化はなかった。
・この脳梗塞との関連は70歳より高齢、低教育歴、現在喫煙者で顕著だった。
PM2.5に長期的に曝されると脳梗塞リスクが高くなった。脳出血についてはあきらかな違いはなかった、
というおはなし。
感想:
きのうあたりから "黄砂" の名を騙る中国ゆらいのPM2.5が日本列島を覆っている。そのせいか花粉シーズンおわったはずなのにふたたび鼻水がわき出てきた。
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