元2024 3月 オランダ
~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!
2024年3月29日
絶望を希望に変える:脳卒中後の無敵の痛みに立ち向かう革命的治療法
2024年1月25日
脳卒中後の尿失禁、その衝撃の真実!
元2024 1月 中国
2023年1月3日
脳卒中のあとの頻尿、尿失禁への対策
元2022 12月 イラク
2022年3月4日
脳卒中後の骨盤底筋トレーニング効果
元2022 3月 中国
2020年1月28日
「大便失禁」 脳卒中が原因の割合
元
Urinary and fecal incontinence in stroke survivors followed in general practice- a retrospective cohort study
2020 1月 ドイツ
脳卒中後の尿失禁や大便失禁の発生頻度の調査はこれまでにもあって、3→12ヶ月の尿失禁率は44→38% で、大便失禁は脳卒中経験者で7%一般人で3% あるという。
しかしこれらの報告は発症後数年の調査にかぎられ長期のものはほとんどない。さらにサンプルサイズが小さく単一病院施設によるものしかないうえに尿失禁と大便失禁をまとめて調べたものもすくない。
そこで、脳卒中発症後10年間の尿失禁と大便失禁の発生頻度を大規模にしらべてみたそうな。
2018年12月31日
夜間の頻尿、なかなか出ない、キレがわるい
元
Post-stroke lower urinary system dysfunction and its relation with functional and mental status- a multicenter cross-sectional study
2018 12月 トルコ
夜間頻尿や切迫感、失禁、残尿などをともなう「下部尿路機能障害」は末梢神経や脊髄 中枢神経系の健全性と関連があり、脳卒中経験者のおおくがその症状をもつという。
これら症状の有無と認知機能およびQoLの関連をくわしくしらべてみたそうな。
2015-2016 トルコ6箇所の病院での脳卒中患者260人について、
下部尿路症状のアンケートおよび生活自立度(Modified Barthel Index)、QoL(Incontinence Quality of Life Questionnaire),認知機能検査(Mini Mental State Examination)をおこなったところ、
次のことがわかった。
・93.5%が少なくとも1つ以上の下部尿路症状を報告していた。
・もっともおおかった症状は 夜間頻尿(nocturia)の75.8%だった。
・下部尿路症状でとくに失禁をともなう患者の生活自立度、QoL、認知機能検査はあきらかに低い評価だった。
下部尿路機能障害は脳卒中患者にとてもありふれていて、認知機能や生活自立度 QoLの不良と関連があった、
というおはなし。
Hesitancy:出るまでに時間がかかる。 Straining:腹圧をかけないとでない。Dysuria:排尿時の痛み。 Terminal dribbling:だらだらと長く続く。
感想:
上の表が症状リスト。さいきんきになってきた。3-4つあてはまる。
隣に人が立つとでにくくなってしまうことがもともとあった。
慢性期脳卒中の下部尿路症状について
2018年1月31日
脳卒中の過活動膀胱とQoL
元
Effects of Overactive Bladder Symptoms in Stroke Patients' Health Related Quality of Life and Their Performance Scale.
2017 12月 韓国
過活動膀胱では感染症などの原因がないにもかかわらず尿意切迫感があり頻尿、夜間頻尿、ときに失禁を伴う症状をしめす。
脳卒中は過活動膀胱のリスクの1つとしてしられていて、日本の研究では脳卒中患者500人中28%が過活動膀胱だったとの報告もある。
そこで過活動膀胱が脳卒中リハビリにおよぼす影響をしらべてみたそうな。
リハビリ病院に入院した脳卒中患者30人に尿路症状についてアンケートをとり、過活動膀胱グループをわけた。
彼らの 健康関連QoL、歩行能力、生活自立度、認知機能を3ヶ月後までフォローしたところ、
次のことがわかった。
・過活動膀胱でないグループではすべての評価指標で改善を示した。
・過活動膀胱グループでは生活自立度と認知機能の点で改善が思わしくなく、
・とくに活力とQoLの精神的側面のスコアがあきらかに低かった。
過活動膀胱は脳卒中患者の健康関連QoLをおおきく低下させうる、
というおはなし。
感想:
脳卒中後しばらくは頻尿でほんと困った。
じぶんの場合は降圧薬が原因だった。そこで3年前に降圧薬を勝手にやめた。以来 頻尿もんだいはない。
[過活動膀胱]の関連記事
2017年2月12日
慢性期脳卒中の下部尿路症状について
元
A questionnaire survey to assess lower urinary tract symptoms in patients with chronic stroke.
2017 2月 日本
排尿困難や頻尿などの下部尿路症状は脳卒中患者の30-50%にみられ 生活の質におおきく影響する。
慢性期脳卒中患者について下部尿路症状の特徴をしらべてみたそうな。
2016年7月26日
美容のために顔面脂肪注入→脳梗塞で昏睡2ヶ月
元
Massive Cerebral Infarction Following Facial Fat Injection.
2016 7月 中国
美容形成のために自分の体からとった脂肪を顔面に注入する手術が普通に行われている。
顔面脂肪注入のあと重い脳梗塞になってしまった例があったそうな。
・病歴のない30歳女性が突然の意識障害と手足の麻痺で入院してきた。
・調べると8時間前に顔面脂肪注入手術を受けていたことがわかった。
・鼻形成術と顔の両側に計44mlの自分の脂肪を注入していた。
・クリニックを出て2時間後に神経症状が出て尿失禁、嘔吐も起こした。
・入院してまもなく昏睡になり、検査の結果 頸動脈の塞栓による右脳の梗塞とわかった。
・減圧開頭術を受けたが10日経っても意識は戻らず
・2ヶ月後にようやく意識が回復してリハビリができるようになった。
美容形成のための顔面脂肪注入手術には 重い脳梗塞を起こす危険がありますよ、
というおはなし。
感想:
顔面脂肪注入ってはじめて知ったけど、検索すると広告だしてるクリニックいっぱいある。
2016年7月9日
NEJM誌:幹細胞ツアーに参加したら癌ができた
元
Glioproliferative Lesion of the Spinal Cord as a Complication of “Stem-Cell Tourism”
2016 6月 アメリカ
幹細胞治療ビジネスへの規制がほとんどない国がいくつもある。これらの国のクリニックを渡り歩き治療を受ける「幹細胞ツーリズム」により悪性腫瘍ができてしまった患者がいたそうな。
2014年10月31日
おへその上に塩と生姜を載せて灸を据えると おしっこが漏れそうになるのを防げるのか?
元
Efficacy and safety of ginger-salt-indirect moxibustion for urge urinary incontinence after stroke: protocol for a pilot multicentre randomised controlled trial.
2014 10月 中国
脳卒中患者には切迫性尿失禁がよく見られる。古来より伝わる中国医学では 治療に生姜と塩を介した灸が用いられる。
この方法が本当に効果があるのかキッチリと調べてみることにしたそうな。
・脳卒中発症後1年未満で切迫性尿失禁の患者120人を対象に、
・へその位置にあるツボShenque(CV8)上に、
・塩を敷いて生姜のスライスを置き、その上にもぐさを載せ灸を据える。
・この治療を1日1回x4週間行い、
・排尿頻度、QOL等を3ヶ月後まで評価する。
以上のような実験計画を建てた、
というおはなし。
おへそに塩 & 生姜スライス
感想:
こういう実験を真面目にやろうとする姿勢に感銘を受けた。
2014年9月28日
脳卒中のあとの過活動膀胱を改善するツボの位置は
元
Electroacupuncture at points Baliao and Huiyang (BL35) for post-stroke detrusor overactivity.
2013 6月 中国
やたらトイレが近くなる過活動膀胱は脳卒中患者で珍しくなく、6ヶ月後でも20%が相当するという。
そこで、過活動膀胱への鍼治療の効果を調べてみたそうな。
脳卒中後に過活動膀胱の患者66人について
仙骨の後ろに並ぶツボ BaliaoおよびHuiyang(BL31-BL35)への電気鍼治療を2週間に10回行った。
半数はツボを外した偽刺激グループとした。
次のようになった。
・リアル鍼治療グループで膀胱コントロール能力が大きく改善し、
・下部尿路症状が緩和され、上部尿路障害リスクが低下した。
仙骨の後ろに並ぶツボ群への鍼刺激は脳卒中後の過活動膀胱の治療に効果的である、
というおはなし。
感想:
仙骨の辺りってその種の機能が集まっているのかな。
偶然、昨日のニュースにこんなのみつけた。
「便失禁」の新治療法 保険適用も 患者500万人 仙骨神経を刺激
2014年7月13日
脳卒中になるとなんでトイレが近くなるの?
元
The experience of urinary incontinence in stroke survivors: a follow-up qualitative study.
2014 4月 オーストラリア
脳卒中で退院したのちに尿失禁で困っている人たちの経験を調査してみたそうな。
面談内容を主題分析したところ、
次の4つのテーマが浮かび上がった。
・トイレに行かなければならない!
→常に逼迫したトイレ需要。
・誰もアドバイスをくれなかった。
→病院ですらなにも教えてくれない。
・なにをするにも まずトイレに行かなければならない。
→仕事にならない。
・単に計画性の問題でもある。
→危機管理戦略。
脳卒中経験者の尿失禁は退院後も起こりうる問題であり、適切な知識の欠如、激しい苦悩、行動の制限といった特徴をもつ、
というおはなし。
感想:
とても強い確信があるんだけど、これはひとえに降圧薬の問題と考える。
カルシウム拮抗薬なのに飲むとほぼ1日中すごい頻尿になる。
チビリそうになることしばしばで、生活の質がはげしく下がる。
検索してもほとんど資料が出てこない。しもの話なので体験談も少ない。
ちょっと頭にきてる。o(`ω´*)o
2011年5月31日
科学が進歩して尿や便を瞬間移動できるようにならないかな
脳卒中直後の尿失禁は、高い死亡率や予後の悪さと関連がある。
100人の脳卒中患者について、
発症後3日、7日、6ヶ月、12ヶ月の時点での
下部尿路機能を評価し、
死亡率との関連を調べたそうな。
結果は、
・発症直後、100人中58人に尿失禁がみられた。
・尿失禁のある患者はそうでない患者よりも死亡率が高かった。
・1週間以内に排尿機能を取り戻した患者は
尿失禁なしの患者と同等の死亡率であった。
というおはなし。
感想:
入院直後、尿道にカテーテルを入れられたので
この種の話には関心がある。
準集中治療室を出るまでカテーテル付きだった。
ほんの3~4日間のことなんだけど、
点滴打ちまくっていたにも関わらず尿意をまったく感じなくて
とても便利で快適な気持ちがした。
カテーテルの挿さっている自分のモノを直視する勇気がなくて
結局見ずじまいだった。
2010年11月20日
お薬の助けを借りて幻覚を見ながらのリハビリも良し
Safety of Pharmacological Augmentation of Stroke Rehabilitation.
2010 11月 スイス
脳卒中リハビリに際し、
レボドパ、AChE 阻害薬、選択的セロトニン再取り込み阻害薬
等の薬の助けを借りることの安全性と効果を調べたそうな。
一部の患者で幻覚、せん妄、精神錯乱、尿失禁などの副作用が
見られたけれども、薬を投与されていたグループの方が
概ね機能改善の程度は大きかった、とのこと。
副作用に注意すればこういった薬の利用は有効である、という内容。
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回復と予防のヒント100記事(2017年1月までのぶん)
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玉子のコレステロールで血管詰まる説はなんだったのか?
緑茶を飲めば慢性期でも脳が再生するという根拠について
2度めの脳卒中で可塑性が再び高まる可能性について
高齢の脳卒中患者へのリハビリは無駄なの?
人生に目的を持つ高齢者の脳には梗塞が寄りつかないことが明らかに
目的をイメージしながら動作訓練すると脳がより広く鍛えられることが明らかに
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