元2024 3月 オランダ
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2024年3月29日
絶望を希望に変える:脳卒中後の無敵の痛みに立ち向かう革命的治療法
2024年1月25日
脳卒中後の尿失禁、その衝撃の真実!
元2024 1月 中国
2023年1月3日
脳卒中のあとの頻尿、尿失禁への対策
元2022 12月 イラク
2022年3月17日
脳梗塞の再発で可笑しくないのに笑うようになった例
元2022 2月 アメリカ
2022年3月4日
脳卒中後の骨盤底筋トレーニング効果
元2022 3月 中国
2021年11月20日
便失禁の脳卒中患者の割合と特徴
元
2021 11月 スペイン
2021年5月31日
Stroke誌:強迫性障害と脳卒中
元2021 5月 台湾
2020年9月5日
便秘と脳卒中リスクの大規模住民調査
元2020 9月 デンマーク
2020年1月28日
「大便失禁」 脳卒中が原因の割合
元
Urinary and fecal incontinence in stroke survivors followed in general practice- a retrospective cohort study
2020 1月 ドイツ
脳卒中後の尿失禁や大便失禁の発生頻度の調査はこれまでにもあって、3→12ヶ月の尿失禁率は44→38% で、大便失禁は脳卒中経験者で7%一般人で3% あるという。
しかしこれらの報告は発症後数年の調査にかぎられ長期のものはほとんどない。さらにサンプルサイズが小さく単一病院施設によるものしかないうえに尿失禁と大便失禁をまとめて調べたものもすくない。
そこで、脳卒中発症後10年間の尿失禁と大便失禁の発生頻度を大規模にしらべてみたそうな。
2019年1月12日
やはり自動車衝突事故をおこしやすいのか?
元
A systematic review of the risk of motor vehicle collision after stroke or transient ischemic attack
2019 1月 カナダ
脳卒中患者にとって自動車運転の再開は重要なリハビリ目標の1つである。
これまで脳卒中と運転能力との関連をしらべた研究はいくつもあるが、自動車衝突事故(motor vehicle collision)についてのものはおおくない。
そこで、いままでの研究をレビューしてみたそうな。
脳卒中またはTIAの経験者がおこした自動車衝突事故(シミュレータも含む)についての研究を複数のレヴューアーが厳選してデータを統合 再解析したところ、
次のことがわかった。
・論文検索結果5605件から12の研究がみつかった。
・症例対照研究3つのうち1つで脳卒中と自動車衝突事故との関連が指摘されていた。(OR 1.9)
・コホート研究5つのうち1つで脳卒中とTIAで自動車衝突事故リスクが上がるとしていた。(RR 2.71)
・シミュレータを用いた横断研究4つのうち2つで脳卒中経験者の自動車衝突事故リスクは2倍としていた。
これまでのエビデンスから脳卒中経験者はあきらかに自動車衝突事故をおこしやすい、とまでは言えなかった、
というおはなし。
感想:
クラクションの音ってどうにかならんのかね。運転再開したころはよく鳴らされた。
感情失禁ぎみなのか「ビー」ってやられるとブチ切れそうになる。
「ピローン」みたいな音にしてほしい。
2018年12月31日
夜間の頻尿、なかなか出ない、キレがわるい
元
Post-stroke lower urinary system dysfunction and its relation with functional and mental status- a multicenter cross-sectional study
2018 12月 トルコ
夜間頻尿や切迫感、失禁、残尿などをともなう「下部尿路機能障害」は末梢神経や脊髄 中枢神経系の健全性と関連があり、脳卒中経験者のおおくがその症状をもつという。
これら症状の有無と認知機能およびQoLの関連をくわしくしらべてみたそうな。
2015-2016 トルコ6箇所の病院での脳卒中患者260人について、
下部尿路症状のアンケートおよび生活自立度(Modified Barthel Index)、QoL(Incontinence Quality of Life Questionnaire),認知機能検査(Mini Mental State Examination)をおこなったところ、
次のことがわかった。
・93.5%が少なくとも1つ以上の下部尿路症状を報告していた。
・もっともおおかった症状は 夜間頻尿(nocturia)の75.8%だった。
・下部尿路症状でとくに失禁をともなう患者の生活自立度、QoL、認知機能検査はあきらかに低い評価だった。
下部尿路機能障害は脳卒中患者にとてもありふれていて、認知機能や生活自立度 QoLの不良と関連があった、
というおはなし。
Hesitancy:出るまでに時間がかかる。 Straining:腹圧をかけないとでない。Dysuria:排尿時の痛み。 Terminal dribbling:だらだらと長く続く。
感想:
上の表が症状リスト。さいきんきになってきた。3-4つあてはまる。
隣に人が立つとでにくくなってしまうことがもともとあった。
慢性期脳卒中の下部尿路症状について
2018年9月12日
感情失禁と男性ホルモン
元
Low Testosterone Level as a Predictor of Poststroke Emotional Disturbances- Anger Proneness and Emotional Incontinence
2018 9月 韓国
脳卒中患者は衝動的で怒りっぽい状態(Anger Proneness:AP)になったり感情をコントロールできなくなったりする(Emotional Incontinence:EI)ことがある。
いっぽう一般人では、男性ホルモンの一種で血液脳関門を通過できるテストステロンが不安やうつを抑える効果が示されている。
そこで脳卒中患者についてAPやEIの有無とテストステロンレベルとの関連をくわしくしらべてみたそうな。
脳梗塞から3ヶ月以内の患者40人についてホルモンレベルおよびAP/EIの有無を面談でしらべ関連を解析したところ、
次のようになった。
・患者の40%にAP/EIがあった。
・AP/EIは脳卒中の重症度や病巣位置によらなかった。
・しかしテストステロンレベルは 2.1 vs. 3.9ng/ml であきらかにAP/EI有りのグループが低かった。
・テストステロンレベルが高いとAP/EIになるリスクが0.68倍だった。
・テストステロンの合成に影響すると考えられるスタチンの使用の有無はAP/EIと関連しなかった。
脳卒中のあと怒りっぽく感情コントロールに障害のある患者とテストステロンレベルの低さは関連していた、
というおはなし。
感想:
女性が感情的な理由のひとつもこのあたりにあるんだって。
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2018年4月15日
泣き笑いを制御できない脳梗塞患者の認知能的特徴
元
Correlation between cognitive impairment during the acute phase of first cerebral infarction and development of long-term pseudobulbar affect.
2018 3月 中国
とくに理由もないのに 場にふさわしくない大笑いや号泣をしてしまう感情をコントロールできない症状をスードバルバーアフェクト(Pseudobulbar affect : PBA)とよぶ。
PBAは中枢神経系の病気にみられとくに脳卒中患者でおおく、経験者は52%におよび12ヶ月後でも11%に症状がつづくとする報告もある。
またPBAは男性よりも女性で、脳出血よりも脳梗塞で、笑いよりも泣くケースがおおいことが知られている。
そこでPBAになりやすい脳梗塞患者が急性期の認知障害テストに反映されているものか確かめてみたそうな。
脳梗塞の急性期に認知障害を示し 6ヶ月後前後のあいだにPBAと判定された26人と、
PBAでない他の条件がおなじ26人を比較したところ、
次のことがわかった。
・PBAの有無は認知障害検査MoCAスコアに反映されていた。
・とくに 数唱テスト、ストループテスト、時計描画テストのスコアがPBAに関連する要因だった。
脳梗塞の急性期に認知障害を示す患者はPBAの長期リスクが高かった。遂行機能、注意力、視空間能力の障害がPBAに関係していると考えられた、
というおはなし。
感想:
笑いが止まらない自分を観察する さめた自分がいたことを思い出す。
時計描画能力とどう関係するのか興味ある。
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2018年1月31日
脳卒中の過活動膀胱とQoL
元
Effects of Overactive Bladder Symptoms in Stroke Patients' Health Related Quality of Life and Their Performance Scale.
2017 12月 韓国
過活動膀胱では感染症などの原因がないにもかかわらず尿意切迫感があり頻尿、夜間頻尿、ときに失禁を伴う症状をしめす。
脳卒中は過活動膀胱のリスクの1つとしてしられていて、日本の研究では脳卒中患者500人中28%が過活動膀胱だったとの報告もある。
そこで過活動膀胱が脳卒中リハビリにおよぼす影響をしらべてみたそうな。
リハビリ病院に入院した脳卒中患者30人に尿路症状についてアンケートをとり、過活動膀胱グループをわけた。
彼らの 健康関連QoL、歩行能力、生活自立度、認知機能を3ヶ月後までフォローしたところ、
次のことがわかった。
・過活動膀胱でないグループではすべての評価指標で改善を示した。
・過活動膀胱グループでは生活自立度と認知機能の点で改善が思わしくなく、
・とくに活力とQoLの精神的側面のスコアがあきらかに低かった。
過活動膀胱は脳卒中患者の健康関連QoLをおおきく低下させうる、
というおはなし。
感想:
脳卒中後しばらくは頻尿でほんと困った。
じぶんの場合は降圧薬が原因だった。そこで3年前に降圧薬を勝手にやめた。以来 頻尿もんだいはない。
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2017年2月12日
慢性期脳卒中の下部尿路症状について
元
A questionnaire survey to assess lower urinary tract symptoms in patients with chronic stroke.
2017 2月 日本
排尿困難や頻尿などの下部尿路症状は脳卒中患者の30-50%にみられ 生活の質におおきく影響する。
慢性期脳卒中患者について下部尿路症状の特徴をしらべてみたそうな。
2016年7月26日
美容のために顔面脂肪注入→脳梗塞で昏睡2ヶ月
元
Massive Cerebral Infarction Following Facial Fat Injection.
2016 7月 中国
美容形成のために自分の体からとった脂肪を顔面に注入する手術が普通に行われている。
顔面脂肪注入のあと重い脳梗塞になってしまった例があったそうな。
・病歴のない30歳女性が突然の意識障害と手足の麻痺で入院してきた。
・調べると8時間前に顔面脂肪注入手術を受けていたことがわかった。
・鼻形成術と顔の両側に計44mlの自分の脂肪を注入していた。
・クリニックを出て2時間後に神経症状が出て尿失禁、嘔吐も起こした。
・入院してまもなく昏睡になり、検査の結果 頸動脈の塞栓による右脳の梗塞とわかった。
・減圧開頭術を受けたが10日経っても意識は戻らず
・2ヶ月後にようやく意識が回復してリハビリができるようになった。
美容形成のための顔面脂肪注入手術には 重い脳梗塞を起こす危険がありますよ、
というおはなし。
感想:
顔面脂肪注入ってはじめて知ったけど、検索すると広告だしてるクリニックいっぱいある。
2016年7月9日
NEJM誌:幹細胞ツアーに参加したら癌ができた
元
Glioproliferative Lesion of the Spinal Cord as a Complication of “Stem-Cell Tourism”
2016 6月 アメリカ
幹細胞治療ビジネスへの規制がほとんどない国がいくつもある。これらの国のクリニックを渡り歩き治療を受ける「幹細胞ツーリズム」により悪性腫瘍ができてしまった患者がいたそうな。
2016年1月20日
感情失禁で泣きと笑い どちらが多いのか?
元
Prevalence of Pseudobulbar Affect following Stroke: A Systematic Review and Meta-Analysis.
2016 1月 イギリス
脳卒中患者の感情変化の不安定さはよく知られているが、どのくらいの患者がそうなるのかは明らかでない。
そこで脳卒中のあとに情動調節障害であるスードバルバーアフェクト(PBA)になった患者についてのこれまでの研究を総括してみたそうな。
関連する信頼度の高い研究を厳選してデータを統合 再解析したところ、
次のことがわかった。
・被検者3391人を含む15件のPBA研究がみつかった。
・PBA患者の割合は、脳卒中の発症後1ヶ月未満で17%、1-6ヶ月内で20%、6ヶ月以降では12% だった。
・症状は、笑いの暴走よりも泣くほうが多かった。
泣き笑いの感情がコントロールできなくなるスードバルバーアフェクトは、脳卒中患者のおよそ5人に1人が経験していた。さらに8人に1人では半年後にも起きていた、
というおはなし。
感想:
感情失禁のほうがわかりやすいな。
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2016年1月2日
脳卒中で泣き笑いが止まらない患者の特徴
元
Clinical Features and Related Factors of Poststroke Pathological Laughing and Crying: A Case-Control Study.
2015 12月 中国
脳卒中のあとに病的な泣き笑い症状を示す患者の特徴を調べてみたそうな。
病的な泣き笑い症状のある脳卒中患者56人とない脳卒中患者56人の記録から脳の損傷位置、認知機能、怒りっぽさテストの結果を解析したところ、
次のことがわかった。
・病的な泣き笑い症状の患者は軽度認知障害、怒り傾向が明らかに強かった。
・病的泣き笑い患者のほとんどに脳幹部の橋 両側に複数の病変を確認できた。
脳卒中後に病的な泣き笑い症状のある患者の多くは橋に病変があり、軽度認知障害、怒り傾向を示していた、
というおはなし。
感想:
笑いが止まらなくなったことが何度かあったので関心をもった。
これ思い出した。↓
感情失禁になる患者の割合について
2014年10月31日
おへその上に塩と生姜を載せて灸を据えると おしっこが漏れそうになるのを防げるのか?
元
Efficacy and safety of ginger-salt-indirect moxibustion for urge urinary incontinence after stroke: protocol for a pilot multicentre randomised controlled trial.
2014 10月 中国
脳卒中患者には切迫性尿失禁がよく見られる。古来より伝わる中国医学では 治療に生姜と塩を介した灸が用いられる。
この方法が本当に効果があるのかキッチリと調べてみることにしたそうな。
・脳卒中発症後1年未満で切迫性尿失禁の患者120人を対象に、
・へその位置にあるツボShenque(CV8)上に、
・塩を敷いて生姜のスライスを置き、その上にもぐさを載せ灸を据える。
・この治療を1日1回x4週間行い、
・排尿頻度、QOL等を3ヶ月後まで評価する。
以上のような実験計画を建てた、
というおはなし。
おへそに塩 & 生姜スライス
感想:
こういう実験を真面目にやろうとする姿勢に感銘を受けた。
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