元2023 9月 スペイン
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2023年9月9日
2024年2月15日
驚きの発見!週90分未満の運動でも脳梗塞リスクが激減?最新台湾研究が示す新常識
元2024 2月 台湾
2019年11月5日
Stroke誌:脳卒中のあと座って過ごす3つのパターン
元
Movement Behavior Patterns in People With First-Ever Stroke
2019 10月 オランダ
十分な身体活動には脳卒中と再発のリスクを下げる効果がある。
ガイドラインでは週に150分の中高強度の運動が必要とされている。
しかし脳卒中経験者でこの基準を超えている者は17%に過ぎず、おおくは半分のレベルにも達していない。
脳卒中経験者は目覚めている時間の63-87%を座って過ごすという。
じゅうぶんな身体活動量があったとしても座っている時間が長いと死亡率が高いとする報告もある。
そこで、脳卒中経験者の身体活動量と座っている時間のパターンをくわしくしらべてみたそうな。
2022年9月6日
Neurology誌:運動してた脳内出血の死亡率
元2022 8月 スウェーデン
2017年10月4日
ランセット誌:通勤や家事は脳卒中予防にならないの?
元
The effect of physical activity on mortality and cardiovascular disease in 130 000 people from 17 high-income, middle-income, and low-income countries: the PURE study.
2017 9月 カナダ
身体活動量がおおいと脳卒中など心血管疾患が起きにくくなり死亡率も下がるという報告は数多くある。しかしこれら調査の多くは高所得国の余暇時間の使い方にフォーカスしたものがほとんどである。
そこで、十分な余暇時間をとれない中低所得国を調査対象にいれて非余暇時間(仕事や通勤 家事など)での身体活動量と心血管疾患との関連を大規模にしらべてみたそうな。
2003-2010に、カナダ、スウェーデン、アラブ首長国連邦、アルゼンチン、ブラジル、チリ、ポーランド、トルコ、マレーシア、南アフリカ、中国、コロンビア、イラン、バングラディシュ、インド、パキスタン、ジンバブエの健康な国民 計130843人から身体活動量についてのアンケートをとり、
平均6.9年間にわたり死亡率 心血管疾患(脳卒中、心筋梗塞など)の発生をフォローしたところ、
次のことがわかった。
・週当たりの身体活動量が増えるにしたがい死亡率および心血管疾患リスクは低下した。
・この関連は高所得国、中所得国、低所得国に共通で、
・余暇時間、非余暇時間に依らなかった。
余暇時間または非余暇時間にかかわらず、身体活動量がふえると死亡率や脳卒中など心血管疾患のリスクは低下する、
というおはなし。
感想:
都心に職場があると 通勤だけで1日の体力の9割が削がれる。終わりがみえない千日回峰行のようでメンタルがずたずたになる。むかしのはなし
2022年5月27日
身体活動が認知機能を改善する効果
元2022 5月 中国
2017年12月1日
仕事の運動量と脳卒中リスクについて
元
Association of Physical Activity With Risk of Major Cardiovascular Diseases in Chinese Men and Women.
2017 11月 中国
身体活動は脳卒中など心血管疾患の予防に重要である。
この数十年間で仕事やライフスタイルの変化から身体活動量は世界的に低下してきている。
身体活動量と心血管疾患の研究のおおくは先進国を対象にしたものなので 中国で大規模に調査してみたそうな。
中国の都市部と農村部の10地域から、平均年齢51、35-79歳で健康な男女487334人を抽出して身体活動量をしらべ7年半フォローしたところ、
次のことがわかった。
・この間に脳梗塞25647件、脳内出血5252件、心血管疾患死亡8437件があった。
・身体活動量の平均は1日たり21.5MET-hで、仕事由来の割合は男性で75% 女性では50%だった。
・トータルの身体活動量がおおいと心血管疾患リスクは最大で33%低下した。
・身体活動量が1日あたり4MET-h(早足の1時間歩行に相当)ふえると心血管疾患リスクは6%低下し、脳梗塞 脳内出血 死亡リスク別にみても5-12%低下した。
・これらの関連の強さは 身体活動が仕事や余暇時間のものであってもおなじだった。
・ただし仕事由来の身体活動量が1日あたり20MET-hを超えると脳内出血にかんしてはその関連が弱くなった。
中国では仕事や余暇の身体活動量がおおいほど脳卒中など心血管疾患のリスクがあきらかに低かった、
というおはなし。
感想:
椅子のないオフィスが流行ってるみたいだけど、エアロバイクつきのデスクにして発電と仕事を同時にさせれば脳卒中予防にもいいし一石三鳥。
ランセット誌:通勤や家事は脳卒中予防にならないの?
2017年1月21日
80歳以上の脳卒中を防ぐ方法がわかった
元
Physical inactivity is a strong risk factor for stroke in the oldest old: Findings from a multi-ethnic population (the Northern Manhattan Study).
2017 1月 アメリカ
80歳以上の人口割合が急増している。かれらへの脳卒中予防のための積極介入は多剤併用をまねきやすい。
しかし運動ならその心配はない。そこで高齢者の身体活動と脳卒中リスクとの関連をしらべてみたそうな。
平均年齢69の3298人に余暇の身体活動習慣をアンケートし、脳卒中の有無を14年間フォローしたところ、
次のようになった。
・80歳以上が17%を占め、40.8%は余暇の時間に身体活動がまったくなかった(仕事や歩行時間を含まない) 。
・14年間に391人が脳卒中になった。80歳以上と余暇の不活動があきらかに関連していた。
・80歳以上では、余暇活動がまったくないばあい脳卒中リスクは1.60倍だった。
・いっぽう糖尿病や高血圧、心不全は80歳以上にとっては脳卒中リスクではなかった。
80歳以上の高齢者にとって運動不足は脳卒中の強いリスク要因だった。運動をうながすことで容易に改善できるかもしれない、
というおはなし。
感想:
年金はあてになりそうもないので生涯 労働はつづく。要介護になって社会の負担にならぬよう、つかの間の余暇タイムにも運動が奨励される素敵なみらい。
2018年9月25日
Neurology誌:軽い脳卒中で済む運動の条件
元
Prestroke physical activity could influence acute stroke severity (part of PAPSIGOT)
2018 9月 スウェーデン
脳卒中に関係するライフスタイル要因として、血圧、運動、食事、肥満、ストレス、喫煙、飲酒、糖尿などが考えられる。
このうち「運動」にかんして、動物実験で脳卒中前の運動習慣が神経保護効果をしめすことがわかっている。
しかし人間では運動習慣があると神経症状が軽いとする報告があるいっぽうで効果はないとする報告もある。
そこで脳卒中まえの運動習慣と脳卒中の重症度との関連を大規模にしらべてみたそうな。
平均年齢73の脳卒中患者925人について、発症前の身体活動状況を申告してもらい神経症状との関連を解析したところ、
次のようになった。
・まったく運動しなかった患者にくらべ 軽-中程度の身体活動にあった患者は若年患者と同程度に神経症状は軽かった(NIHSS 0-5)。
・週4時間のウォーキングまたは やや強い運動を週2-3時間が効果的だった。
適度な身体活動があると若年患者とおなじくらい脳卒中は軽かった。週4時間程度のウォーキングが効果的である、
というおはなし。
感想:
平均すると1日30分間のウォーキング。微妙だ、、、
2014年5月18日
脳卒中後の不活発さはいつまで続くのか
元
Physical inactivity post-stroke: a 3-year longitudinal study.
2014 5月 イギリス
脳卒中から3年後までの身体活動レベルの変化を調べてみたそうな。
平均年令76の脳卒中患者74人について、入院中、1年後、2年後、3年後の身体活動状況を調べた。
activePALという装置を身体に付けて1日の活動度を計測記録した。
次のようになった。
・入院中、94%の時間は座るか寝た状態で過ごし、立位の時間は4%、歩行時間は2%だった。
・時間が経つにつれ座位、臥位の時間は減り歩数が増えた。
・3年後、立位の時間が18%、歩行時間が9%になった。
・ウツや左脳損傷、空間無視があると身体活動レベルが依然低かった。
脳卒中になるとほとんどの時間を動かずに過ごす。約1年で身体活動は大きく増加するが、その後の改善は緩やかである、
というおはなし。
感想:
病院の中ではあえて動かない人が優秀な患者。
ある程度動けるようになったら サッサと退院した方がいいと思う。
2017年9月22日
活動的だったひとの脳卒中予後は
元
Pre-stroke physical activity is associated with fewer post-stroke complications, lower mortality, and a better long-term outcome.
2017 9月 台湾
定期的で適度な運動は脳卒中予防になる。しかしそういった運動習慣が脳卒中のあとにおよぼす影響についての研究はすくない。
そこで、4万人ぶんの脳卒中患者データベースをつかって発症前の運動習慣と脳卒中後の合併症、長期的回復度との関連をしらべてみたそうな。
2006-2009の脳卒中患者39835人の記録を解析した。
仕事や家事 通勤をのぞいた余暇時間に、積極的な身体活動を 1回30分間x週3回x6ヶ月以上継続していた者を「活動的」と定義した。
次のことがわかった。
・活動的か否かで年齢や脳卒中の種類にかたよりはなかった。
・活動的だった患者は入院時の神経症状が軽く、
・合併症も少なく院内死亡率も低くかった。ただしICU滞在期間に差はなかった。
・1,3,6ヶ月後の機能的回復度も活動的だった患者があきらかに高かった。
脳卒中前に余暇時間を活動的に過ごしていた患者は性別によらず症状が軽く合併症も少なく、低死亡率で6ヶ月後の回復も良好だった、
というおはなし。
感想:
どうして労働時間の活動を含めないのかな?
仕事だけでクタクタなのにわざわざ運動しようと考える意識の高さが気持ちわるい。
出勤まえに皇居をジョギングするような人間にだけはなるまいと思っていたら脳が血を吹いてこのありさま。
2022年1月19日
2020年7月14日
心房細動を予防する方法
元2020 7月 アメリカ
2019年9月12日
くも膜下出血がおきやすい時間帯
元
Relationship between Circadian Variation in Ictus of Aneurysmal Subarachnoid Hemorrhage and Physical Activity
2019 9月 韓国
くも膜下出血の発生は24時間の概日(circadian)パターンをしめすとする報告が数おおくあがっている。
これには1日の身体活動変化の影響も考えられるが くわしい報告がないのでしらべてみたそうな。
2013年10月27日
難しい理屈やマッサージはあとにしてくれ 患者さんは歩きたいんだぞo(`ω´*)o
元
A mapping study on physical activity in stroke rehabilitation: Establishing the baseline.
2013 10月 スウェーデン
脳卒中になって間もない患者の身体活動状況を調べてみたそうな。
発症7日以上経過している平均年齢70の脳卒中入院患者104人について、ある平日の8:00-17:00の身体活動内容を10分刻みで記録した。
次のようになった。
・患者は概ね発症後20日ほど経過していた。
・患者は8:00-17:00の52%の時間を1人で過ごしていた。
・そして7%の時間が立っているまたは歩いている状態だった。
・PTと一緒にいる時間の43%は立位/歩行状態だった。
・立位/歩行状態にいる時間が長いほど、歩行自立度が向上した。
・また、年齢が高くなるほど立位/歩行状態にある時間が減った。
脳卒中患者の身体活動レベルは低い。もっともっと活動させることで自立を促すことのできる余地がたっぷりあることがわかった、
というおはなし。
感想:
逆の見方をすれば
PTと一緒にいてさえ そのうち6割の時間は座ってるか寝てるってこと。
なるほどそのとおりで、
1コマ40分のなかでマッサージとか姿勢のチェックみたいなことが延々と続いて、
けっきょく歩く時間は15分とか よくあった。
2013年9月14日
脳卒中専門病棟では46時間後には叩き起こされる
元
Physical activity patterns of acute stroke patients managed in a rehabilitation focused stroke unit.
2013 9月 オーストラリア
脳卒中専門病棟での身体活動状況を調べてみたそうな。
入院後14日間の身体活動状況を観察し、解析した結果、
次のようになった。
・130人の患者が対象になった。
・1日の45%の時間をベッドの外で過ごしていた。
・そしてPTとOTの時間があわせて58分間あった。
・発症から初めてベッドを離れるまでの平均は46時間。
脳卒中専門病棟ではとても早くに患者に活動させることがわかった、
というおはなし。
感想:
リハビリの時間が短いけど最初はこれでも全力が必要。
当然ながら患者はほとんどの時間を1人ベッド脇で過ごす。
2022年1月13日
脳出血を防ぐ運動時間は週に〇〇分未満でもOK
元2021 12月 台湾
2023年7月4日
歩く力が認知を変える:脳卒中リハビリの新パラダイム
元2023 6月 カナダ
2021年7月4日
nature.com:再発予防に向いていない運動パターンは
元2021 6月 中国
2013年4月14日
脳卒中患者に加速度センサーを着けて起きている時間を測ってみた
元
Changes in physical activity and related functional and disability levels in the first six months after stroke: A longitudinal follow-up study.
2013 4月 ノルウェー
脳卒中のあと6ヶ月間に身体活動がどう変化するのかを調べてみたそうな。
44人の脳卒中患者について入院14日以内、1、3,6ヶ月後の身体機能、バランス機能を評価した。
並行して1軸加速度センサーを脚に着けて、24時間の身体活動状況を記録し、関連を解析した。
次のようになった。
・ちゃんとデータが取れたのは28人分(男性15人、平均年齢79)だった。
・6ヶ月間で起き上がっていた(寝ていなかった)時間は92分→144分に増えた。
・1ヶ月後までは毎日2分間ずつ起き上がっている時間が増えていった。
・バランス機能や身体機能評価スコアと、起き上がっている時間は比例していた。
脳卒中後6ヶ月間の身体活動の回復状況をモニターすることができた、
というおはなし。
脚に着けたこのセンサーで寝ているか起きているかがわかる。
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