元2023 6月 日本
脳卒中患者の退院の際には、日常生活動作の能力に加えて、年齢、性別、家族構成、居住地域、社会リソースなどの要因が考慮される。
一人暮らしだった脳卒中患者が再び一人暮らしに復帰するための基準を社会的要因をふくめて日本人についてくわしくしらべてみたそうな。
元2023 6月 日本
元
Men who live alone run a greater risk of dying prematurely after stroke
2015 1月 スウェーデン
・発症後12年以内に亡くなってしまう者の割合は、一人暮らしで 36%、同居人ありで 17%だった。
・これを男性に限定するとこのギャップはさらに広がり、44% vs. 14%になった。
・この要因として 運動不足、飲酒などとの関連が確認できた。
・また、脳卒中経験者の12年内の(再発)脳卒中リスクは健常人に比べると10倍であり、
・記憶、注意力の低下が多くの者に見られた。
一人暮らしは脳卒中になりやすく回復しないは本当か?
一人暮らしで脳卒中になるとヤバイの?
高齢になると一人暮らしよりも夫婦世帯のほうが病院に行くのが遅れる
元2020 11月 日本
元
Impact of Living Alone on the Care and Outcomes of Patients With Acute Stroke.
2014 8月 アメリカ
・22.8%が一人暮らしをしていた。
一人暮らし vs 同居人あり の順で各項目を比較すると、
・平均年齢 74.6 vs 71.5
・女性の割合 61.5% vs 41.4%
・未亡人の割合 53.7% vs 12.3%
・独身の割合 21.5% vs 3.8%
・2.5時間内に病院に着いた 28.3% vs 40.0%
・血栓溶解治療を受けた 8.0% vs 14.0%
・退院後自宅に 46.0% vs 54.7%
・一人暮らしと死亡率、再入院率の関連はなかった。

元2024 6月 日本
元
Living alone predicts mortality in patients with ischemic stroke before 70 years of age: a long-term prospective follow-up study.
2016 5月 スウェーデン
・28%が一人暮らしだった。
・患者の一人暮らし死亡率は36% 同居人ありだと17%で、
・健常者ではそれぞれ 15%、9%だった。
・この関連は男性でのみ明らかで、女性では確認できなかった。

脳卒中の高齢一人暮らしがすぐに死んでしまう理由
元
Risk Factors of Sudden Death From Subarachnoid Hemorrhage
2017 7月 フィンランド
・くも膜下出血で98人が突然死して445人が入院した。
・喫煙量が増えるにしたがい入院よりも突然死するリスクのほうが高くなった。
・同様に収縮期血圧が高くなるほど突然死リスクが上がった。
・一人暮らしは突然死リスクが高く、入院のリスクは上がらなかった。
・50歳未満で標準血圧 非喫煙者のくも膜下出血での突然死例はなかった。
脳卒中で突然死 若年者のばあい
Quality of life after stroke: a prospective longitudinal study.
2010 12月 アメリカ
元
Prestroke Living Situation and Depression Contribute to Initial Stroke Severity and Stroke Recovery.
2014 12月 アメリカ
・一人暮らしの患者ほど入院時の神経症状が重くなく、機能回復も良好だった。
・一人暮らし患者は発症前の自立能力が高かった。
・ちなみに発症前のウツは女性に多く、ウツありの患者は予後が悪かった。
元
Habitual tub bathing and risks of incident coronary heart disease and stroke
2020 3月 日本
元2025 7月 中国
元2023 2月 日本
元
Dog Ownership and Survival After a Major Cardiovascular Event A Register-Based Prospective Study
2019 10月 スウェーデン
元2023 8月 ギリシャ
元
Impact of Life and Family Background on Delayed Presentation to Hospital in Acute Stroke.
2013 7月 日本
・1世帯に1人 または65歳以上の2人世帯の場合、発症から病院到着まで3時間以上かかるリスクが非常に高かった。
・夜間に発症した場合の病院到着遅延時間は家族構成により大きく異なった。
・特に高齢者2人暮らしの場合、3人以上の世帯に比べ遅延時間が非常に大きかった。
元2020 12月 アメリカ
元
Reversal of the Detrimental Effects of Post-Stroke Social Isolation by Pair-Housing is Mediated by Activation of BDNF-MAPK/ERK in Aged Mice.
2016 4月 アメリカ
・3日間死亡率 7.1% vs. 14.2%、 3週間死亡率 19.0% vs. 28.5% でいずれも孤立グループが高かった。
・梗塞の体積は明らかに孤立グループで大きかった。
・感覚運動障害および学習、記憶能力がペアグループで大きく改善した。
・シナプス可塑性に関するいくつかの遺伝子の発現が両グループで異なっていた。
・ペアグループでは脳由来神経栄養因子BDNFが増加しミエリン構成タンパク質を調整していた。

一人暮らしの男性脳卒中経験者はなぜ長生きできないのか?
元
Acute phase factors associated with the course of depression during the first 18 months after first-ever stroke.
2015 2月 ノルウェー
・抑うつレベルは18ヶ月間 ほぼ一定だった。
・急性期に身体機能の低い、発症時に一人暮らし または失業中の患者は 抑うつスコアが高かった。
元
Poststroke suicide attempts and completed suicidesA socioeconomic and nationwide perspective
2015 4月 スウェーデン