元2023 9月 韓国
~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!
2023年12月31日
【緊急警告】アスピリン、東アジア人には高リスク?
2023年7月28日
アスピリンの暗黒面:脳出血増大 JAMA
元2023 7月 オーストラリア
2021年8月9日
Stroke誌:抗血小板薬のいけない組み合わせ
元2019 6月 オランダ
2025年3月1日
アスピリンは救世主か、それとも危険な賭けか――43万人調査が暴く“脳卒中一次予防”の光と影
元2025 2月 イギリス
2021年10月29日
Stroke誌:アスピリンで脳梗塞になったら次の手は、、
元2021 10月 アメリカ
2023年6月26日
2016年5月13日
アスピリンに脳卒中予防効果はあるのかないのか
元
Aspirin for Stroke Prevention in Elderly Patients With Vascular Risk Factors
2016 5月 日本
脳卒中再発予防の抗血小板薬として アスピリンは世界でひろく使用されている。しかしアスピリンの脳卒中一次予防効果については議論が多く しかもアジア人でのエビデンスはほとんどない。
そこで アスピリンの脳卒中予防効果を日本人で大規模に調べてみたそうな。
60-85歳で高血圧、脂質異常、糖尿病などをもつ14464人についてアスピリン処方グループとアスピリンなしグループに分けて5年間フォローしたところ、
次のようになった。
・この間の脳卒中発生率は両グループでほぼ同じだった。
・アスピリングループでは脳梗塞とTIAが少なかったが有意なほどではなかった。
・アスピリングループで脳内出血が多かったが有意な差ではなかった。
・しかし70歳以上で喫煙習慣や糖尿病がある場合、アスピリンの脳卒中予防効果は明らかに 無かった。
アスピリンの脳卒中予防効果は、少なくとも脳卒中のリスク要因を持つ70歳以上の日本人では まったくその効果が認められなかった、
というおはなし。

感想:
効果がひじょうに微妙だということはよーくわかった。
追記:
NEJM誌:アスピリンは予防効果ないうえにとても危険
2021年10月21日
アスピリンとコーヒーを両方飲むと脳出血?
元2021 9月 アメリカ
2017年9月1日
アスピリンを長く使うとワルファリンよりも出血する
元
Long-term aspirin does not lower risk of stroke and increases bleeding risk in low risk atrial fibrillation ablation patients.
2017 8月 アメリカ
心房細動があると脳梗塞をおこしやすくなる。
カテーテルアブレーションで心房細動治療をすると脳梗塞を起こすリスクが大いにさがるため、血栓予防のためのワルファリンをやめて代わりにアスピリンを長期にわたり使用する習慣がある。
しかしこれにはあまり根拠がない。
そこでカテーテルアブレーションで心房細動を治療した患者へのアスピリン長期使用の影響をしらべてみたそうな。
心房細動でカテーテルアブレーション治療を行った患者4124人の記録から、
1年後、3年後の脳卒中、腸管出血、泌尿器出血とアスピリンやワルファリン使用との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・3年後、全体の5.9%はワルファリンを、18.6%がアスピリンを使用し、75.5%はどの薬も使用していなかった。
・脳卒中発生率は、ワルファリン 1.4%、アスピリン 3.0%、薬なし3.9%だった。
・腸管出血発生率は順に、0.8%、1.9%、1.1% だった。
・泌尿器出血は順に、1.7%、2.8%、2.1% だった。
・アスピリン使用グループではワルファリンや薬なしグループにくらべ明らかに脳卒中リスクが高かった。
カテーテルアブレーションで心房細動を治療した患者の長期アスピリン使用は、脳卒中予防になんの役にも立たないばかりかワルファリンよりも出血のリスクが高かった、
というおはなし。
感想:
ワルファリンは殺鼠剤にも使われるから出血力はアスピリンの比ではないとおもっていた。でも 何年も使うとアスピリンのほうが効いてくるんだな、、
2021年7月26日
再発予防によい抗血小板薬の組み合わせ
元2021 7月 韓国
2019年6月20日
アスピリンの脳梗塞予防効果と安全性
元
Aspirin for Primary Prevention of Cardiovascular Events
2019 6月 エジプト
アスピリンは心筋梗塞や脳梗塞の再発(2次)予防薬として用いられている。しかし1次予防の効果と安全性については調査により結論が異なっている。
これまでの調査にさいきんの臨床試験↓
JPAD 2 study (Japanese Primary Prevention ofAtherosclerosis With Aspirin for Diabetes)
ARRIVE (Aspirin to Reduce Risk ofInitial Vascular Events)
ASCEND(AStudyofCardiovascular Events in Diabetes)
ASPREE(Aspirin in Reducing Events in the Elderly)
をくわえてシステマティックレビューをこころみたそうな。
2018年9月19日
NEJM誌:アスピリンは予防効果ないうえにとても危険
元
Effect of Aspirin on Cardiovascular Events and Bleeding in the Healthy Elderly
2018 9月 オーストラリア
アスピリンの脳卒中など心血管イベントの1次予防効果についてはいまだ結論がなく、その恩恵をもっとも受けるであろう高齢者で命にかかわるような出血がおきているという報告がいくつもある。
しかしこれらの報告はサンプル数がじゅうぶんでなかったので、大規模にきっちりと確かめてみたそうな。
2022年7月13日
アスピリン使用者のくも膜下出血は「即死」
元2022 7月 イギリス
2019年5月15日
こんな人がアスピリンで脳内出血 JAMA Neurol.
元
Frequency of Intracranial Hemorrhage With Low-Dose Aspirin in Individuals Without Symptomatic Cardiovascular Disease- A Systematic Review and Meta-analysis
2019 5月 台湾
心筋梗塞や脳梗塞の再発予防にアスピリンは期待されている。しかし1次予防効果については出血のリスクが予防効果を上回るとする報告がすくなくない。
とくに頭蓋内での出血は死亡率が高く深刻である。
頭蓋内出血には、脳内出血、くも膜下出血、硬膜下と硬膜外の出血がある。これら種類別のメタアナリシスは無いので最新の報告も含めてくわしくしらべてみたそうな。
冠動脈疾患や脳卒中、末梢動脈疾患のない者への低用量アスピリンの効果について1966-2018のランダム化比較試験を厳選し、
データを統合再解析して、頭蓋内出血のリスクを評価したところ、
次のようになった。
・被験者134446人を含む13のアスピリンの1次予防効果についてのランダム化比較試験がみつかった。
・アスピリン使用者の頭蓋内出血リスクは非使用者の1.37倍だった。
・とくに、硬膜下 硬膜外出血のリスクが脳内出血やくも膜下出血よりも高かった。
・アスピリンによって脳内出血をおこしやすい特徴はアジア人や低BMIの者だった。
1次予防目的のアスピリンの使用は頭蓋内出血リスクの上昇と関連していた。とくにアジア人または低BMIだと脳内出血リスクが高かった、
というおはなし。
感想:
アジア人データは日本のものなので、やせた日本人はとくに注意。
「血液サラサラ」とは血管の外にサラサラと流れ出るの意味のようだ。
NEJM誌:アスピリンは予防効果ないうえにとても危険
2019年10月7日
アスピリンの予防効果と安全性
元
The Efficacy And Safety Of Aspirin As The Primary Prevention Of Cardiovascular Disease- An Updated Meta-Analysis
2019 9月 中国
脳卒中など心血管疾患へのアスピリンの2次予防効果はあきらかである。
しかし1次予防効果については結論がでていない。低用量アスピリンはアメリカでは推奨されているが ヨーロッパでは推奨されていない。
そこで、さいきん公開された臨床試験 ASPREE, ARRIVE, ASCEND 等をふくめてメタアナリシスをやり直してみたそうな。
2016年5月19日
ランセット誌:脳虚血かな?と思ったらアスピリン飲め
元
Effects of aspirin on risk and severity of early recurrent stroke after transient ischaemic attack and ischaemic stroke: time-course analysis of randomised trials
2016 5月 イギリス
これまでアスピリンによる脳梗塞の再発予防効果は長期的にはわずか(~15%)であると考えられてきた。
しかし再発の多くは早い時期に起きることから短期の経時的な予防効果を調べなおしてみたそうな。
16万人の被検者データを含む脳梗塞の再発研究12件について、
アスピリン使用者の再発結果を 6週間後、12週間後で評価したところ、
次のことがわかった。
・6週間時点での脳梗塞再発リスクはアスピリン使用者で60%低下し、障害を残すリスクも70%以上低下した。
・この効果はTIAや軽微な脳梗塞経験者で顕著だった。
・12週間を過ぎると この効果は確認できなかった。
TIAや軽微な脳梗塞のあとのアスピリンは 再発のリスクをこれまで考えられてきた以上に低下させる。頭の血管詰まったかな?と思ったらすぐにアスピリンを飲むように人々に周知するべきではないか、、
というおはなし。

感想:
これ↓思い出した。
アスピリンに脳卒中予防効果はあるのかないのか
追記:
NEJM誌:アスピリンは予防効果ないうえにとても危険
2020年3月18日
アスピリンでくも膜下出血を予防できる?
元
Association between aspirin use and risk of aneurysmal subarachnoid hemorrhage- a meta-analysis
2020 3月 中国
くも膜下出血の発生率は、年間10万人あたり 全世界では9人、中国2人、中南米4.2人、フィンランド19.7人、日本22.7人 である。
28日間の致命率は42%で、生存者の50%が障害を負う。85%は脳動脈瘤の破裂によるという。
脳動脈瘤の治療技術の進歩にもかかわらず、その発生率にあきらかな変化はない。
脳動脈瘤の破裂には炎症反応が強く関わっていると考えられていて、抗炎症薬でもあるアスピリンは脳動脈瘤の破裂予防薬として期待されている。
しかしその効果については見解が一致していないので、これまでの研究のメタアナリシスから検証してみたそうな。
2018年7月14日
軽い脳梗塞にはアルテプラーゼよりもアスピリン
元
Effect of Alteplase vs Aspirin on Functional Outcome for Patients With Acute Ischemic Stroke and Minor Nondisabling Neurologic Deficits
2018 7月 アメリカ
脳梗塞患者が4.5時間以内に入院できたとしても、その神経症状が軽微な場合には血栓溶解療法のアルテプラーゼ薬は使用しないことになっている。
しかしそれら患者のうち30%は 90日後になんらかの機能障害が残ることがわかっている。この問題を回避するために症状の軽い脳梗塞であってもアルテプラーゼを使うことが最近のトレンドとなっている。
そこで症状の軽い脳梗塞患者へのアルテプラーゼの効果と安全性を、アスピリンのそれと比べてみたそうな。
2022年6月28日
再発予防のアスピリン 60kg未満は出血に超注意!
元2022 6月 中国
2021年7月30日
nature.com:抗血小板薬で再発予防のカラクリ
元2021 7月 台湾
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