元
2023年10月、米国のメディケア・メディケイドサービスセンター(CMS)は、頸動脈ステント術(CAS)の保険適用範囲を再検討することを決定した。
従来、CASは主に高リスク患者や症状がある患者に対して適用されていたが、今回の議論では、無症状の患者や標準的なリスクの患者にまで適用を広げる可能性が検討されている。
しかし、この拡大には、患者に対するリスクと利益のバランスが取れているのかという疑問が提起されている。
そこで、CASと従来の治療法との違い、手術リスク、そして保険適用拡大の背景についてくわしくしらべてみたそうな。
今回のCMSによる適用拡大を巡る議論においては、主に過去10年間に発表された4つの大規模な無作為化比較試験(RCT)が根拠として挙げられている。これらの試験では、CASと頸動脈内膜剥離術(CEA)の効果が比較され、どちらが患者にとって有益かが評価された。
CASは、主に頸動脈の狭窄を改善するために使用される低侵襲的な手技で、血管にステントを挿入して血流を改善する。一方、CEAは開放手術であり、首を切開してプラークを除去する手術だ。これら2つの治療法は、どちらも脳卒中リスクを減らすために行われるが、手術リスクや侵襲性に違いがある。
次のことがわかった。
・RCTの結果によれば、CASとCEAの間で治療結果は概ね同等であるとされている。しかし、CASでは脳卒中や神経損傷のリスクがやや高いことが示されている。
・一方、CEAは開放術であるため、感染リスクや出血、神経損傷といったリスクがあるが、手術経験豊富な施設でのCEAは成功率が高い。
・また、CASの適用拡大を支持する意見としては、「低侵襲であり、手術が難しい患者にも適用できる」という点が強調されている。
・しかし、反対意見として、無症状患者や標準リスク患者にまで適用範囲を広げることは、不要なリスクを患者に課す可能性があるとされている。
保険適用の拡大が進む中で、CASは経済的なインセンティブに基づいて推進されている可能性がある。CASは高度な医療機器や手技を必要とするため、1回あたりの保険請求額が高額となり、医療機関や医師にとっては大きな利益を生む治療法である。一方で、無症状の患者や標準リスクの患者にまで適用が広がることで、本来必要のない治療が行われる可能性が懸念されている、
というおはなし。
うごくよ
感想:
脳卒中予防のためのステント留置術は、低侵襲のはずなのに脳卒中を起こしやすい。
けれど、1回のステント留置術で500万円くらい保険請求ができる。
抗血栓療法でちまちま稼ぐよりも効率がいい。
さらに、無症状の人にも保険適用できれば患者爆増で大儲け、ってこと。
さもありなん
「日本の99.9%以上の医師は、新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも黙認した。これは後世に語り継がれるべき事実である。
当時の医師は、地域の人々から厚い信頼を寄せられ、また彼らの中には家庭で立派な親である者もいた。」edited by
GPT-4
予想外の人口減少が拡大中。2019年までの自然減傾向から予測される外挿値とくらべて、現在すでに100万人以上が「余計に」亡くなっている。