元
脳卒中は、世界的に見ても死因および身体障害の主な原因となっている。
毎日お茶やコーヒーを摂取している人は人口の50%以上にのぼり、これは人口全体において重要な影響を及ぼす可能性のある習慣である。
そこで、お茶やコーヒーの摂取と脳卒中との関連性をINTERSTROKE研究のデータをもちいてくわしくしらべてみたそうな。
INTERSTROKEは、32か国における初回脳卒中を対象とした大規模な国際比較症例対照研究である。
参加者は、コーヒー、緑茶、紅茶、その他の茶について、「1日に何杯飲みますか?」という質問を受けた。
次のことがわかった。
・INTERSTROKE研究から13,462例の症例と13,488例の対照者を抽出した。平均年齢は61.7歳(13.4歳)、59.6%(n=16,010)が男性であった。
・全体では、19.4%(n=5,239)がお茶・コーヒーを摂取しておらず、47.0%(n=12,666)がお茶のみを、14.9%(n=4,024)がコーヒーのみを、18.6%(n=5,021)が両方を摂取しており、地域による大きな違いが見られた。
・コーヒーの摂取量が少ないまたは中程度の場合、脳卒中との間には関連性は認められなかったが、1日4杯以上の多量摂取の場合は、すべての脳卒中または脳梗塞のリスクが高くなることが明らかになった。
・お茶の消費量は、すべての脳卒中または脳梗塞のリスク低下と関連していた。
4杯以上のコーヒーの多量摂取は、脳卒中のリスク上昇と関連していた。低~中程度のコーヒー摂取は脳卒中と関連していなかった。
それとは対照的に、お茶の消費は常に脳卒中のリスク低下と関連していた、
というおはなし。
感想:
脳が血を吹く前、ペットボトルのブラックコーヒーをよく飲んだ。
いまでも眠気覚ましに薄いインスタントコーヒーをすこし飲む。
ちょっと飲み過ぎると左手足がしびれてくるからすぐにやめる。