元
脳卒中患者は、その障害の結果として、身体的・心理社会的に様々な問題に直面している。
視覚芸術をもちいた介入とは、参加者に視覚芸術の構造化された活動をとおし、健康関連の成果を得るための批判のない安全な環境を提供することを指す。
最近のエビデンスでは、視覚芸術をベースとした介入が、脳卒中患者の全人的な幸福を促進する可能性があることが示されている。
しかし、そのエビデンスは限られているのでメタアナリシスにより効果と方法をくわしくしらべてみたそうな。
次のようになった。
・483人の脳卒中患者をふくむ7件のランダム化比較試験が含まれた。
・抑うつ症状(標準化平均差[SMD]:-1.14、95%信頼区間[CI]:-1.67~-0.61;3研究;中等度の証拠の質)、
日常生活動作(SMD:0.96、95%CI:0.24~1.69;4研究;低い証拠の質)、
上肢機能(SMD:0.83、95%CI:0.42~1.24;2研究;低い証拠の質)
に対する視覚芸術ベースの介入の統計的に有意な効果が示された。
視覚芸術に基づく介入は、脳卒中患者の抑うつ症状、日常生活動作、上肢機能に好ましい効果をもたらす。しかし、エビデンスの質は非常に低いものから中等度のものまで幅があった。視覚芸術に基づく介入の効果的な方法を示すエビデンスは限られていた、
というおはなし。
感想:
手を動かさないといかんみたい。鑑賞だけではだめ。
このところAI挿絵作りが楽しくて仕方がないんだけど、キーボード打ちまくるからこれも視覚芸術的活動とおもう。